山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

矢岳(1)

【2016年4月30日(土)】矢岳
朝4時半過ぎに目が覚めると、すでに明るくなっていた。
まわりの皆さんはまだ寝ているが、活動を始めることにする。
まずはトイレを済ませて、今朝の富士山を確認。
DSC_7305_20160512064809b24.jpg

そして鷹ノ巣山(1737m)。
DSC_7306_201605120648100fa.jpg

今日も快晴だ。
DSC_7307_20160512064812b35.jpg
でも気温は零下3℃まで下がっており、水場にあったコッフェルの水は凍っていた。

15分後、モルゲンロートの富士山を。
DSC_7308_2016051206481348f.jpg

5時になったので、朝食の支度。
今朝はカップ麺。湯を沸かして注ぐだけ。
DSC_2165_2016051206480716c.jpg
皆さんも起き出してきて、雑談をしながらそれぞれ朝食。
前日電車が一緒だったおじさんが、矢岳(1358m)へ下る登山道への分岐が分かりにくいので、巻き道ではなく、尾根伝いに行った方がいいとアドバイスをしてくれた。
分岐は広場状になっているとのこと。
ただ、尾根沿いに行くと、ピークを一つ越えないといけないし、もう歩いたことがあるので、巻き道で行くと決めていた。
ただ、「広場状」との情報は現地で役に立った。

このおじさんはバリエーションルートをあちこち歩いている方だが、和名倉山(2036m)には登ったことがないらしく、「自信がないので、今度一緒に登りませんか」と他の同宿者に声をかけていた。
彼なら何の心配もないと思うが。

さて、歯磨きやパッキングなどをしているうちに、随分遅くなってしまった。
皆さんにご挨拶して、6時前に出発する。
南の空も随分明るくなった。
DSC_7310_201605120647412d1.jpg

早朝の大岳山(1267m)。
DSC_7312_201605120647424af.jpg

小屋から直接、日原に下りる登山道にはロープが張られて通行止めになっていた。
DSC_7314_2016051206474517c.jpg
下の小川谷林道が崩落のため通れないからだろう。
このまま廃道になってしまうのだろうか。

まず初めの一歩。
DSC_7313_201605120647444a9.jpg

避難小屋さん、お世話になりました。
DSC_7317_201605120647470f7.jpg

路面にはさすがに霜が降りていた。
DSC_7318_20160512064718ba6.jpg

アドバイスに反して巻き道を行く。すいません。
DSC_7319_201605120647208ef.jpg

こちらの方が歩いていない道なのだ。
DSC_7320_2016051206472148c.jpg

やっぱり、巻き道の方が平らなので楽ちんだ。
DSC_7321_2016051206472393c.jpg

まだ体が温まっていないので助かる。
DSC_7324_20160512064724689.jpg

右手に朝日に照らされた酉谷山(1718m)が見えてきた。
DSC_7326_20160512064656e1e.jpg

巻き道には陰にねっているので、まだ日が差さない。
DSC_7329_20160512064657e24.jpg

でも尾根を回り込むと、途端に日向になる。
DSC_7330_20160512064659de6.jpg

桟橋が登場。
DSC_7331_20160512064700bae.jpg

落ち葉に埋もれているので、踏み抜かないようにしなければ。
DSC_7332_20160512064702b9f.jpg

切り立った場所もあり、十分注意して通過する。
DSC_7333_20160512064632de4.jpg
DSC_7334_2016051206463370a.jpg

いよいよ、矢岳への分岐がある鞍部に近づいてきた。
DSC_7335_20160512064635beb.jpg

「この先登山道は消滅です」の表示。
DSC_7336_20160512064636f18.jpg
一応、踏み跡があるようだが、変なところに迷い込まないよう警告しているみたいだ。
ここが矢岳への分岐と言えるのかもしれないが、とりあえず鞍部まで進む。

すぐに鞍部に着いたので、そこで尾根に乗る。
DSC_7337_20160512064638862.jpg
しかし、下っていく踏み跡は見当たらない。
考えてみれば、それもそうだ。
鞍部から直接下ると谷を行くことになってしまう。
矢岳への道は尾根通しの道なので、そこまでは少し登らないといけない。
ここでやっと「稜線沿いに行った方がいいよ」という助言の意味が分かった。
思い込みというのは、やはり恐ろしいものだ。

とにかく「広場状」の場所を目指して、少し戻るように稜線を歩き始める。
DSC_7338_2016051206460790b.jpg

振り返ると、2年半前に登った坊主山。
DSC_7339_20160512064609e57.jpg

日向谷ノ頭(1702m)に向かって少し登る。
DSC_7340_20160512064610129.jpg

すると、「広場」と言えないこともない場所に出て、尾根が北に延びている。
DSC_7341_20160512064612157.jpg

ここに間違いないだろう。赤テープも付いている。
DSC_7342_20160512064614e74.jpg

まずは牛首(峠)に向けて100mほど下るのだが、これがなかなかの難路。
DSC_7344_201605120645444bc.jpg

踏み跡もはっきりしないし、かなり荒れている。
DSC_7345_20160512064545f8b.jpg

しかも急である。
DSC_7346_201605120645467d2.jpg

途中、両神山を覗ける場所があったが、気の抜けない下りだ。
DSC_7347_2016051206454815e.jpg

やっと最初の鞍部が見えてきた。
DSC_7348_20160512064549244.jpg

牛首である。
DSC_7351_2016051206450785e.jpg

一応、ホッとして下ってきた道を振り返る。
DSC_7349_2016051206450506e.jpg

しかし、すぐに急な登り返しが待っている。
DSC_7352_20160512064508d1e.jpg

こちらも、相当に容赦がない。
DSC_7353_20160512064509fe6.jpg

ほぼ、よじ登るという感じである。
DSC_7355_20160512064511d07.jpg

岩場も次々に出てくる。
DSC_7356_20160512064433480.jpg
DSC_7357_20160512064433e12.jpg

次のピークまで50mほどを登り切ると、左手の展望が開けた。
酉谷山と小黒である。
DSC_7359_20160512064436d3d.jpg
DSC_7358_20160512064435b61.jpg

1568mピークに着いた。
DSC_7362_20160512064437e8c.jpg
DSC_7363_20160512064400eab.jpg

ここからまた50mほどの急な下り。ロープが張ってある。
DSC_7364_20160512064402eb6.jpg

この下りにも恐ろし気な場所が何か所もあった。
DSC_7365_2016051206440327b.jpg
DSC_7367_20160512064405426.jpg

下り切ると、しばしの間、平坦な道となる。
DSC_7369_20160512064335701.jpg

これまで30分ほどのアップダウンで、すっかり靴の紐が緩んでしまったので、しっかりと締め直した。
DSC_7368_201605120644076d6.jpg

次のピーク立指山(約1525m)には難なく着いた。
DSC_7372_2016051206434098b.jpg

左の尾根に迷い込まないよう、厳重な通行止め。
DSC_7370_20160512064337a01.jpg

山名板もなく、展望も寂しいが、木々を透かして目指す矢岳を垣間見ることができた。
DSC_7371_2016051206433819f.jpg

ここで右に屈曲。
DSC_7373_20160512064341398.jpg

100m近く、緩やかに下っていく。
DSC_7374_20160512064310cd0.jpg

このあたりはまだ冬枯れの雰囲気が残っている。
DSC_7376_2016051206431337c.jpg

さっきまでの緊張とは打って変わって平和な道だ。
DSC_7375_201605120643128be.jpg

とは言え、岩場もちらほら。
DSC_7378_20160512064315555.jpg

しかし、等高線で示されないアップダウンがかなりあって、疲弊する。
DSC_7379_20160512064316234.jpg
10m以内の標高差なら等高線に現れない場合もあるのは承知しているが、明らかに20mを超えているような場所でも省略(もしくは認識できていない?)されている。
このルートは、これに随分消耗させられた。

正面に見えてきたのは赤岩ノ頭(1448m)。
DSC_7380_201605120642465c1.jpg

あそこまでは比較的楽に行けそうだ。
DSC_7381_20160512064247a8d.jpg

右手に見えるのは長沢背稜の七跳山(1651m)。
DSC_7382_20160512064249267.jpg

こんな場所では束の間リラックスできる。
DSC_7383_20160512064250583.jpg

赤岩ノ頭への登り。
DSC_7384_201605120642521fb.jpg

楽勝かと思っていたら、ちょっとしたヤセ尾根も。
DSC_7385_201605120642221e0.jpg

頂上部分は鋭い感じ。
DSC_7388_20160512064223399.jpg
と思ったら、頂上ではなく、またしても等高線に現れない小ピーク。

でも、ここはツツジがまぶしいほどに咲き誇っていた。
DSC_7390_20160512064225f31.jpg
DSC_7391_201605120642267a8.jpg

今度こそ頂上か。
DSC_7392_2016051206422839b.jpg

いや、その先のここでした。
DSC_7393_201605120641599d6.jpg

幹同士がクロスすると、こういう状態になることもあると初めて知った。
DSC_7395_2016051206420158b.jpg

この先はまたしばらく、尾根の広いなだらかな下り。
DSC_7396_20160512064202384.jpg

珍しく道標が現れた。
DSC_7397_20160512064204bff.jpg

地面に落ちている道標には「路なし」と書かれていた。
DSC_7398_2016051206420556c.jpg

ここは、烏帽子谷を経て、川浦に至る道との分岐だった。
DSC_7399_20160512064142b63.jpg

(つづく)
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/876-4af8cd13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (152)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR