山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

2016金峰山(1)

【2016年5月5日(木)】金峰山
ずっと気になっていた小川山(2418m)。
金峰山(2599m)の千代ノ吹上ルートとセットで登るコースを折りにふれて考えていたのだが、いいコースを思いついた。
瑞牆山荘から大日岩(2201m)経由で金峰山に登頂。廻り目平方面に下りて、金峰山荘に宿泊。翌日、小川山に登り、八丁平経由で瑞牆山荘に戻る。
これだと八丁平から小川山へのピストンや、大日岩から金峰山へのピストンをしなくて済むし、周回コースなので車で現地入りできる。
問題は、金峰山から廻り目平までは3年半前に往復したことがあるコースなので、完全にダブりになってしまうこと。
でも、あの時は冬だったので景色が全く違うはずだから、それほど気にならない。
むしろ懐かしいくらいだ。
下界の宿に泊まって風呂に入れるのもありがたい。
6日(金)に休みを取り、5~6日の日程で行くことにした。
そうすれば高速の大渋滞も避けられるし、宿も空いているはずだ。
予約をしたのは直前だったが、案の定空いていた。
というわけで、5月5~6日の1泊で、金峰山・小川山の縦走に出かけた。

5日は朝4時に起床。4:20に出発。素晴らしい天気だ。
今年はGWを通じて、基本的にずっと好天に恵まれた。
3日夜から4日午前にかけては雨の予報だったので、4日は出勤にして山は休んだのだが、4日も朝のうちに止んでしまったので行こうと思えば行けたのだった。
会社の窓から、晴れ上がった空をうらめしく見ていたのだが、さすがに平日の2日も6日も休んでいるので、この日くらい仕事をしないと帳尻が合わない。

談合坂のあたりからは正面に扇山(1138m)がよく見える。
DSC_2128_20160531065146dcd.jpg
もう5月ともなれば、低山はすっかり緑に染まっている。

続いて滝子山(1620m)。
DSC_2130_20160531065148546.jpg

うまく撮れなかったが、富士山もたっぷり純白の残雪を輝かせていた。
DSC_2131_201605310651492d1.jpg
随分前のことになってしまったので、よく覚えていないのだが、釈迦堂SAで30分ほど仮眠した気がする。

ひと月ちょっと前に走った道を瑞牆山荘に向かう。
当然ながら、もうすっかり雪は解けていた。

7時半前に山荘前に到着。
駐車場はやはり満車で、造林記念碑の後ろの路肩にかろうじて駐めることができた。
DSC_8403_201605310651519f8.jpg

軽くストレッチを済ませて、7:40に出発。
DSC_8404_20160531065152a8d.jpg

富士見平山荘までは、3月20日に瑞牆山に登った時と同じルートをたどる。
DSC_8405_20160531065125969.jpg

初夏のさわやかな朝。少し肌寒いほどだ。
DSC_8406_201605310651271bd.jpg

さすがに登山者が多いが、明日は平日なので、ほとんどの人が日帰りだろう。
DSC_8407_2016053106512868d.jpg

ひと月ちょっと前に歩いたばかりの道なので、そんなに写真を撮らなくてもいいから気が楽だ。
DSC_8408_20160531065129c95.jpg

と言いつつ、それなりにはシャッターを押してしまう。
DSC_8409_20160531065130e7b.jpg
DSC_8410_2016053106510304d.jpg

林道と交差するあたりになると露岩帯が現れる。
DSC_8411_20160531065105108.jpg

ここで林道を横断。
DSC_8412_20160531065106466.jpg

この先は階段状の急登だ。
DSC_8413_201605310651084c0.jpg

重装備の単独男性を見かけ、声をかけた。
「(奥秩父主脈)大縦走ですか?」
「いえ、金峰山と瑞牆山です。ですから、テントは富士見平までです」
「ああ、そうですか。気をつけて」
以前、GWに甲武信ヶ岳に登った時、3泊くらいで縦走している人を見かけたことがあるので、そんなのを想像してしまった。
でも、富士見平を拠点にして、金峰山と瑞牆山の百名山2座を登るという人はかなり多いようだ。

巨岩を横目に高度を上げていく。
DSC_8414_20160531065110f2b.jpg

里宮神社の肩に付くと、正面に瑞牆山(2230m)が見える。
DSC_8415_2016053106503985d.jpg
カラマツの葉っぱが萌え出して、3月に来た時よりは見えにくくなっていた。

ここから少し斜度がゆるくなる。
DSC_8416_201605310650411a9.jpg

ちょっと、林道の終点に寄り道。
DSC_8417_20160531065042098.jpg
やはり、富士見平小屋の車とおぼしき軽自動車が駐車してあった。

大きなケルンを通過して、登山口から35分ほどで富士見平に到着。
DSC_8420_20160531065044f91.jpg
DSC_8421_20160531065045c37.jpg

その名の通り、今回はちゃんと富士山を見ることができた。
DSC_8425_2016053106502027c.jpg
DSC_8428_20160531065023eb3.jpg

あたりはやはり、色とりどりのテントで覆い尽くされていた。
DSC_8429_20160531064950174.jpg
DSC_8424_201605310650197dd.jpg

小屋の中には入らなかったが、ベンチに座って5分ほど休憩。
DSC_8427_2016053106502240f.jpg
DSC_8422_201605310650173ae.jpg
なんだか、ここはいい所だ。

さて、ここから金峰山への道は、私にとって未知のルート。
DSC_8432_2016053106495239c.jpg

気を引き締めて歩き始める。
DSC_8435_20160531064955fc5.jpg

振り返ると富士見平小屋。この角度で見るのは初めてだ。
DSC_8434_201605310649536ee.jpg

このあたりが、昭和58年に小屋番による登山者殺人事件が起こった現場だ。
DSC_8436_20160531064956c75.jpg

静かに手を合わせて通り過ぎた。
DSC_8437_20160531064926e2e.jpg

飯盛山(2116m)を巻いていくのだが、それなりに傾斜がある。
DSC_8438_20160531064928d8b.jpg

左手には岩壁がそそり立つ。
DSC_8440_20160531064931632.jpg
DSC_8441_20160531064932d6e.jpg

その下には可憐なスミレの花。
DSC_8439_20160531064929030.jpg

間もなく飯盛山の尾根に乗った。
DSC_8442_201605310649049a0.jpg
地形図の記された登山道は一度も尾根には乗らないのだが。

尾根道はかなりガレている。
DSC_8443_201605310649056d0.jpg
ちょっと風も出てきて寒いので、一度脱いだゴアをもう一度着込んだ。

幅広い道がしばらく続く。
DSC_8445_20160531064907895.jpg

尾根を100mほど登ったところで、ようやく右へ巻き始める。
DSC_8446_20160531064908f74.jpg
本当は飯盛山もピークハントしてしまいたいのだが、ここから標高差で150m近くある。
最初はよくても後半ヤブにならないとも限らないので、今回はパスすることにした。

原生林の中をトラバースしていく。
DSC_8447_20160531064910b25.jpg

路面は木の根と丸みを帯びた岩の連続。
DSC_8448_201605310648407bd.jpg

傾斜はそれほどでもないのだが
DSC_8450_20160531064842f00.jpg

かなり歩きにくい。
DSC_8451_2016053106484367f.jpg

古い道標はすっかり樹木と一体化していた。
DSC_8454_2016053106484520b.jpg

富士見平小屋から30分ほどで、鷹見岩(2093m)への分岐に着いた。
DSC_8456_20160531064846a33.jpg
ここに若者2人がいて、行こうかどうか逡巡している様子だった。
「地図には往復40分と書いてありますよ」
と声をかけると、「え、そんなに」と驚いていた。諦めたようだ。

私は「登った山」を稼ぐ必要もあり、当然寄り道する。
DSC_8457_201605310648033d9.jpg

地形図では登山道から鞍部まで50mほど下らないといけないように書かれていたが、ほとんど下らないまま登りに転じた。ありがたい。
DSC_8458_20160531064805687.jpg

鞍部のすぐ先でザックをデポする。
DSC_8459_20160531064806584.jpg

踏み跡はしっかりしているが、ちょっとシャクナゲがうるさい。
DSC_8460_2016053106480813b.jpg

シャクナゲから飛び出ると、あっけなく鷹見岩の直下に出た。
DSC_8463_20160531064809830.jpg
クサリでさくっと登頂。

往復40分ということなので登りに25分くらいかかるかと思っていたが、その半分で着いてしまった。
DSC_8497_20160531064716594.jpg
ウソを言ったわけではないが、青年たちに悪いことをした。

それはともかく、ここからの景色は360度どっちを見ても息を呑むほどだった。
瑞牆山荘から金峰山に登る人はだまされたと思ってぜひ、ここに立ち寄ってほしい。
絶対感動するはずだ。
では、詳しく紹介しよう。
東に、これから登る金峰山方面。
DSC_8464_2016053106473688c.jpg
左の巨岩が大日岩、右奥が金峰山山頂である。

北東に明日登る小川山のなだらかなスカイライン。
DSC_8465_201605310647371ee.jpg

真北にまさに飯を盛ったような飯盛山と、左奥に瑞牆山。
DSC_8466_20160531064738571.jpg

この角度から見る瑞牆山はまさに正面という感じで、迫力満点。ほれぼれしてしまう。
DSC_8467_20160531064740c37.jpg

その左には八ヶ岳が長大な裾野を延ばしている。左中央の高まりは女山(1734m)。
DSC_8468_2016053106474104a.jpg

女山をアップにしてみよう。北にそびえる男山(1851m)とペアの間柄だ。
DSC_8474_20160531064714671.jpg

そしてズバリ八ヶ岳連峰。
DSC_8470_2016053106471254b.jpg

手前中央にある横尾山(1818m)も拡大してみよう。
DSC_8475_201605310647155cc.jpg
ここもいずれ登らなければならない。

(つづく)

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/892-442db8a1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (123)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (60)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR