山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

富士山(1)

【2016年7月2日(土)】富士山
この週末は、穂高岳に登る予定だったのだが、どうしても北アルプスの天気予報が回復せず、直前に断念。
予約していた上高地への夜行バスも穂高岳山荘も前日の夕方にキャンセルした。
ならばどこに行くか。帰宅してから再検討となった。
関東南部は晴れる予報なので、雲取山と飛龍山を結ぶ線をつなげようかと考えたが、三条の湯に泊まろうとすると、どうしても2泊3日必要になる。
ふと富士山を思いついた。
一度登ったことはあるが、吉田口からは歩いたことがない。
お鉢めぐりをして8つあるというピークを一つ一つ登れば(登れればだが)、登った山も稼ぐことができる。
そうだ、富士山にしてしまおう。
この時期なら、まだそんなに混んでいないはず。
山頂に泊まろうと思ったが、調べてみると、山頂の小屋はどこもまだ営業していない。
やむなく一番山頂に近い御来光館(八合五勺)に予約を入れようとしたら、予約受付は午後6時まで。
受付開始は午前10時からだというので、登りながら電話するしかない。
たぶん空いているだろうと高をくくって、予約なしで出発することにした。
バスの時間なども検討したが、吉田口をそのまま下山しても下山道を通れば、厳密にはピストンにならない。
ならば、同じ場所に下りて来られるので、車で行くことにした。

初日は八合五勺まで登って御来光館に宿泊。御来光はそこで拝み、明るくなってから登り始め、頂上でお鉢めぐり。1周して吉田口に戻るという計画だ。
八合五勺までなら、五合目からコースタイムで5時間かからない。
あまり急いで出発する必要もないのだが、念のため朝5時に出発することにした。

前夜は11時前に就寝し、当日は4時半に起床。
荷造りは済ませておいたので、歯磨きなど身支度をして、ちょうど5時に出発した。
しかし、なんと霧雨である。
まあ、富士山は一度登っているので、景色はそんなに期待していない。
今回はむしろ吉田口を登って、山小屋コレクションすることに意義がある。
そう開き直って、車を走らせた。

いつものコンビニで朝食・昼食を調達。
ガソリンも満タンにして、圏央道、中央道を進む。
視界が悪すぎるので、これは雲海の下だな、スバルラインを登っているうちに晴れるな、と思っていたら、山梨県に入った頃から、だんだん雲が薄くなってきた。
そして、大月を過ぎると若干雲を被った富士山がくっきり見えるではないか。
DSC_2776_20160809223525a58.jpg
よっしゃ~!
頂上からの眺望などとくに問題ではない。
雨にさえ降られなければ、こっちのものだ。
と思っていたのだが、予想外のものに苦しめられることになった。

なんとなくずっと便意があったのだが、スバルラインに何か所も駐車場があり、そこにトイレがあるはずと、先送りにしているうち、富士吉田ICを下りてから、いよいよ苦しくなってきた。
スバルライン入口にトイレのマークを見つけて車を止めたが、なんと売店の中にあるらしく、開店前なので使用不可。
CIMG3895_20160809223736df5.jpg
つまらないところで時間を取ってしまった。先を急ぐ。

前を走る車が何台か、路肩に止まるので、「彼らもトイレか? おれも脇の森の中に入ってやろうか」と真剣に考えているうちに、料金所に到着。
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すると、右手にトイレらしきものが見える。
DSC_2780_20160809223332324.jpg
助かった!
あわてて駆け込みセーフ。ふう、先が思いやられるわい。
しかし、さすが世界遺産。このトイレは洋式でしかも、便座が温かい。
なにも、こんなところで電気代に金をかけなくても、別にかけるところがあるだろうとは思うが。

ホッとしたところで、6:50にゲートを通過。
料金は軽自動車が1680円。これは往復分だ。
すっきりした気分で、快適なドライブを楽しむ。
DSC_2783_20160809223333ce0.jpg
でも、タッチの差でバスの後ろに付いてしまったので、スピードはあまり出せない。
もともとスピードは出ない車なのだから、まあいいか。

7:20頃、五合目の手前で、警備の人に止められた。
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五合目の駐車場はいっぱいなので、ここに車を駐めて、無料シャトルバスを利用してほしいとのこと。
それは是非もない。意外に混んでいるようだ。
この時期でこれだとハイシーズンはどうなるのか。
と思ったが、そういえば、そもそもマイカー規制をするんだった。

念入りにストレッチをして、7時半くらいに出発。
時間には余裕があるし、別にシャトルバスを利用するつもりはない。
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五合目まで歩いても30分かからないだろう。

バス停に並んでいる10人ほどの登山者を後目に、舗装道路を歩く。
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左手には、御坂山塊の向こうに、うっすら奥秩父方面の山並みが見える。
DSC_2585_201608092237435bc.jpg

眼下には河口湖。
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裾野の寄生火山たち。
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富士山の斜面も覗けた。
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五合目までは1.5kmだから、20分で着くだろう。
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10分ほど進むと、上からバスが下りてきて、運転手さんが声をかけてくれた。
「バス乗らないんですか。すぐ来ますよ。そのバス停で待っててください」
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乗る気はなかったのだが、ここを歩いても、前に訪ねた奥庭から五合目までの線をつなげるわけではないし、せっかく声をかけてくれたのだから、と乗ることにした。

5番の乗降場所で待つ。
DSC_2589_20160809223715391.jpg
すると数分でバスが来た。満員ということもなく、余裕で座れた。
というか、3分ほどで五合目に着いてしまった。

五合目の乗降場所は8番ということのようだ。
DSC_2596_20160809223653ee5.jpg

やはり富士山は外人が多い。
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五合目周辺は7年前(2009年)に来た時、丁寧に歩いているので、今回は小御岳神社参拝も省略。さっと周りの写真を撮るだけで済ませた。
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雪渓が若干残っていた。
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ここでは乗馬体験ができる。
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かつて、馬で物資を運んでいた頃の名残だろう。

ビジターセンターのようなところで登山マップをゲット。
出がけに、指導員の方が「この風だと山頂は体感温度氷点下ですので防寒に注意してください」と声をかけて下った。
一応、ダウンや雨具があるので大丈夫だろう。
下界は猛暑だから、気温自体はそんなに低くないはずだ。

その横にあった仮設テントで、協力金1000円を支払う。
証明の木札をもらい、携帯トイレもくれた。
荷物になるから断ろうかとも思ったが、面倒なのでもらっておく。
建物の陰に隠れて、風をよけながら、木札をサックにくくりつける。

さて、7:57、車を追いかけるように出発。
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8時出発目標だったので、ほぼ予定通りだ。

登山口に弾丸登山の自粛を呼びかける看板があった。
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しかし、ハイシーズンは小屋でもろくに眠れないので、むしろ車中泊して、一気に登った方が安全との声もある。

しばらくは平らな広い道を行く。
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とても富士山とは思えない緑だ。

でも、すぐに樹林帯を抜け、展望が開けてくる。
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北東方面は鹿留山(1632m)。
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その右に御正体山(1682m)。
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河口湖と黒岳(1793m)。
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雲の下は山中湖。奥は丹沢方面。
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左端の奥は大室山(1588m)。中央の最も高いのは蛭ヶ岳(1673m)。

東は三国山方面。
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真北は御坂山塊。手前は足和田山(1355m)。
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そして三ツ峠山(1785m)。
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どれも、すでにここより低い山ばかりだ。

五合目の小御岳神社方面を振り返る。
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ふと気づくと、上空に異様な吊るし雲が渦を巻いていた。
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富士山特有の現象だ。

斜面を見上げると、赤茶けた地肌を見せているが、まだ緑も点在している。
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歩き始めて10数分で泉ヶ滝の分岐に到着。
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ここでは左に進路をとる。
DSC_2622_2016080922351912e.jpg

まっすぐ六合目には行かず、佐藤小屋経由で小御岳道を登るルートを取る。
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この道は帰りに使ってもいいのだが、時間に余裕があるし、往路で歩いてしまった方が気分的に楽だ。

前方に六角堂や佐藤小屋が見えた。
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(つづく)
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