山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

大峯(1)

【2016年5月13日(金)】(移動)
この週末は、高校同窓会山岳部の初めての関西例会である。
大阪在住の後輩が1泊2日で大峯奥駈道のうち弥山、八経ヶ岳を歩くプランを提案してくれた。
こういう企画でもないと、なかなか行かないところなので、二つ返事で名乗りを挙げた。
宿泊は狼平。避難小屋が満員で泊まれないことも想定してテン泊の装備。
ザックはいつもより相当重いが、夕食の鳥ちゃんこ鍋が楽しみだ。
参加者は総勢8人(男4人、女4人)。
期で言うと、31期3人、34期3人、35期1人、40期1人ということになる。
8人のうち7人は関東勢なので、ほとんどが前泊で臨んだ。

私は同期の盟友O君(裾野在住)と名古屋で合流、近鉄特急で大和八木(奈良県橿原市)まで宴会を繰り広げる予定だ。
巨大なザックを会社に持っていくのは恥ずかしいので、朝のうちに東京駅のコインロッカーに隠しておいた(週明けから、伊勢志摩サミットのため使用不可になったので、ギリギリセーフだった)。
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会社をいつもより早めに退社して、18:00ちょうど発ののぞみ121号岡山行きに乗車する。
O君が名古屋でひつまぶし弁当を買っておいてくれるとのことなので、駅弁は買わず、つまみだけにしておいた。
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まだ、明るいのでしばらく車窓を楽しむ。
前日、旧東海道歩きで見てきたばかりの多摩川を渡る。
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夕景の大山。
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箱根の向こうに富士山のシルエットも確認できた。
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登る対象は違えど、こうして前日に山を眺めるのは、私にとって相撲の仕切りと同じ。
気分が高揚してくる。

間もなく夕闇が訪れたので、飲みとfacebook遊びに専心する。
他のメンバーもそれぞれに大阪へ向かっており、交信しているだけで暇がつぶせる。
名古屋には19:40着。
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近鉄線へと急ぐ。
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しかし、様子がおかしい。
改札口の前が通勤客でごったがえしている。
なんと信号故障で、近鉄名古屋線が止まっているとのこと。
よりによって、この日のこのタイミングでアクシデントとは。
でも、人ごみの中でお互いを見つけるのは容易だった。
こんなに大きなザックを背負っているのだから目立たないはずはない。

運転再開の目途も立たないようなので、二人で協議の上、新幹線に乗り直して、京都経由で行くことにした。
せっかく、特急券をネット予約して支払いも済ませていたのに、がっかりだ。
しかも、かなり余計な出費を強いられた。
もともと、大和八木まで名古屋経由だと1万3980円で済むはずだった。
これは京都経由で行くより、到着は5分遅いが、880円安い。
しかし、いったん名古屋で下り、また新幹線に乗り直して京都経由となると、1万7210円もかかる。
近鉄のせいで、3230円も損したわけだ。
本当に損害賠償で訴えたいくらいだ。

すぐにJRに引き返し、入線してきた20:03発のぞみ249号新大阪行きに乗り込む。
しかし、2人並んで座れる席があるはずもなく、京都までの35分はデッキで立ちっぱなし。
O君と近鉄にブーブー文句を言っていた。
20:38京都着。うひょ~特急橿原神宮行きは20:45発だ。
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あわてて、近鉄の窓口で特急券の払い戻しをして、新たに近鉄京都線の特急券を買い直し、ついでに売店でお酒も追加して、電車に飛び乗った。
いやいや綱渡りである。

やっと落ち着いて、O君と飲める。
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そして、お待ちかねのひつまぶし。
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しら河の「うなぎまぶし」は税込み2268円もする高級弁当だ。
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買ってから随分時間が経ってしまったが、まだ何とかぬくもりは残っていた。
お茶漬け用のタレも付いていたので、半分はお茶漬けにして食べた。
美味しかったが、ご飯の量が異常に多く、お腹パンパンになってしまった。

大和八木には1時間もかからず、21:33に到着。
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ここはかつて何度も通った町だ。
10年近く間が空いていたが、たまたま去年、田原本で仕事があって来たので、ほぼ1年ぶりということになる。

古い街並みを10分弱歩いて、今宵の宿「ビジネス観光ホテル河合」に到着。
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宿泊はツインで、1人3400円の安さだった。
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この日はそれぞれシャワーを浴びて、23時くらいには寝てしまったような気がする。

【2016年5月14日(土)】狼平
前夜、早めに休んだので、結構早く目が覚めてしまった。
窓の外を見ると、予報通り、よく晴れている。
宿の食事は7時からだったが、バスの時間との兼ね合いもあり、6時半にしてもらった。
パッキングを済ませ、出発の準備を完了して1階の食堂に下りる。
朝食の準備ができる前に、ちょっとだけ外に出てみた。
結構地味なホテルなのだが、車の人がかなり泊まっていて、びっくり。
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向かいには芭蕉の句碑があった。
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「草臥(くだびれ)て宿かる此(ころ)や藤の花」

芭蕉が貞享五年(1688年)四月十一日、「笈の小文」の旅で、八木町の宿に一泊した時に詠んだものだそうだ。
泊まった宿がどこにあったのかは不明だが、当時面影を残すここ札の辻界隈に句碑を建立したとのこと。
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ホテルに戻って、朝食。トーストにゆで卵、バナナ。実にシンプルである。
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10分で平らげ、6:40に即出発。

近鉄線の踏み切りが鳴り始めたので、駆け寄る。
特急上本町行きが通過して行った。
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電車が通り過ぎると、大和三山のひとつ耳成山(139m)が姿を現した。
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テツにかまけている間に先に行ってしまったO君の後を追う。
その途中でも、マンホールチェックは忘れない。
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駅前のコンビニで今日明日の昼飯(助六寿司&パン)と飲み物を購入。
大和八木駅から7:17発の電車に乗り込む。
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6分で橿原神宮前駅に到着。
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ここで、急行吉野行きに乗り換える。
入線してきた電車には、我々が乗ろうとした乗車口のすぐ横に女性陣2人が乗っていた。
「お~、おはよ~」と挨拶し、向かいのシートに陣取る。
回りにも、山仕度の高齢女性がたくさん。
話しかけられたので、こちらの行き先を話すと、全く同じだった。
ただ、彼女たちは下市口駅からタクシーで行者環トンネルまで行き、そこから弥山に登るとのこと。そのコースだと3時間で、弥山に着く。
当然、彼女たちの泊まりは弥山小屋となる。
こちらはずっと手前の天川河合から歩き始めるので、今日のところは弥山のふもとの狼平まで。コースタイムは4時間45分である。
GWは混雑するだろうから、あえて1週遅れのこの日を選んだのだが、この日弥山で何か催しがあるらしいことが後に判明。
おばちゃんたちはそれに参加するらしい。
下市口に着くまでの30分ちょっと、彼女たちと会話しながらの旅となった。
向かいではやはり、女性陣が別のおばちゃんたちに捕まっていた。

8:01下市口駅に到着。
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同じ電車に乗っていたSさんとも合流して、駅前に下り立った。
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すでに到着していた主宰者のTさん君とも合流。これで6人。

駅前にはすでにバスを待つ登山者が列をなしていた。
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私はとりあえず、会社に着てきた服など余計なものをコインロッカーに預ける。
当初は宿から宅配便で送り返そうかと思っていたのだが、ロッカーがあるという情報がTさんからもたらされたので活用することにした。
宅配便だと1000円以上かかるが、ロッカーなら2日預けても600円で済む。
余計な荷物が2㌔近くあったので、ほんとに助かった。

バスが出るまでの間、しばし駅前を偵察。
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ここは下市口という駅だけあって、まだ下市町ではない。
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大淀町である。
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一応、駅構内も記録に残しておこう。
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乗客はバス1台だけでは乗り切れず、2台で発車した。
正規のバスに乗り切れなかった人は2台目に移動したが、あちらの方が天川川合まで直通するという。
早く行きたい方はそちらへ移動してもいいという運転手の呼びかけがあったが、どうせ途中のバス停にはほとんど止まらないはず。
そんなに到着時間に差はないだろうから、そのまま留まった。
でも何人かが移動してくれたおかげで、膝の上に置いていたザックを床に下ろすことができた。これまた助かった。
8:20発車。バスは洞川(どろがわ)温泉行きである。
紀ノ川を渡って、下市町に入り、古い町並みを通り過ぎて、バスはどんどん高度を上げていく。

我々は天川川合で下車。
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時刻はちょうど9時。40分かかった。
ここで、残る女性陣2人と合流。8人全員が集結した。
彼女たちは前日早くから現地入りし、山上ヶ岳方面の女人結界などを確認し、洞川温泉に泊まっていた。
Y子さんが財布を無くしてしまい、ちょっと大騒ぎになったらしいが、無事発見されたとのこと。これは後ほど暴露された話だ。

当方は、先月七面山で購入したイチイの腕輪を宿に忘れたことに気づき、電話を入れた。
「お風呂の蛇口に掛けてあるはずなので、着払いで送っていただけませんか?」
風呂に入った時、こんなところに掛けておくと絶対忘れるんだよな~と気を付けていたのに、やっぱり忘れてしまった。
後日、ちゃんと送っていただいた。宿の方、ご面倒をおかけしました。
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(バス停の裏の渓流)

(つづく)
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