山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

七面山(3)

【2016年4月23日(土)】七面山
身延山(1153m)から七面山(1989m)の登山口に向かっている。
十萬部寺を過ぎると、北の展望が開けた。
DSC_6056_20160428213247b24.jpg
残雪の南アルプスがわずかだが見えてうれしかった。

1000mに満たない低山は新緑真っ盛り。
DSC_6057_20160428213249a8a.jpg

眼下に見えるのは、おそらく早川の北岸にある千須和の集落。
DSC_6058_20160428213250973.jpg

右前方には948mピークを望む。
DSC_6059_20160428213252453.jpg

七面山の北の稜線。頂上付近は依然として雲の中だ。
DSC_6060.jpg

新緑を愛でつつ、しばし下ると
DSC_6061_20160428213225410.jpg

廃寺が現れた。
DSC_6062_20160428213227a15.jpg

地形図には載っているが、観光マップには掲載されていない寺だ。
DSC_6063_20160428213228fd7.jpg

石塔も崩れかけている。
DSC_6064_20160428213230b67.jpg

お、何か貼り紙がしてあるぞ。
DSC_6065_20160428213231830.jpg

お堂の裏の崖崩れのため、本尊の妙正大明神は妙福寺に移してあるとのこと。
DSC_6066_2016042821320448e.jpg
妙福寺はこれから行く赤沢宿にある。

中を覗いてみると、確かに仏壇?は空っぽになっていた。
DSC_6067_20160428213205fcd.jpg

この寺の名称を知りたかったのだが、どこにも書いていなかった。
DSC_6068_20160428213207c9a.jpg

スイセンはけなげに花を咲かせていたが
DSC_6070_20160428213208bac.jpg

建物は荒れる一方のようだった。
DSC_6071_2016042821321072a.jpg

ここからは急な下りとなる。
間もなく、さっきの貼り紙にも書かれていた崩落箇所に差し掛かった。
DSC_6072_20160428213141215.jpg

道を完全に付け替えるべく大がかりな工事が行われている。
DSC_6073_2016042821314386b.jpg
待てよ。となると、十萬部寺にあった車はどこから登ったのだろうか。
追分から、あの落石を乗り越えて行ったのか。
ちょっと不思議だった。

それにしても激しい土砂崩れだ。
DSC_6075_2016042821314617c.jpg

稜線はあんなになだらかなのに。
DSC_6074_201604282131440e5.jpg

シダレザクラを通過して、林道の入口まで下りてきた。
DSC_6077_201604282131487b1.jpg
DSC_6078_2016042821312042c.jpg

ぽつんと1本、ヤマブキ。
DSC_6080_20160428213121c16.jpg

淡い緑が本当に美しい。
DSC_6081.jpg

七面山の山肌がやっと見えてきた。
DSC_6083_20160428213124cef.jpg

そして赤沢宿の家並み。
DSC_6085_201604282131266e1.jpg

宿場町へは林道から離れて、整備された石畳の道を下る。
DSC_6086_20160428213013aa1.jpg

入口には、若山牧水の歌碑。
DSC_6087_20160428213014103.jpg
「雨をもよほす雲より落つる青き日ざし山にさしゐて水恋鳥の声」
水恋鳥とはアカショウビンのことらしい。

ここを左に折れる。
DSC_6088_20160428213016141.jpg

ゴツゴツしていない石畳でよかった。
DSC_6089_20160428213017d0f.jpg

七面山頂上部。なかなか姿を現さない。
DSC_6091_20160428213019a2e.jpg

かつての食堂、芳野屋。
DSC_6092_20160428212949847.jpg
DSC_6094_201604282129518bb.jpg

「名物 手打生そば 御中食」などと書かれた看板が下がっている。
DSC_6093_20160428212950e1e.jpg

向かいに、古びた枡がコケ生していた。
DSC_6095_20160428212953989.jpg

ずっと下り坂。
DSC_6098.jpg

赤沢宿は傾斜地に展開している。
DSC_6099_20160428212846048.jpg
DSC_6102_20160428212847ad9.jpg

身延山と七面山を結ぶ身延往還にあり、かつては参詣者が多く行き交ったのだろう。
DSC_6103_20160428212849e64.jpg

斜面ではお茶が栽培されていた。
DSC_6104_201604282128502f3.jpg

私は街道と山村が好物なのだが、この集落はその両方を兼ね備えている。
DSC_6105_2016042821285239a.jpg

心躍らないわけがない。
DSC_6106_20160428212810c86.jpg

これは普通の住宅のように見えるが、旅館えびすやである。
DSC_6107_20160428212812708.jpg

若山牧水が泊まった宿だそうだ。
DSC_6109_201604282128152b7.jpg

講中札。常連の講や客の名前だろうか。
DSC_6108_20160428212813450.jpg

今はもう営業していないようだ。
DSC_6110_20160428212816d26.jpg
DSC_6112_20160428212736daf.jpg

向かいは、屋号「南(亀屋)」。
DSC_6111_2016042821273578d.jpg

その下に玉屋。
DSC_6117_20160428212741dd2.jpg

玉屋の向かいに小さな池がある。
DSC_6114_2016042821273884f.jpg

6月にはモリアオガエルが鳴き声を響かせるらしい。
DSC_6115.jpg
ミズバショウはもう終わっていた。

さらに下がって中野屋。
DSC_6118_20160428212704ff8.jpg

そして柳屋。
DSC_6119_20160428212705c06.jpg
DSC_6120_201604282127070dd.jpg

このお宅の屋号は「川戸」。
DSC_6125_201604282126146bd.jpg

この石畳の整備が評価され、平成元年に当時の建設省から手づくり郷土賞を受賞、「いこいとふれあいの道30選」に選ばれている。
DSC_6121.jpg

古くからの集落だけに、こうした石碑も少なくない。
DSC_6122_20160428212709cd9.jpg
DSC_6123_20160428212611d38.jpg
DSC_6128_20160428212539a48.jpg

集落の上部にある妙福寺。
DSC_6132_20160428212544217.jpg
DSC_6131_20160428212542d4d.jpg

山号は長徳山。
DSC_6133_20160428212545c47.jpg

屋根の向こうは七面山。
DSC_6124_20160428212613f2e.jpg

市町村単位のマンホールではなく、この集落独自のもの。めずらしい。
DSC_6126_20160428212615d63.jpg

妙福寺の向かいは両国屋。
DSC_6127_20160428212617af6.jpg
DSC_6134_20160428212436e02.jpg

その下に大黒屋。
DSC_6130.jpg
DSC_6135_2016042821243786f.jpg

屋号の通り、大黒様が祀られている。
DSC_6136_201604282124397b6.jpg

さらに下って、喜久屋は赤沢宿歴史文化公園の休憩処になっている。
DSC_6137_20160428212440641.jpg
DSC_6139_201604282124110e5.jpg

赤沢宿が重要伝統的建造物群保存地区に指定されたのは平成5年のことらしい。
DSC_6138_20160428212442af1.jpg

この辺の大きな家は、かつては講中宿だったのだろう。萬屋。
DSC_6140_20160428212413cb0.jpg

改めて振り返るとかなりの急坂だ。
DSC_6142_201604282124149c8.jpg

升屋の玄関先に張り出されたお札。
DSC_6143_20160428212416e4f.jpg

その向かいは美好屋。
DSC_6144_20160428212417651.jpg

きれいなお庭だこと。
DSC_6145_201604282123356a8.jpg

なんだかフラワーアレンジメントみたいだ。
DSC_6146_20160428212336a85.jpg

どんどん下る。
DSC_6147_20160428212338013.jpg

木工房淳司。
DSC_6148_201604282123394a5.jpg
屋号を確認するのを忘れたが、吉田屋だろうか。

さらに勾配がきつくなり、階段まで出てきた。
DSC_6149.jpg

桃の花が目にまぶしい。
DSC_6151_20160428212310408.jpg

枡田屋さんは「市下」とも呼ばれる。
DSC_6152_20160428212311ccc.jpg

あとは残り3分の1。
DSC_6153_201604282123131b5.jpg

右手に、そば処武蔵屋。
DSC_6157_201604282123161d4.jpg
DSC_6155_20160428212314dcf.jpg

赤沢宿で唯一営業している江戸屋旅館。
DSC_6158_20160428212244010.jpg

ちょっと石畳から離れて、江戸屋に向かう。
DSC_6159_201604282122464b2.jpg

この細い建物は「石屋」。
DSC_6161_201604282122476fa.jpg

手前は新屋、左奥が清水屋、右奥が大阪屋。
DSC_6162_20160428212249370.jpg

江戸屋旅館はこの集落では一番大きな家ではないか。
DSC_6163_201604282122509c9.jpg
DSC_6164_20160428212203c1c.jpg

左奥の大阪屋の右の赤い屋根は「上久保」。
DSC_6166_2016042821220512f.jpg

「親屋」はパンフレットにある「新屋」のことだろう。
DSC_6167_20160428212207ce0.jpg

お庭もきれいだった。
DSC_6168_20160428212209770.jpg

(つづく)
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/862-053eca4e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (93)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (60)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (37)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (21)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR