山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

子持山(1)

【2016年5月2日(月)】子持山
GWは、車で遠出はしない。メジャーな山には行かない。
を大原則にしているが、この日はGWの中の狭間の平日なので、車で出かけることにした。
めざすは群馬県の子持山(1296m)。
以前は、西隣にある小野子山(1208m)とセットで登ろうと思っていたのだが、タクシーを使わないと、とてもそれは無理。
でも、新・分県登山ガイド「群馬県の山」を見ていたら、周回コースが紹介されていて、「ああ、こういう風に歩けばピストンしないで済むんだ」と気づいた。
しばらく、それきりになっていたのだが、そのことを思い出して、この日は子持山に決めた。考えてみれば、群馬県の山は今年初めてだ。

前夜深酒をしてしまったわりには早く目が覚めた。
前日の鎌倉歩きの記録付けなどをしているうちに、随分出発が遅くなってしまった。
8時すぎに久しぶりにマイカーで出発。
天気は晴れのち曇りの予報なのだが、完全な曇りだ。
しかも、まわりの山は霞んで、全く何も見えない。
赤城も榛名もふもとすら見えない。
これはひどい。せっかく群馬まで遠征するのに、全く気分が盛り上がらないではないか。

しかも早起きしてしまっただけに猛烈に眠い。
それでも赤城ICまで何とか我慢して、高速を下りる。
そこから登山口までは20分ほど。
途中、子持神社の大きな鳥居をくぐり、林道を進む。
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今回は登山口のかなり手前にある子持神社に下りてくるつもりなのだが、スタートが遅くなってしまったので、帰りに延々林道を歩くのを覚悟で、最奥の登山口まで車でいってしまうことにした。
5号橋の登山口には10数台の車が止まっていた。
あたりは濃霧に包まれているが、こんな天気でも、かなり人は入っているらしい。

最奥の7号橋に着いたのは10:10。
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目標より10分遅かった。

こちらにも車が5台ほど駐まっていた。
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外に出ると、なんとひんやりするではないか。
今日は暑くなるはずではなかったのか。
とにかく、まずはトイレ。ちょうど催してきたところで、おあつらえ向きに仮設があった。
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戻って身支度をしていると、隣の車の人が下山してきた。
しばし雑談。
「もう下りてきたんですか。早いですねえ」
「暑くなるって話だったので、早く出たんですよ」
「暑いどころか、なんか寒いですね。上もずっとガスですか」
「いや最初はこうじゃなかったんですよ。下ってくる途中にこんな感じになっちゃって。上の方は大丈夫じゃないかなあ。まあ、周りは白くて何も見えなかったんですけどね」
この話を聞いてピンときた。
この曇り方は普通じゃない。きっと雲海の下にいるのだ。
頂上まで行けば、もしかしたら雲の上かもしれない。
そう期待することにした。

やや肌寒いし、雨も若干心配なのでゴアを着て、10:20過ぎに出発。
カメラも一眼レフは止めて、コンパクトデジカメにした。
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7号橋を渡る。
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頂上までは2.3kmだ。
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すぐ先にある子持神社奥の院に参拝する。
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お社までは石段があるが、手前に柵があるので、手前で安全祈願。
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登山口でポストに登山届を提出する。
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まずは木道を登る。
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こういう道はついついスピードを出してしまい、あとで疲れる要因になるので気をつけないと。
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この先に屏風岩という巨岩があるのだが、その小型版はすでにあちこちに見える。
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モノトーンの世界にヤマブキの黄色が強烈なアクセントになっている。
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太鼓橋が見えてきた。
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これを渡ると正面が屏風岩。
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ガスで全容がつかめないほど大きい。
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岩のふもとに稲荷大神と小さな石祠。
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これは役行者の像だろうか。
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屏風岩の標柱は倒れたまま。
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それにしても、この岩は大迫力だ。
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この先は何度も渡渉を繰り返しながら、沢沿いを遡っていく。
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ほとんど沢登り状態のところもあった。
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どんどん標高を稼いでいく。
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屏風岩から5分ほどで円珠尼の歌碑なるものがあった。
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「子持山紅葉をわけて入る月は錦につつむ鏡とぞ知る」
かたわらに倒れている標柱によると、円珠尼とは元亀・天正年間(16世紀)の人。
沼田氏の支族川田光清の娘で和歌をよくし、たまたま子持山の歌が当時の正親町天皇の目にふれ、短冊を賜ったという。

ここから屏風岩の頂上に行けるようだが、このガスだし、止めておいた。
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なおも沢づたいに登って行く。
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今度は水飲み場が現れた。
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しかし、これはあまり飲む気にならない。
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気がつくと、このあたりはずっと植林である。
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やっと歩きやすい道になった。
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まわりには相変わらず、巨岩が散在している。
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地元の小学生が書いた、こうした鳥の絵があちこちにくくりつけてあった。
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これは割れちゃっている。
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相変わらずガスは濃いが、何となく明るくなってきた気がする。
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足元には青いスミレと白いスミレが咲いていた。
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と思ったら、斜面はスミレのお花畑。
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道はいよいよ沢を離れ、ジグザグを繰り返す。
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足場はそれほどよくない。
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うん、明るくなってきた。期待できるぞ。
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登山口から40分ほどで、6号橋からの登山道と合流。
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あちらの道は落ち葉に埋まっているように見えた。
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こちらも急登が始まる。
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左の道は獅子岩のふもとに行く道だろうか。
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だんだん岩壁が露出するようになってきた。
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尾根まで、もうひと登り。
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ゴヨウツツジのお出迎え。
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登山口から50分ほどでようやく尾根に乗った。
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ここは交差点になっており、直進すると5号橋登山口方面へ下ることになる。
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頂上は左の道だが、右折して「展望岩」なるところへ行ってみよう。
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岩には鳥居とともに「利根郡」などの地名らしきものが彫られていた。
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展望岩まではやや危険なヤセ尾根が続く。
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左手のガスが若干晴れた。
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そしてどうやら展望岩に着いたようだが、残念ながら展望はゼロ。
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う~ん、晴れそうで晴れない。
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でも、振り返ると今歩いてきた尾根だけは見えた。
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すぐに引き返す。
こちら文字は落書きのようだ。
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新緑なのに紅葉みたい。
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帰路も慎重に歩く。
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6分ほどで戻ってきた。
これからの尾根道も楽はさせてくれなかった。
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恐竜の背中のような岩が突き出していたが、これは獅子岩ではない。
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あちらにそそり立っているのが、そうだろうか。
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ちょうど、この岩の方から人の話し声がした。

(つづく)
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