山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

甲武信ヶ岳(3)

【2016年6月25日(土)】甲武信ヶ岳
大弛峠から甲武信ヶ岳(2475m)に向け縦走中。
2224m標高点を通過し、そのピークを振り返る。
DSC_2396_20160726215430e32.jpg

この先はいくつかの小さなアップダウンを越えていく。
DSC_2398_20160726215432008.jpg

そんな中、右手が一瞬開けて、富士山が見えた。
DSC_2399_20160726215432f7a.jpg
もう少しで頂上の雲も切れて、なくなりそうだ。

そのすぐ先では、ユニークな造形の木を発見。
DSC_2400_20160726215434dab.jpg

コケの道を進み
DSC_2401_201607262154360e7.jpg

倒木を越えていく。
DSC_2402_2016072621540921b.jpg

背後に今登ってきた国師ヶ岳(2592m)が見えた。
DSC_2404_2016072621541111b.jpg

さあ、今回の山行で新規1座目のピーク東梓(2272m)への登りだ。
DSC_2405_20160726215412ca5.jpg
でも、今日はどうも調子が悪い。
わずかな登りでも息が切れる。心臓の鼓動が大きくなる。
足は大丈夫だが、明らかにいつもより心肺機能が劣っている。
どうしたことだろう。
国師への登りの階段でペースを乱されたことも関係しているのかもしれない。
でも、考えるに、ここ2週間ほど酒を飲む日が多すぎたからではないか。
それほど大酒はしていないが、前夜も会社の送別会があって、飲んでしまったし。
ただ、この不調は、しばらく経って富士見の登りでいきなり回復した。
本調子に戻ったわけではないが、随分楽になった。
心肺機能の問題だと思って、酸素を大量に補給するため、大きく息をしながら歩き続けたのがよかったのかもしれない。

さて、このあたりが東梓の頂上のはずなのだが。
DSC_2412_201607262153517b1.jpg

残念ながら、お札が置いてあるだけだ。
DSC_2407_20160726215414929.jpg

でも、木々の隙間から富士山が再び見えた。
DSC_2408_20160726215415b3b.jpg

黒金山(右、2232m)と牛首(左、2086m)も。
DSC_2409_20160726215347f45.jpg

シャクナゲの花もすっかり終わって、新しい葉っぱが天に向かって萌え出していた。
DSC_2411_20160726215350183.jpg

諦めていたら、立ち去り際に山名板を発見。うれしかった。
DSC_2410_20160726215349dd2.jpg
ここに着いた時、ああこのあたりに笹本稜平『春を背負って』(文春文庫)に出てくる架空の「梓小屋」があったんだなあと思い出した。
しかし、この日は雨の予報だったこともあるが、大弛峠から毛木平分岐まで誰にも会わなかった。
ここに小屋を建てても商売は成り立たないだろうなあ。
逆に、小屋があれば人通りももう少し増えるかもしれないけれど。

文字が全く読めなくなった古い道標を横目に東梓を後にする。
DSC_2413_20160726215353d28.jpg

この先もいくつかの小ピークを越えながら、2200m以下まで一旦下る。
DSC_2414_20160726215325ffb.jpg
DSC_2416_20160726215328580.jpg

晴れてきたので、だんだん森が明るくなってきた。
DSC_2415_20160726215327b21.jpg

奥秩父らしい雰囲気の稜線歩きが続く。
DSC_2417_20160726215329b4c.jpg
DSC_2421_20160726215257244.jpg

時折、倒木に邪魔されるが、それも山歩きの営みのひとつ。
DSC_2419_201607262152545ea.jpg

なんだかんだ言っても、甲武信ヶ岳まではあと3時間だ。
DSC_2418_201607262153312a1.jpg

またしても、奇妙な樹木を発見。
DSC_2420_20160726215256b86.jpg
フルフェイスのヘルメットをかぶったじいさんって感じだろうか。

2200mの鞍部まで下りてきた。
DSC_2422_201607262152595b5.jpg

ここからは両門ノ頭(2263m)への登りに転じる。
DSC_2423_20160726215301526.jpg

標高差60m程度だが、ぐいぐい登る。
DSC_2424_20160726215230029.jpg
DSC_2425_201607262152325cf.jpg

ほんとに、このあたりはきれいな森だと思う。
DSC_2427_20160726215234cd0.jpg
DSC_2429_201607262152350b4.jpg

道もまるでじゅうたんのようだ。
DSC_2430_201607262152367c7.jpg

40mほど登ると、しばらく道は平たんになる。
DSC_2431_2016072621520682b.jpg
DSC_2432_201607262152089f6.jpg

実に美しい道だ。
DSC_2433_20160726215209ee2.jpg

それを彩るコケやキノコや若葉たち。
DSC_2434_20160726215211956.jpg
DSC_2435_20160726215212721.jpg

そして両門ノ頭(2263m)への最後の登り。
DSC_2436_20160726215139f53.jpg

このあたりが、2263mピークのはずだが、何の標識もない。
DSC_2437_2016072621514185d.jpg
赤くペンキで書いてあるのは「⇧甲武信」と読める。
「山と高原地図」には2263mピークのところに集中して「両門ノ頭」「展望よし」「大岩壁あり」と表記されているが、ここはただのこぶで展望はない。

さらに7分ほど進んで、怪しげなシャクナゲのヤブを抜けると、一気に視界が開けた。
DSC_2438_2016072621514222e.jpg
まさに「大岩壁」の上で、展望も抜群だった。

そしてついに富士山の頂上が姿を現した。
DSC_2439_20160726215144a63.jpg

右手には朝日岳(中央、2579m)と金峰山(右、2599m)。
DSC_2440_20160726215145906.jpg

その左には大きく国師ヶ岳(2592m)。
DSC_2441_20160726215117d9d.jpg

まとめて見ると、今歩いてきた稜線をたどることができる。
DSC_2442_201607262151184bd.jpg

朝日岳から北に延びる稜線には兜岩が確認できる。
DSC_2443_20160726215119051.jpg
その奥に覗くのは八ヶ岳。

さらに視線を右にずらすと、優美なスカイラインを描く小川山(2418m)。
DSC_2444_20160726215121a9b.jpg
GWにあの稜線をずっと歩いたっけ。

富士山は気まぐれで見えたり隠れたり。
DSC_2445_201607262151221c6.jpg

大菩薩嶺(2057m)あたりは雲がからんでいる。
DSC_2446_201607262150516b0.jpg

同定不能の山並み。
DSC_2447_20160726215053f2e.jpg
DSC_2448_20160726215054ac1.jpg

その左手には飛龍山(右奥、2077m)と雲取山(左奥、2017m)。
DSC_2449_20160726215056e4a.jpg

もちろん、甲武信ヶ岳(左)と木賊山(右、2469m)も見えた。
DSC_2450_20160726215057b2b.jpg

これはよく目立つ木賊山の崩落箇所。
DSC_2452_20160726215025466.jpg

甲武信ヶ岳はあの白く剥けているところを登ることになる。
DSC_2453_20160726215027a0f.jpg

おお、隠れていた大菩薩嶺はじめ小金沢連嶺が姿を現した。
DSC_2454_201607262150281e7.jpg

富士山ももう少し。手前は黒金山。
DSC_2455_20160726215030289.jpg

やった~! でもなんかパイプのけむりみたい。
DSC_2456_20160726215031000.jpg

こちらは木賊山から南に延びる鶏冠山(2115m)の尾根。
DSC_2457_2016072621495929c.jpg

やはり奥秩父は奥深い。
DSC_2459_20160726215000d10.jpg
すっかり晴れて暑くなってきたので、さすがにここで雨具の下も脱ぐことにした。
腰を下ろして、絶景を楽しみながら、ひと息入れた。

出発すると、陰に隠れて「両門ノ頭」という山名板がぶら下がっていた。
DSC_2462_201607262150021af.jpg
O君が見つけてくれなかったら見落とすところだった。
でも、ここは2263mピークではない。2290mほどある。

さて再び樹林帯のまっただ中に入る。
DSC_2463_201607262150033c3.jpg

この先もしばらく小さなアップダウンを繰り返す。
DSC_2464_2016072621500515d.jpg
DSC_2465_20160726214934a37.jpg

思い切り森の息吹を感じる。
DSC_2466_20160726214936b74.jpg

奥秩父満喫である。
DSC_2467_20160726214937236.jpg
DSC_2468_20160726214939da2.jpg

さあ、3つ目のピーク富士見(2373m)への登り。
DSC_2469_201607262149416fd.jpg

標高差は100mほどある。
DSC_2470_20160726214908724.jpg

一旦傾斜がゆるむものの
DSC_2472_2016072621490907b.jpg

再び、ガツンと登らされることになる。
DSC_2473_201607262149111ad.jpg

甲武信ヶ岳まであと2時間。
DSC_2475_201607262149123d1.jpg

富士見の頂上まではもう少し。
DSC_2477_20160726214914bd9.jpg
DSC_2478_201607262148464dc.jpg

どうやら着いたようだ。
DSC_2479_201607262148488f6.jpg

「富士見」というくらいだから、富士山が見えるのかと思ったが、完全な樹林帯で展望はゼロだった。
DSC_2481_2016072621485106f.jpg

看板に偽りありである。朽ちかけた山名板だけ撮影して瞬間的に通過した。
DSC_2480_20160726214849ee4.jpg

この後はまた100mほど下らなくてはならない。
DSC_2482_20160726214852ac0.jpg

だんだんうんざりしてくるが、辛抱辛抱。
DSC_2484_20160726214824e6c.jpg

ややえぐれた道を下っていく。
DSC_2485_2016072621482517f.jpg

このあたりこそ、まさに奥秩父の真髄ではないか。
DSC_2486_2016072621482781a.jpg
DSC_2487.jpg

大木の根元にお札が立てかけてあった。
DSC_2489_20160726214830493.jpg

(つづく)
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/942-3fb01372
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (152)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR