山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

七面山(9)

【2016年4月24日(日)】七面山
七面山(1989m)の山頂を目指している。
途中、下ってくる女性2人とすれ違った。
昨夜同室だった方だ。朝のお勤めをパスして、早立ちしたらしい。
断崖側にロープが張られた道を進む。
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100mほど登った後は、再びなだらかになる。
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コケ生した湿地状の場所を抜けると
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一気に頂上に踊り出た。随身門から40分ほどだった。
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頂上は広いが、眺望はほとんどない。
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ここは山梨百名山。自身71座目である。
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方位指示盤には標高1982mと書かれている。
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これは、ここの三角点の高さ。
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実は、となりのピークが最も高い1989mである。
ここに来た時点では、それに気づかず最高点を踏まずに通過してしまった。痛恨事である。
でも、山頂の標識があるところまで来たので、「登った山」には認定することにする。

ところで、この指示盤を見て、もう一つ気づいたことがある。
篠井山(1394m)と十枚山(1726m)が南方向に書かれている。
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あいにく、ここからは樹林に隠れて見えないのだが、さっき特定できずもやもやしていた山はこれらだろうか。
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ちょっと遠すぎる気もするので確証は持てないが、候補として挙げておく。

ここに奥之院があるはずだと勘違いしていたので、祠らしきものを探したのだが、何も見当たらない。
その代わり、別の手作り山名板を見つけた。
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これで引き返すと、下界に早く着きすぎてしまう。
実は、ここからさらに南へ八紘嶺(1918m)方向に進むと、希望峰(1980m)というピークがある。
往復2時間かかると思い込んでいて躊躇していたのだが、「山と高原地図」をよく見ると、片道わずか25分だ。
ほぼ空身なので、40分で往復できるだろう。
迷わず行くことに決めた。
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この先はあまり歩かれていないと思われるが、道は悪くない。
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樹林帯の雰囲気も悪くない。
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なだらかなアップダウンが続き、いいリズム。
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路面がカラマツの落ち葉でふかふかなので、膝にも負担がかからず、歩きやすい。
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思わず駆け出したくなるようなコースだ。
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正面に見えてきたのが希望峰だろうか。
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左手のくぼ地が気になる。
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涸れているが、どうやら三ノ池のようだ。
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サルオガセのお化け。薄暗くなっていたら、びっくりしただろう。
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足元には、可憐なバイカオウレンが咲いていた。
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さあ、ピークへの急登に突入。
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頂上直前で、単独男性に追いついた。
あれ? ちょっと様子がおかしいぞ。
ザックを背負っていない。完全な空身でここまでピストンしているのかなと思った矢先に、ぷ~んとあの臭いが。
なんと、あのおじさん、ここでキジ撃ちをしていたのだ。
もっと茂みの中に入ってやればいいのに。
こんなところに誰も来ないだろうと高をくくっていたのだろう。
道理で私の顔をちらりと見ただけで挨拶をしなかったわけだ。

七面山の山頂から15分で希望峰に着いた。
着いてみると、○んこのおじさんが属する5~6人のグループがたむろしていた。
どうやら、八紘嶺まで縦走するようだ。
おそらく梅ヶ島温泉まで下って、そこから先はバスで静岡駅を目指すのだろう。
私が来たのを潮に出発して行った。
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「山と高原地図」には「希望峰~八紘嶺間は展望はほとんどない」と書かれているだけに、縦走する人など滅多にいないだろうと思っていたが、いきなり出くわした格好。
高をくくっていたのは私かもしれない。

それはともかく、ここは西の展望が開けている。
なだらかな曲線を描くのは、青笹山(右、2209m)から三ノ沢山(左、2080m)にかけての稜線。あそこには一般登山道がない。
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晴れていれば、その向こうに光岳(2591m)や聖岳(3013m)あたりが見えたのだろうが、残念なことをした。
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三ノ沢山の肩の向こうに覗くのは、黒法師岳(左、2067m)と不動岳(2171m)だろうか。
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右手すれすれに七面山の1989m峰。
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眺望ばかりに気を取られて、山名板を確認するのを忘れていた。
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そして、その裏、東側も一部開けていた。
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やはり惜しくも富士山の全容をとらえることはできなかった。

眼下に稲又の集落を見下ろす。
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かなり山深いところにある。
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いつか八紘嶺まで縦走することがあるだろうか。
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ちょっと後ろ髪を引かれる思いで、引き返す。
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三ノ池を再び通過。
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私の嫌いなピストンだが、この道は何だか愉快で苦にならなかった。
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距離が短いこともあるんだろうけど。
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登りも軽快に速足で。
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コケがこの景観を作っているような気がした。
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帰りも15分ほどで戻ってきた。
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休まず通過する。
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大崩れのへりには、もう一度立ち寄る。
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ほんの1時間も経たないうちに、富士山はほとんど隠れてしまった。
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これはまた珍しい見え方だ。
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なんか裾野とズレているような錯覚を感じる。
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五宗山(1634m)。
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例のもやもやの山も隠れてしまい、もやもやしなくなった。
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例えば、あと数百年で、ここも崩れて消えてしまうのだろうか。
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この先はとっとこ速足。
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往路とはちょっと違った道を歩いてみる。
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しかし、それほど違いはなかった。同じカラマツ林の中だし。
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やっとケーブルのところまで戻ってきた。
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一ノ池は南北に長いことを実感。
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随身門からは階段を下れば、敬慎院はすぐなのだが、昨日歩かなかった四十八丁目から四十九丁目の道を歩かねばならない。
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よく見ると、鐘に縁起が鋳込まれていた。
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昨日に続き、吉祥門から境内へ。
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はい、戻ってきました。
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この紋章は七つの面(鏡)を意味しているのだろう。
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預けてあったザックを回収し、8時半すぎに改めて出発。
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この先は完全な車道。
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間もなく、左手に二ノ池が現れた。一ノ池と比べると随分小さい。
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華奢な鳥居をくぐる。
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石灯籠にも、丁目石のように、ちゃんと「二之池」と。
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池は涸れてしまいそうだが大丈夫なのか。
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湧き水が水を供給しているようではあるが。
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湧き水はこんこんと泡を発しながら湧き出ていた。
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池を見守る二之池宮に参拝。
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この登山者はここでお経を上げていた。
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傍らに小さなお社が三つ。
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湧き水に感謝して、二ノ池を後にした。

(つづく)
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