山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

弟富士山・城山(4)

【2016年4月3日(日)】弟富士山・城山
城山(648m)から下山して、「道の駅あらかわ」に向かっている。
素晴らしい山村のたたずまい。
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こんなところを歩けるなら、車道歩きも悪くはない。
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荒川の支流、湯ノ入沢を渡る。
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荒川の対岸は断崖が続く。かなりの峡谷になっている。
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下り電車が通過していく。
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通常の車両だった。
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少々疲れたので、路傍の石仏に見守られて休憩。
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文化三年(1806年)の建立。
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この頭は丸石をのせたものではなく、きちんとつながっており、かすかに顔の彫りも残っていた。
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となりまたまた薬師様。
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馬立薬師堂。昭和50年に改築したもののようだ。

引き続き、沿線を楽しみながら歩を進める。
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大きな橋を渡ったところで、ここには廃道があるはずと思ったら、やっぱりあった。
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この道は国道140号の旧道にあたり、秩父甲州往還道という標柱がぽつんと立っていた。
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街道ならではの石仏。ちょっと傾いている。
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秩父札所の道標を兼ねているようだ。
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ようやく、道の駅にたどり着いた。
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ちょうど正午だ。さあ、めしめし。
でも、このお蕎麦屋さんは混んでいそう。
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道の駅に併設されている味わいの里・鈴ひろ庵の方にする。
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そばが食べたかったのだが、メニューを見て、あまり食指が動くものがなかったので、ラーメンにした。
行者にんにくラーメン。地元の食材を使ったものがいい。
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行者にんにくは薬味のようになっていた。
あっさりして、おいしかった。

満足したところで、カタクリのリベンジ。
朝、弟富士山(386m)で見たカタクリはしぼんでいたが、もうこれだけ日が高くなればもう開いているだろう。
弟富士山にもう一度行かなくても、すぐ近くに大塚カタクリ園というのがあるようだ。
おお~すごい。見事に反り返っている。
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これが見たかったのだ。
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白いカタクリもあって、びっくり。
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花の文様が手で描いたかのようだ。
うん、これで満足。

こんなところに日帰り入浴施設があるのを発見。
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でも、今日は柴原温泉と決めてあるので、またの機会に。

ここは標高312mもあることを初めて知った。
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たけのこ掘りはまさにこれからのようだ。
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いきなり蒸気機関車の汽笛の音が聞こえてきたので、線路に向かって走る。
今日は休日だからSLが運行されているんだった。
まずは位置取りして待機。
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3分ほど待っていると、やってきた、やってきた。
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ちゃんと煙を吐いている。
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ほかの観光客の方々もみなカメラを向けていた。
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客車もなかなか格好よかった。
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さあ、鉄分も摂ったことだし、お風呂に向かいましょうかね。

「道の駅」を後にして、柴原温泉に移動。
10分ほどで着いた。一見してびっくり。柳屋は廃屋ではないか。
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しかし木造3階建ての立派な建物である。

玄関は閉鎖されていた。
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もちろん、ちゃんと新館があった。
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到着したのは午後1時前なので、日帰り入浴の終了時間2時半までなので余裕だ。
フロントに入り、「ごめんくださ~い」と声をかけると
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わりと若い男性が出てきて、親切に浴室まで案内してくれた。
カタクリと清雲寺のシダレザクラの季節なので、何人か先客がいるのではと思ったが、誰もおらず独り占めできた。

内湯とは別に露天風呂もあるというので、そちらに先に入ることにする。
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でも、四方のうちの一方に壁がないだけの半露天風呂で、しかもその正面が崖なので、あまり風情がない。
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だったら、内湯でいい。再び移動して、屋内でゆっくり入ることにした。
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泉質は単純硫黄泉で、源泉は11.4℃。ph8.1の弱アルカリ性。
湯温も熱すぎず、ゆっくり浸かることができた。

帰り際に、フロントにいたご主人にいろいろと聞くことができた。
柴原鉱泉は秩父七湯のひとつに数えられ、江戸時代初期から400年以上も湯治場として利用されてきたらしい。
湯元は5分ほど沢を遡ったところにあるそうだ。
最近まで、4軒の宿があったらしい。
現役なのは、ここ柳屋と川をはさんで隣にある「かやの家」の2軒。
湯元の菅沼屋は2010年10月末で閉館、武州日野駅に看板があった「きくや」も最近廃業したとのこと。
柳屋は明治10年の記録は残っているものの創業がいつだったのかははっきりしないらしい。おそらく幕末の頃だっただろうとのこと。
秩父事件の首謀者らが潜伏したこともあったらしい。
建物も明治の頃からのものだという。
「早く壊してしまいたいんだけど、お金がね」と言っていたが、保存できるものなら保存してほしい。
今のご主人で4代目。5代目になる息子さんは板場を仕切っているとのこと。
「バブルの頃はよかったけど、2軒はやめちゃったね。でも、今はネットで予約が入るから、商売になっているよ。とくに秘湯目当てというお客さんではなく、関東観光の通り道だからって感じで選んでくれる。国道140号が山梨に通じたから、そちらからのお客さんも多いね」
とのことだった。
経営は厳しいよという話になるかと思ったら、そうでもないみたい。
いいことだと思う。

丁重にお礼をして辞去。
柳屋の駐車場のすぐ先に「きくや」の看板が残っていたので行ってみた。
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こちらも廃屋になっていた。
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菅沼館は取り壊されたらしく跡形もなかった。
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(プリムラ・ブルガリス)

かやの家も偵察。
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こちらはわりと新しい。
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石祠や供養塔に挨拶して、帰途につく。
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山村風景を見ながら車を走らせたかったので、帰りは小鹿野経由。
途中、秩父ミューズパークの売店でアイスを買って食べた。
秩父から先のルートも山伏峠越えの名栗経由で帰るか、旧国道の正丸峠経由にするか迷ったが、正丸峠まで行って、引き返し山伏峠経由で帰るという欲張りな帰り方をすることにした。

正丸トンネルの手前で右折すると、芦ヶ久保小学校入山分校跡の石碑があった。
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入山分校は昭和27年の開校。昭和42年廃校だったので、存在したのはわずか15年間。
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その後、入山公会堂としてその面影を保っていたが、正丸トンネルの開削に伴い、その用地はほとんど失われてしまったのだとか。
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15年の間にここを巣立ったのは約100人というから、1学年平均7~8人ほどの小規模校だったことになる。
それにしても、当時はこんな山奥にも、まだ人の生活はあったのだ。

すぐ先に旧正丸峠への道があったので、潜入してみた。
正丸峠へのバス道路が開通する以前の、徒歩で越える道である。
車道が切れるまで行ってみる。
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行き止まりで引き返し、カエデの大木の下に追分の道しるべを発見。
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「右 なぐり(名栗) 八王子」「左 子ノ権現 江戸」と刻まれている。

再び県道に戻り、旧道を正丸峠へ。
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いずれ、この奥村茶屋でそばでも食べてみたい。
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ここはライダーがよく来る峠だし、ハイカーの通り道でもあるから、下にトンネルが開通しても営業が成り立つのだろう。
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4年前に来た時には気づかなかったが、昭和天皇と今上天皇皇后両陛下の記念碑が立っていた。
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昭和天皇は昭和30年11月11日、今上天皇ご夫妻は皇太子時代の昭和39年11月20日に当地を訪れたそうである。
碑の建立は平成18年だから当然、前に来た時も見ているはずなのだが。

中央右の尖った山は大高山(493m)。
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秩父側は武川岳(1052m)の前山が望めた。
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再び車に戻り、山伏峠へ。
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この先は旧名栗村をゆっくり走る。
緑色に塗られた洋館を発見して、小休止。
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JAの建物のようである。

写真の最後はレトロな「サン美容室」。
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時間も早かったので、柴原温泉からあちこちに寄り道してしまった。
帰宅したのは4時半だったから、2時間半もかかった。
でも、天気に恵まれ、花の季節の気持ちのいい山歩きだった。

(おわり)

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