山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

矢岳(4)

【2016年4月30日(土)】矢岳
やっと下界に下りてきて、真下に見えたのは若御子神社。結構大きい。
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まずは摂社にご挨拶。
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境内に着いて、やれやれと荷をおろす。
氏子の方だろうか、GWなのに丁寧に清掃をしていた。
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時間はちょうど正午。まずは無事下山のお礼をする。
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聞いてみると、若御子とは神武天皇のことらしい。
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それにしても、ホッとした。なんだかんだとこの2日間は緊張していたからなあ。
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参拝を終えて、境内をひとまわり。
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この神社は天平年間(8世紀)、聖武天皇の代に若御子山(730m)の山頂に創建されたのが始めとのこと。現在地に移ったのは、大正5年(1916年)のことらしい。
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途中で見てきた朽ちた社などは、みな若御子神社と関連するものだったようだ。

ところで、乗車予定の電車は12:36発なので、まだ少し時間がある。
もう、有名なしだれ桜は終わってしまったが、となりの清雲寺でも寄っていくか。
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門の前にトイレがあったので、まずは顔を洗おう。
ふ~さっぱりした。
そうだ、お風呂の方針をきちんと固めていなかった。
トイレ前のベンチに腰掛けて、再度検討を開始する。
そういえば、道の駅あらかわの裏に、きれいな温泉があった。
「はなのや」だ。HPを見ると、そうやら宿泊のみのようだ。
同じ日野温泉の「鳩の湯」に電話をかけたら、「もう旅館は閉めてしまった」とのこと。
どれもこれも、NGだ。
スマホとにらめっこしながら、電話かけたりしているうちに、12:20を過ぎてしまった。
これは清雲寺どころではない。
あと15分しかないが、間に合うだろうか。

とにかく急ぎ足で駅に向かう。
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そんな時でも、何かあると写真を撮るのを止められない、この性格は何とかならないだろうか。
田舎らしい三上商店。
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庚申塔。
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あれは国見の広場のピークかな。
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昨日昇った熊倉山(1427m)。
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駅の入り口は反対側のようだが、どこに線路を渡れる道があるのか分からない。
構内に近くなる前に渡ってしまおうと、畑のあぜ道を突っ切る。
線路に出ると、うまい具合にすぐ近くに踏切があって助かったのだが、電車がすでに入線しているのが見える。
普通なら、ここで断念なのだが、遠くからSLの汽笛が聞こえる。
そうか、あの電車はSLの通過待ちなのだ。
SLより早く駅に着けば、間に合う。
汽笛が聞こえてから、自分の目の前を通過していくまで数分かかることを、ここ数回の秩父めぐりの旅で経験的に知っていたのも役立った。
とはいえ、のんびりはしていられない。
踏切から駅まで500mほど、真剣に走った。
あのバカでかいザックを揺らして。

そして何とか駅に着いたことは着いた。
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そして、ホームに渡る前にSLは目の前を通過して行った。
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まずい、入れ違いに羽生行きは行ってしまうのか。
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あわてて、線路を渡ると、ホームにいた駅長さんが「乗りますか~?」と叫んでいる。
「は~い」と叫んで乗車。
まさに間一髪であった。
ザックを座席に下ろし、しばし放心状態。
これでちょっぴり緊張した破線山行は無事、成功に終わったのだが、まだ課題は残っている。風呂だ。

やはり2日間の汗にまみれたまま家には帰りたくない。
残る選択肢はやはり、クラブ湯しかないのだが、開店は午後3時。
まだ2時間以上ある。
その間に昼飯を食うにしても、時間が余りすぎだ。
一応営業しているかどうか電話をかけてみたら、やっている上に2時半からだという。
おお、それはありがたい。
それでも余裕綽々だが、クラブ湯に決定した。

秩父鉄道の御花畑駅から徒歩3分というので、まずは場所確認のため、クラブ湯に向かう。
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その間、短いながらも秩父の町歩きができる。
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観光っぽい町並みではなく、暮らしのにおいがするところなので、うれしい。
それでも、あらゆる路地に観光客の姿があり、驚いた。
GWの秩父は猛烈に混むことは知っていたが、これほどとは。
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このお菓子の中村屋さんは、帰りにもう一度店の前を通ったら、かなり人が入っていた。
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「すしかつ」は貸切だった。
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そして、お目当てのクラブ湯。
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なんと普通の民家ではないか。
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ちょうど、となりにそば屋があったので、もう歩くのは面倒だし、そこに飛び込む。
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「大むら本店」だそうだ。
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入ってみると、ここも結構な混みよう。
有名店なのか、それともGWだからなのか。

とにかく、喉を潤すべく、生ビール。
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く~たまりません。

つまみはろくなものがなかったので、栄養補給のため、かつ煮を頼んだ。
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これは、なかなかおいしかった。

だいたい平らげたところで、ざるそばを注文。
すると、「混んでいるので30分くらいかかる」という。
げげ、っと思ったが、こちらはここで時間をつぶすつもりなので、全然待てる。
かえってありがたいくらいだ。
でも、大テーブルの正面にいた熟年夫婦は「え、まだそんなにかかるの?」と怒って帰ってしまった。
となりに来た若者カップルは楽しそうにしているが、「時間がかかる」とは言われていない様子。
「私、いま頼んだら30分かかると言われましたが、お時間大丈夫ですか?」とおせっかいながら、声をかけてしまった。
すると「え、そうなんですか。でも、どこも混んでたし。せっかく入れたから」と覚悟を決めた様子。
「何時に来ると思う? じゃ○分までに来たら、私の勝ちね」とか言いながら、待ち時間を逆手にとって楽しんでいた。このカップルはずっとうまく行くんじゃないかと、ほほえましく思った。

ところが、私のそばは10分で来てしまった。
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思わず「わりと速いですよ。よかったですね」と微笑んで、つるっと口にしたのだが、これが驚くほどまずい。
手打ちでないことは明らかなのだが、これほどとは。
私が先にかつ煮など食べたのがいけなかったのか、もともとこんな味なのか、人を待たせているので手を抜いたのか。
「まずいですよ。やっぱり、止めた方がいいです」と、彼らにはさすがに言えず、ただお腹を満たすためだけに、黙々とそばを口に運んだ。

結局、私が食べ終わるまでに、若者のそばは来なかった。
ちょっとかわいそうだった。でも、お腹減きまくっただろうから、少しはおいしく食べられるだろう。
まだ、2時20分だったが、クラブ湯は開いていたので、中に入る。
もう先客がいて、脱衣所で本を読んでいた。
「2時半からって言われたんで」
こちらも、とにかく服を脱いで入浴の準備を開始。

あ、シャンプーを買うのを忘れた。
日帰り温泉施設を想定していたので、シャンプー・石鹸は持ってきていないのだ。
でも、行き先が銭湯になったのでコンビニで買ってから行こうと思っていたのだった。
すっかり忘れていた。
普通なら銭湯でも売っているはずだが、何も陳列されていない。
さっき、お金を払った番台のおばさんに確認しようとしたが、もうどこかに行ってしまって、姿が見えない。
なんと石鹸なしだ。ついてない。というか自分のミスなんだけど。

あきらめて浴室へ。ペンキ絵は定番の富士山だった。
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早風呂のお年寄り率はどこも高いが、ここも開店早々、私のほかに8人ほどが入っていた。
うち一人はずっと鼻歌を歌っていて、かなり気になった。

それはそうと石鹸である。
たまたま、シェービングクリームは持参していたので、それを使ってみたが、まったく泡立たない。
まあ、尾瀬か七面山で風呂に入ったと思えば、苦にはならない。
とにかく湯にゆっくり浸かって、汗を流した。

さっぱりしたところで、西武秩父駅に向かう。
秩父鉄道の踏切も観光客だらけだ。
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御花畑駅に停車中の秩父鉄道。
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町の酒屋さん。
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街角にあった山神宮。
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秩父の象徴、武甲山(1304m)。
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新たに登場した、うわさの「旅するレストラン電車」。
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西武秩父駅前はやはり、こんなににぎわっていた。
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15:25発の特急も、次の特急もみな満席なので、急行狙いでいく。
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15:38発の各駅停車飯能行きは、始発なのだが2両編成で短く、すでに大勢並んでいるので、これも見送り。
15:51発の急行池袋行きに並ぶ。
ホームを、人の並んでいない端っこの方まで行ったら、屋根がなく、直射日光でかなり日焼けしてしまった。

目の前を秩父鉄道の電車が通過していく。
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後ろに並んでいた子供が「あれに乗りたい」とつぶやいたら、お父さんが「今日はもう無理だから今度ね」と話していた。

入線してきた電車は、三峰口駅始発で、もうかなり乗客がいた。
でも先頭に並んでいたので、かろうじて座ることができ、助かった。
うとうとしたり、facebookで遊んだりしながら、飯能と所沢で乗り換えて、新所沢に18:07に到着。
それなりに少し自信がついた山旅であった。

【行程】2016年4月30日
酉谷避難小屋(5:58)~矢岳分岐(6:25)~牛首(6:37)~立橋山(7:16)~赤岩ノ頭(7:40)~矢岳(8:06休憩8:12)~1040mピーク(9:15休憩9:26)~962mピーク(9:47)~クタシノクビレ(10:01)~大反山(10:13)~若御子山(10:35)~国見の広場(11:11撮影11:15)~清雲寺(12:06休憩12:27)~武州中川駅(12:40)
※所要時間:6時間42分(歩行時間:5時間55分)コースタイム6時間50分
※登った山:立橋山、赤岩ノ頭、矢岳、大反山、若御子山、国見の広場
※歩行距離:10.8km
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