山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

甲武信ヶ岳(4)

【2016年6月25日(土)】甲武信ヶ岳
富士見(2373m)から水師(2396m)への鞍部まで下りてくると、しばらく平らな道が続く。
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白いキノコがそこここに生えていた。
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湿った奥秩父の森はコケだけでなくキノコも多い。
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その森を楽しみながらの縦走である。
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さて、いよいよ水師の登りにかかる。
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O君もさすがに疲れが出てきたか、立ち止ってひと息。
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ピークまでは標高差120m。
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上を向いて進もう。
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この登りは今日のアップダウンの中でも、最もきつかった。
甲武信小屋で会った山岳ガイドの山田哲哉さんが「大弛からの道は長いよね。水師に着くとホッとする」と言っていたが、その感覚はよく分かる。
ここまで来れば、あとは甲武信に登るだけだから。
それに、私自身の個人的な事情もある。
以前(2012年5月)、毛木平から甲武信に登った時、わざわざ逆方向の水師まで残雪の中ピークハントに来たことがあった。
その懐かしい山であるし、ここまで来れば、歩いた線がつながることにもなる。
あのときの記憶では「水師」を「みずし」と読めたのは、山名板にローマ字が書いてあったからだと記憶していたが、実はカタカナだった。
ほんとに人間というものの記憶はあてにならない。

ふと気が付くと、若い葉っぱがかなり落ちていた。昨日は風が強かったのだろう。
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傾斜がぐっと急になった。
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我慢のしどころだ。
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こんなときこそ、ミクロの世界も忘れずに。
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富士見から30分ほどで水師に到着。
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ここもまるで展望はないが、さすがに小休止。
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以前来た時は雪が50cmは積もっていたから、雰囲気が全く違う。
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ひと息入れただけで出発。
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ちょっと下ると両門ノ頭以来の展望が開ける。
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ここは以前来た時に、黄色い雨具のおじさんが雪中行軍に疲れ果てて、座り込んでいた場所だ。
その人は、私が水師を往復して戻ってきた時も、15分前と同じ姿で固まっていたっけ。

黒金山(2232m)と富士山。二人はけっこういいコンビかも。
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黒金山とゴトメキの鞍部、大ダオの向こうには毛無山(1964m)が望める。
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木賊山(右、2469m)と甲武信ヶ岳(左、2475m)も随分近づいてきた。
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小金沢連嶺。
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さて、縦走再開。
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このあたりも、前回はずっと雪だったが、こんなに雰囲気のいいところだったとは。
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水師から10分ちょっとで、毛木平に下る道との分岐に到着。
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あとは甲武信ヶ岳まで標高差120m。
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分岐から山頂へはずっと露岩帯の見晴らしいのいい登りだと記憶していたが、これも大外れ。
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しばらく樹林帯歩きが続き、開けているのは頂上直下の数分だけだった。
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樹林を歩いている時は、こんなの記憶にないなあとずっと思っていた。
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一度歩いた山というのは、曖昧な記憶を確かなものだと思い込んでいる場合が少なくないので、きちんと地図を確認しながら歩かないと危ないなと気づかされた。
分かっているような気分というのが最大の落とし穴だ。

一瞬、展望が開けた。
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お馴染み黒金山。手前は鶏冠尾根。
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すぐに樹林帯に戻る。
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傾斜が急にきつくなってきた。
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岩も目立ってきた。
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というわけで、いよいよ最後のガレ場。
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ここは眺望を楽しみながら、ゆっくり登る。
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これはちょっと新鮮な眺め。富士見から北に延びるゆったりした尾根と、その向こうに小川山(2418m)。
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男山(左、1851m)と天狗山(右、1882m)。
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その右に展開するのは御座山(2112m)。
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望遠で見てみよう。
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目を西に転じて、金峰山(2599m)の五丈石。
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この露岩帯はなかなか迫力がある。
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6時間かけて歩いてきた奥秩父の主稜線。
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千曲川源流部の谷。緑がめちゃめちゃ濃い。
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北には三宝山(2484m)。巨岩は三宝石。
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以前来た時はあの岩のたもとでお昼を食べた。
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なんて周囲の写真を撮りながら登っているうちに、甲武信ヶ岳の頂上に着いてしまった。
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時刻は午後2時45分。大弛峠からちょうど6時間かかった。
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甲武信ヶ岳登頂は実質3回目。
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百名山に3回というのは金峰山とここしかない。
御来光を見に、早朝再訪しているので厳密には4回というのも共通している。
これで甲武信も四方に通じる道をすべてコンプリートしたことになる。

八ヶ岳は雲の中。
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浅間山(2568m)もかなり厳しい。
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小川山はほんとうに女性的だ。実はかなりハードだったけど。
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北西方面の全景。
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北東方面は見えにくいが両神山(1723m)が確認できた。
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ここでいつも通り自撮りをしたが、山名標が長すぎて、うまくいかないので、小屋から空身で登ってきたと思しき熟年女性に撮影を頼んだ。
O君もあちこち写真を撮っていたが、お互いあまり腰を落ち着かせることなく下山する。
風が吹いていて、わりと寒かったのだ。

記念写真撮影の間、地面に置いておいた一眼レフを拾い上げて、頂上写真をもう一度撮ろうとしたら、シャッターが下りない。
あれ、また接触が悪いのかな(ときたま、そういうことがある)と思って、バッテリーを入れ直したが動かない。
あれこれいじくったが、一向に改善しない。
う~ん、とうとう故障してしまったようだ。
これが、出発時のコンビニに続いて2つ目のケチだ。
カメラ屋に修理を頼んだら、どのくらい期間がかかるだろうか。
翌週は穂高だというのに。穂高をコンパクトカメラでは撮りたくない。
最近のは性能がいいとは言え、一眼レフとはやはり段違い。
とくに、コンデジのプレミアムオートは色がどうも気に入らないのだ。

いずれにしろ今回はコンデジに再び登場願うしかなくなった。
とにかく、小屋に向かう。
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急な下りになる前に、もう一度視界が開けた。
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富士山も今日はこれで見納めか。
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正面に立ちはだかる木賊山。
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御来光スポットにあるケルン。
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アカモノ。
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タカネニガナ。
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ガレ場を下って
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奥秩父主稜線東部の山並みを眺める。飛龍山(2077m)や雲取山(2017m)も見える。
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これが飛龍。
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こちらが雲取。
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もたもた撮影している間に、さっきの女性が抜かれてしまった。
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我々も樹林帯をさくさく下ろう。
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(つづく)
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