山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

大雪山縦走(7)

【2016年7月16日(土)】大雪山
午後1時過ぎ、本日の宿泊地、白雲岳避難小屋のテン場に着いた。
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小屋でテン場の料金を払って
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トイレに寄る。
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トイレは個室が2つのみ。くみ取り式で、板の間に和式便器が備え付けているだけだ。
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昔はみなこんなんだったが、ちょっと怖い。
相変わらず大は出そうもないので、小を済ます。
今回は登山口から、ここまで6時間、1回もしなかった。
私には、めずらしいことだ。

もちろん紙は持って帰る。
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小屋からの眺めも素晴らしい。
緑岳(2020m)方面の巨大な雪渓。
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その緑岳を望遠で。
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南西には小白雲岳(1966m)。
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忠別岳(1963m)方向(南側)に広がるスレート平。
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その端に残る雪庇。
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足元にキバナシオガマ。
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こんなに群生しているエゾコザクラは初めて見た。
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避難小屋は何だかヨーロッパの雰囲気。
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ひと仕事終えてテン場に戻る。
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われらのヤサは雪渓の末端にある緑色のテントだ。

背後は白雲岳。
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斜面には岩と雪が混在している。
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それにしても、この密集具合は異常だ。
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次なる仕事は水汲み。
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さっき通過した水場に向かう。

水辺に群生しているのはエゾノリュウキンカ。
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ものすごい数である。
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水場は雪渓の雪解け水。ひしゃくが備え付けてあった。
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このあたりはまだ雪が解けたばかりのようだ。
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プラティパスのソフトボトルに水を詰め、テントへ。
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せっかくサンダルを持ってきたが、雪のため役に立たず、登山靴で移動しなければならなかった。

それはともかく、ザックはテント内の四隅に置き、人間は各辺の真ん中に陣取って、まだ午後2時を回ったばかりだが、宴会の態勢。
雪渓で冷やしておいた缶ビールで乾杯。
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いや、うまいこと、うまいこと。
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しかし持参した缶ビールは1人1缶のみ。あとは焼酎800mlにウイスキー300mlしかない。
持ち上げてきた水で焼酎を水割りにして飲む。

当面は、水場の水を煮沸して、翌日の飲み水づくり。
並行して、つまみも作る。
まずは焼うどん。
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続いてラーメン。
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あとはいろいろとおつまみを作ったが、もうよく覚えていない。

テントの中は温室の原理でただでさえ暑いのに、ガスストーブを2つも同時に焚くもんだから、ひどい暑さになった。
私はシャツ1枚になってしまった。
とりとめのないことをゲラゲラ笑いながら話し続け、夜の7時まで5時間も飲みっぱなし。
長時間北アルプスを歩いているうちに疲れてしまい、岩が人に見えて話しかけたという、S君の幻覚話がちょっと怖かった。
一応、焼酎若干とウイスキーをまるまる残して、宴会は終了。
翌日の酒をどう調達するかが話題になった。
旭川在住の後輩Kさんに持ってきてもらおうという都合のいい案が浮上したほどだった。
ただもし本気だったとしても、圏外なので連絡もつけられないよねと大爆笑。

まだ明るさが残っているうちにシュラフに入った。
となりのテントはまだ酒宴が続いているようだが、こちらはすでにかなり酔っ払ってたし、耳栓もしたから、それほど騒音は気にならない。
しかし、夜中かなり寒くなり、下半身が冷えたので、ザックからパーカーを取り出して、腰に巻いて寝た。
あれだけ飲んだのに、夜中にトイレに起きなくて済んだのは助かった。
みな、翌朝になって「寒かった寒かった」と言っていた。
やはり雪渓の上だったせいなのだろう。
翌日の土の上のテントは暑いくらいだったから。

【行程】2016年7月16日
層雲峡=銀泉台(7:00)~第一花園(7:41)~1700m休憩地(7:52休憩8:01)~駒草平(8:36)~第三雪渓上(9:20休憩9:35)~赤岳(10:17撮影・休憩10:37)~小泉岳(11:09)~白雲岳分岐(11:19休憩11:25)~白雲岳(12:01撮影・休憩12:22)~白雲岳分岐(12:48休憩12:55)~白雲岳キャンプ指定地(13:16)
※所要時間:6時間16分(歩行時間:5時間)コースタイム:5時間30分
※登った山:3座(赤岳、小泉岳、白雲岳)
※歩行距離:8.7km

【2016年7月17日(日)】大雪山
翌朝は3時に起床。男が目覚めが早く、女子が遅かったのは前日と同じ。
とにかくトイレへ。時間が時間だけに誰もいなかった。
もう薄明るくなっていたが、空は薄曇りな感じで、星はぽつんとしか出ていなかった。
テントに戻って、朝食。インスタントラーメン。
ラーメンは4人で2袋分しかなかったので、かなり少なめ。パンで補充した。

改めて外に出ると、ものすごい青空。
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白雲岳にはまだガスが流れているが、消えてくれそうな予感がする。
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やはり晴れると緑が鮮やかだ。
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こういうガスは逆に幻想的である。
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小屋のシルエットも美しい。
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今朝は出そうな気がしたので、4時半すぎに再びトイレに行ったら長蛇の列。
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数えてみたら、自分の前にS君も含め17人もいた。

退屈しのぎに景色の写真を撮ってみたが、1秒しか稼げない。
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でも、見事な眺めだ。

昨日、テントの数を数えてみたら、土の上に48張り、雪渓の上に24張りあった。
1張り2人平均として約150人。
避難小屋のキャパが50人で満員だったとして推計200人ほどがここに泊まっていたことになる。
便器は2個だけだから、朝食が済んだ時間帯は混むのは避けられない。
ほんとに切迫していたら、たぶんどこかに隠れて、携帯トイレでやってしまっていただろう。
それにしても、待ち時間が長いので、この間にストレッチをしておくことにした。
私より2人前の山ガールも真似を始めた。
時々、山番組に出てくる仲川希良(きら)さんに似た子だった。

見ていると子供は早い。たぶん、「大」ではないのだろう。
それに比べて、おじさんは長い。
20分以上待ってやっと自分の番が来た。
個室に入ってしゃがんでみたが、あれだけ便意があったのに、なかなか出ない。
待っている人のことを考えると焦る。
焦るほどに出ない。
普通なら、「やっぱり出ないや」と諦めるのだが、ここで止めてしまっては、あれだけ待っていたのが無駄になる。
2日もしていないので、肛門直前で固まっているのだ、なんとかいきんでひねり出す。
普通は1本出ると、たて続けに出てくるものなのだが、今回は1本1本が手ごわい。
2本で打ち切って、拭き始めたら、それが刺激になって3本目。
隣の個室の人が先に出ていったので、また焦る。
結局、5分くらいかかってしまった。
皆さんお待たせしました。
紙はレジ袋に入れて持ち帰った。

トイレのある高台からの眺めがまた見事。
踏ん張っている間に白雲岳のガスも消えてくれた。
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30分経ってしまったので、日蔭あった雪渓にすっかり日が当たっている。
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テン場に戻ると、すでにテントは撤収されており、私のザックの前にテント袋が置かれていた。
食料をかなり消費したおかげで、S君のザックに余裕ができたらしく、フライは彼が持ってくれたようだ。ありがたい。
でも、テントは朝露と雪渓で濡れて、昨日より重くなっている。
しかも、これをこのままザックに入れると、ほかのものがみんな濡れてしまいそうだったが、もうレジ袋もないので仕方がない。そのまま突っ込んだ。
案の定、いろんなものが濡れてしまった。
衣類やシュラフはスタッフバッグの中に入れておいたので大丈夫だったが。

明け方に残っていた薄い雲は流れて、すっきりとした青空が広がった。
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おかげでトムラウシ山(2141m)が見えた。
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まだガスが若干からんでいるが、生まれて初めて見ただけに感激。
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左から波のように押し寄せているのは忠別岳。
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右に見えるピークは化雲岳(1954m)だ。
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(つづく)
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