山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

白雲山(5)

【2017年8月8日(火)】白雲山
然別湖畔を散策中。
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こちらは営業中の「然別湖畔温泉ホテル風水」。
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正面は唇山こと天望山(1174m)。
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その右に白雲山(1186m)。
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よくよく見ると、天望山の頂上にも雲が覆いかぶさりそう。
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もうお昼だというのに、十勝平野の雲海の勢力は衰えていないのか。

湖畔のテラスに下りてみると、清野正次(1880~1946年)夫妻の碑があった。
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訓読を読むと、大正12年(1923年)に「余始メテ然別湖ノ勝景ヲ天下ニ唱道ス」とある。
「扇ヶ原」も「天望山」も「凌雲山」も、自身の命名で、ここに温泉場を開いて、この地に骨を埋めるつもりでいたが、故あって、この地を離れるにあたり、この石碑を建てた(昭和15年)のだという。
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ネットで調べてみたら、清野翁は「然別湖畔温泉開発の祖」と呼ばれているらしい。
さっき、上で見た林豊洲の碑には「然別湖開発の父」とあった。
その碑文によると、林がこの地に初めて来たのは大正14年なので、清野より2年遅い。
どういうことなのだろう。
ちょっと調べたところでは、どうやら林は温泉の使用権を清野から買い取ったようだ。
林はその後、昭和6年に「ホテル光風館」を開業。
清野がこの地を離れるのは昭和15年なので、10年近くは共存していたことになる。
清野は、当初は林のもとで働いていたのだろうか。
その後、仲違いして出て行かざるを得なくなったのか。
だとしても、林が清野の建碑を許しているくらいだから、「決裂」というほどではなかったのか。
いろいろと想像は膨らむが、よく分からない。
「清野正次の足跡:然別湖畔温泉開発の祖」(高橋行夫著)という書物が出ているので、それに詳しいのかもしれない。

側面には娘?が詠んだ句が彫り込んであった。
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「父拓く四方に芽ぶける湖あをし」。
然別湖を拓いたのは「父」であるという強烈な矜持がうかがえた。

ちなみに、「光風館」はその後、昭和24年に焼失。翌年、北海道拓殖鉄道が買収し、昭和29年に「然別湖畔温泉ホテル」として営業を再開。現在の「風水」に至っている。
拓殖バスがなぜ1日4往復も運行しているのか不思議だったが、それでちょっと合点がいった。

ボートや遊覧船の経営も「風水」が担っているように見えた。
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隣には、そういう紆余曲折とは無縁の金子兜太の句碑が立つ。
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「初夏の月放ちてくちびる山幼し」。いい句だ。

水原秋桜子の句碑もあった。
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「葛しげる霧のいづこぞ然別」

秋桜子は昭和38年に当地を訪ねており、その時の作句。
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建立は昭和55年で、北海道唯一の秋桜子の句碑だそうだ。

岸辺に下りてみた。水はそんなに冷たくない。
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見上げると、白雲山にも雲がかかってきた。
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天望山もかなりやばい。東ヌプカウシヌプリ(1252m)は大丈夫だろうか。
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遊覧船が出港した。時刻はちょうど正午だ。
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足湯を見つけたので、行ってみた。
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疲れた足をしばらく休ませてもらった。
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ネイチャーセンターの食堂で何か食べようかとも思ったのだが、昼飯にするつもりで、今朝、アルファ米の五目御飯に水を入れてきてあったので、車に戻って、さみしくそれを食べた。
朝露で濡れた雨具や靴、ソックスなどは散策の間、車の屋根やダッシュボードに置いておいたので、多少は乾いていた。

この後、東ヌプカウシヌプリに登る予定だったが、あいにく再び雲に隠れてしまったので、断念。
タウシュベツ川橋梁見学に切り換えた。
その前に、然別湖の奥にある山田温泉を見学に行かねばならない。
本来なら、山田温泉経由で幌鹿峠を越え、糠平湖に出れば、タウシュベツ川橋梁はわりと近いのだが、昨年の台風の影響で、幌鹿峠は通行止め。
山田温泉からまた引き返して、瓜幕、上士幌経由とかなり大迂回をしなければならない。
本当に昨年の台風の爪跡はとてつもなく大きい。

発車した途端、こんな看板を発見。
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なんと南ペトウトル山(1345m)には登れたんだ。
確かに地形図を見ると、登山道が記されている。
一瞬、東ヌプカの代わりに登ろうかと思ったが、登山口からして、この状態。
ほとんど廃道になっているのではという気がして、止めておいた。
帰宅後、ネットで調べてみたら、ササはうるさいものの、踏み跡はしっかりしており、とくに問題ない感じだった。
ただし、眺望はほとんどないとのこと。
今度、東ヌプカに登りに来る時はあったらセットで登ることにしよう。

湖岸の道を山田温泉に向かうと、途中、工事のため片側交互通行になっているところがあった。
でも、誘導のおじさんは、進んでいいのか、止まらないといけないのか、全く分からない動き。
念のため止まったら、声をかけてきた。
「こっちは通行止めだよ」
「峠は越えません。山田温泉までです」
「あそ」
ちょっとむかついたので小言を言ってあげた。
「あなたね、その動きじゃ、行っていいのか止まれなのか、全然わかんないよ。人の命かかってるんだから、ちゃんとやりな」
「・・・」

遊歩道を歩いている時、対岸に見えた青いものは別荘の屋根か何かかと思っていたら、崖崩れをした箇所を保護するブルーシートだった。
ところどころに爪跡が残っていることを実感した。

山田温泉には然別温泉から10分ほどで着いた。
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ひなびていて、私好み。
「年56日だけ入れる温泉」という宣伝文句にもそそられた。
でも、ここで入っても、夕方にもう一度入らないといけなくなるので、次回を期すことにした。

温泉の建物のすぐ横に、「然別湖のぬし山田角太を顕彰す」の石碑があった。
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山田角太はその名から想像される通り、山田温泉を開業した人物だ。
1933年(昭和8年)のことである。
一方、然別湖でオショロコマの人工養殖に初めて成功。その功績を讃え、1973年に当時の町村金吾北海道知事の揮毫で建碑されたものだ。
「祖」とか「父」とか「ぬし」とか、然別湖にはたくさんのレジェンドがいる。
それも「秘境」故なのだろう。

然別湖の北端にあるキャンプ場。
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ここは、1983年、大学時代の自転車部の夏合宿で泊まった懐かしい場所だ。

再び然別湖畔温泉街を通過し、東ヌプカの登山口がある白樺峠に向かう。
その途中、駒止湖が見えるポイントがあったので、車を停めて撮影。
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湖畔に行く道はあるのだが、今回は上から眺めるだけにしておく。
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ここも神秘的な雰囲気をたたえている。
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だが、ここから見る東ヌプカもやはり頂上にはガスがかかっていた。
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登山口まで来ても、この通り。
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わざわざガスの中に突入する気にもならず、やはり今回は見送ることにした。
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十勝平野はまだ雲海の下なのだろうか。
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少し下って、振り返ってみると、東ヌプカの雲はすでに雲海によるものではなく、もしかしたら南面は見えそうな状況。
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扇ヶ原まで下ってくると
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この通り、十勝平野が見えるではないか。
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ただ、かなり霞んでいることは事実。
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いわゆる高曇りだ。
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まあ、東ヌプカ見送りは間違っていなかっただろう。

朝、立ち寄った大島亮吉展望所まで下りてきて、眺めても東西ヌプカの頂上部は雲の中。
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これで「正解」であることが証明された。

干し草ロールの運搬作業が行われていた。
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東瓜幕のホクレンで給油。士幌で左折し、糠平湖へ向かう。

途中、旧国鉄士幌線の橋梁群をいくつか見学した。
まずは第三音更川橋梁。
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全長71mのコンクリートアーチ橋で、1936年(昭和11年)に完成したものだ。
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一部は木々の陰に隠れている。
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これは国の有形登録文化財に「指定」されている。
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あの上を歩いてみたいものだ。
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コンクリート製だが基礎は川原石で石垣を組んであった。
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(つづく)
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白雲山(4)

【2017年8月8日(火)】白雲山
天望山(1174m)の頂上から、東雲湖が見えるところまで下ってきた。
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ちょっと日本離れした風景だ。
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普通にシャッターを押すだけで芸術的な写真になってしまうほど。
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数十m上をガスが通り抜けていく。
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登山道は昨年の台風によると思われる倒木が激しい。
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根こそぎ倒れると、地中の石が剥き出しになる。
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ササやぶを抜けると、飛び石の道だ。
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東雲湖の標柱が見えた。
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何となく踏み跡があり、湖畔まで行けそうだったが、今回はやめておいた。
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それより、ちょっと休憩。やぶこぎで疲れちゃった。
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靴を脱いで、足を少しほぐしてから出発。
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平らな岩に落書きを発見。どうして、こんなことがしたいのかねえ。
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実は、1991年の夏に、家族でここまで来たことがある。
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あの時は然別湖畔温泉から遊覧船で、近くの桟橋まで来ることができた。
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帰りは湖岸沿いの遊歩道を歩いて温泉に戻ったのだった。
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あの時は、ナキウサギを見つけることができたっけ。
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(写真と関係のないコメントですいません)

この幼木はトドマツかな。
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東雲湖から湖畔まで、あの時の記憶よりも距離があった。
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時々見かける、この白い植物はずっと名前が分からないままだ。
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立ち枯れではないが、随分やつれた感じ。
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ナキウサギや~い! 今回は鳴き声も聞けなかった。
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そろそろ東雲湖ともお別れ。
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ゴゼンタチバナ。
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手をかざしてみたが、風穴ではなかった。
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なかなか湖畔には着かない。
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でも、ここはそれなりに歩かれている印象だ。
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このササは白い縁取りがないのでクマザサではない。チシマザサ(根曲り竹)か。
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幹のこぶから若芽が出ていた。
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やっと湖が見えてきた。
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湖に出る道がないので、無理やり出てみた。
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青い。
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透き通っている。
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然別湖畔温泉と1365m峰。
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しかし、あの時にはあった桟橋が見当たらない。
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調べてみたら、遊覧船の途中下船は1996年に止めてしまったようだ。
桟橋の痕跡もないことに驚いて、遊歩道に戻る。
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ミミコウモリがたくさん咲いていた。
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ツバメオモトの実も。
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キノコも。
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湖岸の道なので、ほぼ平らだ。
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時々、湖面が見える。
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しかし、この遊歩道が想像以上に長かった。
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息子はまだ3歳になっていなかったのに、よくこんなに歩いたものだ。
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こんな景色も見えていたはずだが、ほとんど記憶にない。
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覚えているのは遊歩道が終わって舗装道路に出た時、走り出した息子が転び、額を強打。大量の血を流したことだ。
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その痣はまだ残っている。

湖畔に出てから30分以上かかって、やっと天望山分岐を通過。
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まだ半分だ。先は長い。
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モンシロチョウ?
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時々、湖面が見えると和む。
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しかし、こんな長い道を歩く観光客は滅多にいないだろう。
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切り株にキノコ。
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いい加減、飽きてきた。
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早く、あそこでひと息つきたい。
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ソフトクリーム売ってるかな。
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いずれもレイクビューのいいお部屋なんだろうなあ。
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それにしても静かな湖だ。
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遊覧船は1時間おきの運航のようだ。
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取水口。
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ちなみに、然別湖は火山活動によるせき止め湖である。
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登山口のあるあたりから然別川が十勝平野に向かって流れ出している。
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よく見ると小魚が見えた。
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固有種のミヤベイワナの稚魚だったりして。
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湖面の標高は810m。
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水深は108mだそうだ。
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周囲は13.8km。
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これはまだ同定できていない。
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そろそろ登山口に着く頃かな。
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右手に別荘らしき建物が見えてきた。
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これを過ぎると間もなく白雲山登山道に合流。
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で、やっと登山口に到着。1周に5時間以上かかった。
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こんなに時間がかかるとは思わなかった。
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もう昼なのに、依然としてあちこちに雲がある。
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とにかく、ザックを車に放り込み、旧道を行けるところまで行ってみた。
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でも、新道に合流しているが柵があったので、戻らざるをえなかった。

では、然別湖畔温泉に向かおう。
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温泉にはすぐ着いた。広い駐車場に車を停めて、あたりを散策する。
この建物は従業員の宿舎かな。
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対岸から向かって左側に見えた「ホテル福原」は耐震補強のため今年3月から休館中だそうだ。
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全面改築も含め検討するため、再開時期については未定とのこと。
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湖畔トンネルは新道。
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有名な「唇山」は天望山のことだった。
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湖畔まで下りてみよう。
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ここへは帯広から拓殖バスが運行している。平日の方が多く1日4往復。
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然別湖ネイチャーセンター。
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然別湖固有のマンホール。
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然別湖の開発に尽力した林豊洲の顕彰碑。
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林豊洲は十勝毎日新聞社の創業者で、十勝小唄の作詞者として「根室本線2」の項でも紹介させていただいた。

(つづく)
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白雲山(3)

【2017年8月8日(火)】白雲山
白雲山(1186m)から天望山(1174m)に向かっている。
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縦走路はあまり歩かれていないようで、ササやぶがかなり濃い。
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鞍部まで約230mも下らなければならない。もったいない。
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このあたりはノリウツギをよく見かける。
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足元にはツリガネニンジン。
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白樺林が美しい。
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ササがだんだん深くなってきた。
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ヤナギラン。
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またまたノリウツギ。
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山盛りだ。
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こうなったら、もう勘で歩くしかない。
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足元は見えないけど、踏み跡はしっかりしている。
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右手、南斜面は依然としてガスが濃い。
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な、なんだ、このキノコは!
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色がきれいというか不気味というか。
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ほぼ鞍部まで下りてきた。
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正面に天望山への登り道が見える。
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ここはガスの通り道のようで、風景が霞んでいる。
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鞍部から然別湖方面を望む。やはり、よく見えない。
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道標に従い、右に舵を取る。
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アザミ。
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少し登ったところで、これはもうスパッツでは足りないと判断。
朝露に濡れないよう、雨具の下を履いた。
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キオン。
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サラシナショウマ。
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う~ん、幻想的だ。
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白樺とノリウツギ。
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またまたアザミ。
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アズマギクだろうか。
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直進は通行止め。右に大きく旋回する。
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自然の階段にアキノキリンソウの門。
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下った分だけ、登り返す。
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これが結構きつい。
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生きている倒木。
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地形図を見ると天望山には4つのピークがある。
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その中央のくぼみを通って登っていく感じだ。
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右手に見えるのがピークの1つ。
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それにしてもやぶが深い。
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タカネナデシコ。
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左側(北)は素晴らしい青空。
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いや~、こんな色見たことない。
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正面を見ると、右半分が雲。
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おや、早くもススキが姿を現した。
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ここは右側のピークが雲の流れ込みを防いでくれているようだ。
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まるで絵に描いたような色合いである。
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ヨツバヒヨドリ。
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天望山の頂上台地に乗った。
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当たり前だけど、白樺の幹が真っ白。
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さあ、間もなく頂上だ。
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最後の登りで
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コオニユリのお出迎えを受けた。
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お、湖が見えたということは
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登頂ということだ。時刻はちょうど9時。
白雲山から、ほぼ1時間かかった。
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こちらには三角点があった。
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それにしても雨具がずぶ濡れ。履いて大正解だった。
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ここからも見事な展望が広がった。
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樹木があるので、白雲山ほどではないが。
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ウペペサンケ山(1848m)。
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もしや、これはニペソツ山(2013m)?
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大満足の表情。
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中央が南ペトウトル山(1345m)。
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然別湖畔温泉
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緑の半島。
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南ペトウトル山の左にある1365m峰。
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右にある1414m峰。
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ここで20分ほど、のんびりしてから出発。
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この先はさらに深いやぶだ。
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次のピークは登らずに、右へズレていく。
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もう泳ぐ感じだ。
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一瞬、熊かと思って、びっくり。
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天望山を振り返る。
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二つのピークの間を抜けていく。
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白樺林は気持ちがいい。
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このあたりのアザミはまだつぼみ。
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それにしても、想像以上の悪路だ。
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雨具の上も必要なくらい。
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オオカメノキ。
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ゴゼンタチバナ。
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ひたすら、こぐ。
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遮二無二こぐ。
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さらには急な下りになる。
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岩があった方がやぶこぎをしなくて済む。
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おや、ガスの中に沼のようなものが。
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東雲湖だ。
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なんと幻想的なこと。
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この谷はガスの通り道だ。
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ササ原も遠くから見ると、きれいなんだけど、歩くと地獄だ。
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湖岸に沿った道のようなものが見えるが、たぶん今は通れないのだろう。
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ひゃ~、葉祥明の絵みたいだ~
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(つづく)

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白雲山(2)

【2017年8月8日(火)】白雲山
今日は、然別湖の南岸にある白雲山(1186m)に登っている。
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頂上手前の1130mピークを過ぎて間もなく道は平坦になった。
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右手はやはりガスっているが、光が混じり合って不思議な雰囲気。
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この山で初めて見たハイオトギリ。
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鞍部に達すると、道は右にカーブを切った。
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そして、いきなり急な登りとなる。
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ちょっと登ってから、下草がうるさそうなのでスパッツを装着した。
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ノリウツギ。
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頂上へは、トラバース気味に登っていく。
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再び、大きな石が露出した道になった。
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霧に向かって登っていく感じである。
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この岩は右側を迂回。
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鞍部から10分ほどで、ヌプカの里への道との分岐に出た。
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ヌプカの里への道もかなり急だった。
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ここまで来れば、頂上はもうすぐそこだ。
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アキノキリンソウ。
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ヨツバヒヨドリ。
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クジャクチョウが止まっていた。
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トモエシオガマ。
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キオン?
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ツリガネニンジン。
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と足元ばかり見ていたら、いきなり開けた。
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信州・蓼科山の頂上のような大きな岩が折り重なっている。
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ただ、雲海からの雲はかなり乱れており、動きの予測がつかない。
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湖上にも雲の帯が流れている。
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はるか南西に連なるのは、なんと日高山脈。
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その南半分。
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しかし、どれが何山なのか、さっぱり分からない。
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眼下には然別温泉のホテル街。
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さっき歩いてきた1130mピークの南斜面はすっぽり雲の中だ。
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それより標高の高い東ヌプカウシヌプリ(1252m)には雲が届いていない。
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北に見える姿のいい稜線はウペペサンケ山(1848m)。
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岩がナイフのよう。
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この上が頂上だ。
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登山口から1時間10分ほどで、白雲山に到着した。
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ユースホステルへの案内があるとは。YHが随分えらい時代があったのだ。
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それにしても、この眺め。これを絶景と言わずして、何と言おう。
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西には、西ヌプカウシヌプリ(1251m)が頂上だけ覗かせている。
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その左に並ぶ東ヌプカウシヌプリには後で登るつもりだ。
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それにしても、誰がこんなに岩を積んだのか。まさにカムイの仕業だ。
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さあ、じっくり北の方角の展望に目を向けよう。
ホテル街の背後は南ペトウトル山(1345m)。
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その右奧に見えるのは、南クマネシリ岳(1560m)だろうか。
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ウペペサンケ山に明日登ろうと一瞬誓ったのだが、調べてみたら林道が昨年の台風のために通行止めだった。
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然別湖に島があるのを初めて知った。弁天島だ。
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なだらかなナイタイ山(1332m)。
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東には、これから登る天望山(1174m)。
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改めて日高の山々。土地鑑がないので、全く同定できない。
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雲海は完全に十勝平野を覆い隠している。
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東ヌプカウシヌプリと日高連峰。
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同定できないのはちょっと悔しいが、こんなに空気が澄んでいることも珍しいのではないか。
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いずれ、一つ一つ登ることになるだろう。
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息つく暇もなく撮影を続けたので、ちょっとひと休み。
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ナキウサギの声が聞こえてこないか、耳を澄ましてみたが聞こえなかった。
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それにしても、この雲がたまらない。
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そして、この青さ。
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雲海は太陽が昇るほどに消えていくものだが、勢いが全然衰えない。
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でも天望山に襲いかかることは、とりあえずなさそうだ。
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とは言え、標高の低いところから雲が湖まで流れ込んできている。
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こんなに真っ平らな雲海は初めて見た。
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おや、東ヌプカの右にも山の連なりが見えてきた。夕張岳(1668m)だろうか。
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ここから東ヌプカには道が通じていないので、一旦下りなければいけない。
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あちらは展望があるのだろうか。
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このあたりの雲もなかなか消えない。
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よくよく見ると、蓼科山の縞枯れ現象のような立ち枯れも起きている。
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やはり似ている。
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西ヌプカは相変わらず、雲に浮かぶ島だ。
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青さがどんどん増してきたような気がする。
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眺望も満喫したので、そろそろ天望山に向かおう。
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登山口とは逆の方向だ。
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矢印はあるが、岩が複雑なので、どっちに行ったらいいのか、はっきりとは分からない。
下りてみてペンキを見つけたので、「あってた」と思ったくらいだ。
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空が青い。
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空が青いと緑も鮮やかだ。
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さらに少し下って頂上を見上げる。
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あとで温泉街も探索してみよう。
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それにしても波が静か。
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1130mピークを横目に下っていく。
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あれれ、なんだか天望山の背後にも雲が回ってきたぞ。大丈夫かな。
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ヤマハハコ。
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ヨツバヒヨドリ。
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ノリウツギ。
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イワブクロ。
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白樺のブランコ。
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今日は最高だ。
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一瞬、平らな道。
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その後はササやぶに突入。
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ハイオトギリが太陽をいっぱいに浴びていた。
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(つづく)
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白雲山(1)

【2017年8月8日(火)】白雲山
前夜は北海道鹿追町の「道の駅うりまく」で車中泊した。
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夜中は基本的に静かだったし、疲れていたからか、よく眠れた。
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目が覚めたのは5時前くらいだったか。
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トイレと洗顔のため外に出たついでに、敷地内を散策してみた。
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ここには乗馬コースも整備されているようだ。
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ライディングパークということになっている。
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これは干し草ロールにペインティングしたもの。北海道ならではだ。
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厩舎があって、お馬さんが窓から顔を出していた。
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この町は、この公園内だけでなく、道路上でもホース・トレッキングが楽しめる。
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その鹿追町を俯瞰した巨大なマップがあった。
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ここから東西のヌプカウシヌプリが見えるようだが、今日はあいにくの曇り空だ。
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車に戻って、昨日買っておいたパンを食べ、もう一度トイレに。
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すっきりしたところで、5:40に出発。
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近くにある鹿追町立瓜幕小学校は今年度、開校100周年を迎えるようだ。
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現在、同校には6学級33人が在籍しており、今春も新入生が5人もいたらしい。
しばらく閉校ということにはならないだろう。

いきなり然別湖には向かわず、すぐ近くにある瓜幕駅舎記念広場に立ち寄った。
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ここは、かつて国鉄の新得駅と上士幌駅を結んでいた北海道拓殖鉄道の瓜幕駅のあったところだ。
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1928年(昭和3年)12月15日に開業、1968年(昭和43年)10月1日に廃止され、わずか40年の歴史に幕を閉じた。
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当時は、総距離54.3kmを2時間程度で結んでいた。
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かつての瓜幕駅の写真が石碑にはめ込まれていた。
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瓜幕の国道交差点。
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北海道拓殖鉄道はその後、バス会社として存続しており、現在十勝地方を中心に多くの路線で運行している。
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さて、然別湖に向かいましょう。
その途中、「平原の上に聳ゆる山」という石碑を見つけた。
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槍ヶ岳の冬期初登頂に初めて成功した登山家の大島亮吉(1899~1928年)が1923年(大正12年)、この地を訪れた際、東西ヌプカウシヌプリの名の意味を現地の人にそう聞いたと、紀行文に記されているとのこと。
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しかし、この日はこの通り。山影は全く見えなかった。
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それでも、干し草ロールとひまわりの組み合わせは実に北海道らしい風景。
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「十勝シーニックバイウエイ」の名所の一つにもなっている。
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「とかち鹿追ジオパーク」の火山展望地にも指定されていた。
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それにしても、この天気。登山はどうしようか。
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十勝平野の展望台、扇ヶ原まで登ってきた。
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しかし、真っ白で何も見えない。
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大学時代に自転車部の合宿でここを通った時は、晴天でものすごく雄大な景色が広がっていたのだが。
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然別湖へ道の峠に、東ヌプカウシヌプリ(1252m)の登山口があったが、ここもガスの中なので、とりあえず後回し。
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しかし、この峠を下るとみるみるガスがなくなり、湖畔に着くと、完全に晴れていた。
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これには、びっくり。
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実に幻想的な眺めだ。
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どうやら、あの雲は十勝平野に展開していた雲海で、山の北側に雲は達していなかったということのようだ。
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白雲山(1186m)はちょうどその境目に当たるので、頂上にはガスがかかっている可能性もあるが、こうなったらもう登らないという選択肢はない。
登山口を探しに、旧道に入った。
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然別川を渡った先は
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通行止めで、そこが登山口の駐車スペースだった。
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登山口のすぐそばに船着き場の跡?があった。
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プライベートボートなどはここから出していたのかもしれない。
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この荒れた湖岸沿いの道の奥に別荘みたいな建物があるのを後で知った。
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まだ朝早いので、車は1台もなかった。
ストレッチをして、6時半に出発。
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いきなり、「ヒグマ出没注意」だが、一応熊鈴は付けてある。
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登山口の標高は約820mなので標高差は370mほど。
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すぐに湖岸の遊歩道への道と分岐して
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白樺の道に分け入っていく。
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道は全然荒れていない。
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大きな石が露出していて歩きにくいが、よく踏まれている。
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ここは人気のコースなのだろう。
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ひとり目のお花はミヤマアキノキリンソウ。
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ふたり目はハクサンボウフウ。
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3人目はゴゼンタチバナの実。
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そしてヤマハハコ。いずれも全国的にお馴染みの花々だ。
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10分ほど登ると、湖が見えてきた。
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その向こうに見えているのは南ペトウトル山(1345m)だろう。
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北にも雲がまだからんでいる山がある。
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それはそれで美しい。
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湖岸に取水口の施設が見えた。
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樹林帯だから、こんなに湖が見えるとは思わなかった。うれしい。
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今度はゴゼンタチバナの花。
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登山道はぐいぐい登り
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石が階段状に連なっている。
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林床はササだ。
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左の突起が南ぺトウトルかと思っていたら、右の方だった。
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その左の方は十勝平野からの雲がまだ押し寄せている。
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この赤は紅葉ではない。なにかの病気だろうか。
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歩き始めて30分。だいぶ北の山々が見えてきた。
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アザミ。
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登山口から40分弱で稜線に乗った。
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ここからはなだらかだ。
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でも、さすがに南側(右手)はまだガスがまいている。
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左手はトドマツかな。
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お、かすかに温泉街が見えてきた。
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標高約1130mのピークを通過。
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まだ7時を過ぎたばかりなのに、もう遊覧船が運行している。
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湖面はまるで鏡のようだ。
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はるかに東大雪の山々も見えてきた。
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北には、ウペペサンケ山(1848m)。
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北東にはナイタイ山(1332m)。
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ピークを過ぎると、当然ながら道は若干下っていた。
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(つづく)
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