山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

甲武信ヶ岳(1)

【2016年6月25日(土)】甲武信ヶ岳
この週末は高校の同級生O君と出かける予定になっていた。
本当は思い切って北アルプスの笠ヶ岳なんかに行ってしまいたかったのだが、前夜飲み会が入っていたので、さすがにそれは無理だった。
というわけで思い付いたのが、奥秩父主稜線をつなげるプラン。
奥秩父西部は、国師ヶ岳から水師までが空白となっている。
これを結ぶと、瑞牆山荘から飛龍山までつながることになる。
翌日は、稜線は完全なだぶりとなるが、雁坂峠から三富方面に下れば、歩いたことのない道を歩くことができる。
この案でO君の了承を得た。

しかし、梅雨時だけあって天気予報は必ずしもよくない。
ズバリ雨である。
でも、雨でも決行しようと決めていた。
完全な空白域でもなく、そもそも国師から水師までの稜線歩きはほとんど展望がない。
暴風雨でもなければ、しっとりした奥秩父の雰囲気を楽しむことができる。
O君との約束がなければ中止していただろうが、天気は回復したので、決行は大正解だった。

前夜の飲み会は20:30で中座して、22時に帰宅。
カラスの行水をしてから、22時半には就寝。
翌朝は4:45に起きて、5:15に出発。幸い雨は降っていない。
食料購入のため、いつものセブンイレブンに寄った。ここで第一の事件が勃発する。
nanacoカードで支払いの後、これから乗るバスの料金支払いのことを考え、1000円の両替を頼んだ。
すると、両替はできないという。
「買い物したのに?」
「現金なら大丈夫なんですが、nanacoだとだめなんです」
と新人っぽい若い男性。
2200円だったので、手持ちの5000円払えば、お札のほかに800円の小銭が手に入る。
「じゃあ、nanacoでの支払い止めます」と申告。
男は払い戻しの手続きを始めた。
なんと、カードの数字を取り消すのではなく、現金が戻ってきた。
しかも、戻ってきたのは2200円ではなく2179円。
そして、改めて商品一つ一つにバーコードリーダーを当て直す。
なんて面倒なんだ。
改めて5000円を払ったら、「まずは千円」とおつりを差し出す。
「は? 札は2000円では?」
「いえ、千円分は両替するので」
「はあ? それじゃ、最初から千円両替するのと同じじゃないの! おつりで800円もらえるんだから、それでいいよ」
「はい」
「あのさあ、規則は分かるけどね、もっと臨機応変にできないの? 払い戻しの手間だって、ものすごいかかるじゃない」
「はあ」
なぜ、nanacoの客には両替ができず、現金ならできるのか、さっぱり分からない。
どなたか、コンビニでのレジの経験がある方がいたら教えていただきたい。
払い戻しの差額は、nanacoカードのポイント分だとか何とか言っていたが、これもよく分からない。
きちんと理解できるよう説明してもらいたかったが、こちらも時間がそんなにあるわけではないので、そこのところは目をつむっておいた。
しかし久しぶりに不愉快な買い物だった。
これで済めばよかったのだが、これが実はケチの付き始めだった。

しばらくムカムカが治まらなかったが、事故でも起こしては大変なので、努めて心を落ち着かせ、考えないようにした。
ほとんど雨に当たらないまま、7時前に甲州市役所の駐車場の到着。
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O君は6:45に着いていたのだとか。彼と山に登るのは、ひと月とちょっとぶり。大峯以来だ。
靴に防水スプレーをかけて、塩山駅に向かう。
スプレー缶は車内に置いておくと、高温になって爆発してしまうのが怖いので、後輪の内側に隠しておいた。
こういうことをすると必ず忘れるんだよなあ。結局は忘れなかったが。

塩山駅までは徒歩5分。トイレに行ったが、大は依然として出ない。
北口に回ってオンデマンドバスを待つ。
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バスの時間は7:30。
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まだ10分以上あるので、駅周辺のあれこれを撮影。
「塩山」は駅の北にある「塩の山」に由来することを記した石碑。
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武田信玄の像。
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北口正面には、国重要文化財の旧高野家住宅、通称「甘草屋敷」が保存されていた。
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いつか時間があったら見学してみよう。
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バスは7:27に到着。
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マイクロバスですらなく、10人乗りのワンボックス車だ。

運転手に聞くと、雨の予報のためキャンセルが出て、乗客は私ども2人だけになったので、柳平から先で運行している車で最初から来たという。
つまり、柳平での乗り換えは省略し、このままノンストップで大弛峠まで行ってくれるということだ。
本来は、ここには大型バスが来るのだそうだ。
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7:22着の電車に乗って来た、飛び込みの客もいないようなので、バスは定刻の7時半に発車。
無線交信によると、柳平は雨が降っているという。
まあ、それも覚悟の上だ。今日は濡れるつもりで着替えもしっかり持ってきた。
高度を上げていくと、途中で霧が出てきたが、でも間もなくガスが晴れた。
雲の上に出たのだろうか。
車窓からは笠雲をかぶった富士山も見えた。

車のシートの横から温風が出てくるというので、O君と席をチェンジ。
私は、窓を開けて涼しい風に当たっていれば大丈夫だった。

運転手の言う通り、1時間10分で峠に到着。
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運賃は1800円。お釣りも持って来ているようなので、小銭は必要なかった。
「天気がこうなので、気をつけて下さい」と、運転手に見送られる。
でも、天気は曇り。雨は降っていないし、むしろ晴れてきそうだ。

峠の公衆便所でもう1回トライしてみたが、やはり出なかった。
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トイレの前で身支度を整え、念入りにストレッチ。
8:45に出発する。
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いきなり、やまなしの森林100選の「西奥仙丈の原生林」。
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まずは大弛小屋の前を通過していく。
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その横を進むと登山道だ。
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雨に濡れて、コケもみずみずしい。
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この道は、以前、南から金峰山(2599m)に登った時に歩いたことがある。
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大弛峠から国師ヶ岳(2592m)までピストンしたのだった。
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あの時もこんな立派な木の階段が整備されていた。
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嫌がる人もいるかもしれないが、登山者のオーバーユースによる土砂流出を防止するためにはやむを得まい。
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時々、こんな古い階段も見かけた。
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一応、木道のない場所もある。
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しかし、これが延々と続くので、多少うんざりしてくる。
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間もなく、夢の庭園方面との分岐に達したが、前回歩いているし、この天気では何も見えないだろうから、今回は通過。
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さらに木道を登る。
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コメツガの若葉が美しい。
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シャクナゲはもう完全に終わってしまった。
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登山口から15分ほど歩いたところで、やっぱり雨が落ちてきた。
本降りっぽかったので、雨具上下を着て、一眼レフはザックにしまい込んだ。
やっぱり雨か。開き直って歩いていると、再び夢の庭園との分岐。
今度は上からの入口だ。
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雨の樹林帯を行く。
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大きな岩の脇にも階段。
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一瞬ガスの晴れ間が見えた。ほんとに一瞬だけだった。
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木道はほぼ終わった感じ。
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大弛峠から標高差で約200m登ったあたりで、道はほぼ平坦になる。
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間もなく、開けた露岩帯に出た。
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これなどは、糊で割れた岩をくっつけたようだ。
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かなり巨大な岩を乗り越えていく。
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かと思えば、足元にはゴゼンタチバナ。
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程なく、前国師岳(約2570m)に到着。
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峠から40分ほどだった。
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いつの間にかまた雨は上がったようだ。
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ガスも何となく晴れてきた。
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金峰山方面もこの通り。
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国師方面はまだ薄いガスの中。
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ここから、ちょっとだけ階段を下りる。
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何だか、今度は晴れてきたではないか。
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(つづく)
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