山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

弟富士山・城山(1)

【2016年4月3日(日)】弟富士山・城山
前夜、北武蔵方面から帰宅し、明日(日曜日)はどうしようかと眠い目をこすりながら考えた。
天気予報は依然として曇り。
高いところに行っても眺望は期待できないので、またしても近場の低山を物色する。
最初は、西武線の正丸駅からツツジ山を経て刈場坂峠に向かい、大築山を経て越生駅に下るコースを考えていたのだが、帰りの電車が前日と同じになってしまう。
日帰り温泉にも行きにくい。
山と渓谷社の分県登山ガイド「埼玉県の山」を引っ張り出してきて検討したところ、秩父鉄道の武州日野駅から弟富士山(386m)を経て城山(648m)に登り、白久駅に下ってくるコースがわりと手頃であることがわかった。
カタクリの群落で知られているとのことで、今がちょうど見頃らしい。
白久駅近くにある民宿しらかわでお風呂に入れるらしいが、どうせならこの前断念した柴原鉱泉の柳屋に行きたい。
となると車で行かなければならないが、ちょうどいいことに白久駅と武州日野駅の間に「道の駅あらかわ」がある。
ここに駐めておけば、周回コースが取れる。よし!
というわけで、コースは決定。
柳屋の日帰り入浴は午後2時半までなので、早めに出ることにした。
前夜、荷物を整え、5:45にアラームをセットして、就寝。
翌朝は目覚ましがなる前の5:30に目が覚めたので、5:50に出発できた。

しかし、外に出てみて、びっくり。なんと雨が降っているではないか。
う~ん。でも、予報は朝のうち雨の残るとこともある、と言っていた。
上がることを信じて、勢いで出発する。
電車で行くプランを立てていたら、駅までの自転車移動で濡れるのが嫌なので、きっと中止にしていただろう。

コンビニに寄って昼食を調達。
走り出して、ふと気づいた。「あ、朝食買うの忘れた」
もう1度、どこかのコンビニに寄ればいいのだが、それが面倒くさい。
お昼に買ったおにぎり2個を朝食に回し、予備食に買ったもっちりあんパンをつなぎにして、お昼は下山後にどこかで食べることにしよう。
そういう方針にして、道の駅あらかわに直行する。

雨は飯能あたりで止み、正丸トンネルを抜けると、なんと晴れてきた。
これは素晴らしい。両神山(1723m)も見えるではないか。
「ああ、こんなことなら、もっと高い山に行けばよかった」と欲が出てきたが、贅沢は言わないことにする。

早く着きそうなので、先に清雲寺のシダレザクラでも見ておこうかと思い、そちらにハンドルを切ったが、駐車場500円という表示を見て、あっさり取りやめ。
実は1度見たことがあるから、そんなにこだわりはないのだ。
時間的には混んでないはずだから、本当はいいタイミングなんだけど。

とくに渋滞もなく、7:20に道の駅に着いた。
2時間見ていたが、1時間半しかかからなかった。
トイレの便座が温かかったので、ゆっくりと朝のお勤め。
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(背後は熊倉山)
念入りにストレッチをして、7:40過ぎに出発した。

先に弟富士山に登ることにする。
カタクリは弟富士のふもとに群落があるそうなので、朝のうちに行けば、人込みを避けられる。
それに、こちらからだと城山の頂上直下まで舗装道路で登れてしまうのもありがたい。

武州日野駅の裏手に小さな赤い鳥居がいくつも並んでいる神社がある。
DSC_4405_201604062301245d6.jpg
あそこが登山口かなと思って行ってみたら、カタクリ園の入口だった。もちろん見ていく。

しかし、どれも萎んで下を向いている。開いているものでも、この程度。
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花びらを反り返らせている花はほとんどない。
これは朝早すぎたからだろうか。
また下山後に来るのは面倒だなあと思いつつ、とりあえず登山に専念する。

登山口を探しながら、線路沿いに東進すると、浅間神社が現れた。
DSC_4426_20160406230127899.jpg

ああ、登山口はこっちの神社だったんだ。
DSC_4432_20160406230052f09.jpg
参拝していると、電車で来たと思しき単独の登山者が追いついて来た。

獣除けのネットの扉を私が開け、そのおじさんが閉める形になった。
このおじさんとはこの後、何度も行き会うことになる。
しばらく私の後をやや離れて歩いてきていたが、倒れた御胎内入口の道標の写真を撮っているうちに、先に行ってしまった。
DSC_4439_20160406230054985.jpg

その後、九合目で彼が着替えているすきに、私が再び先行。
すぐに弟富士山の頂上に着いた。
DSC_4446_20160406230055d91.jpg
今度は私がここでウインドシェルを脱いでいる間に、おじさんは行ってしまった。
私は早くもお腹が空いてきてしまったので、ここでチョコを2かけ口に放り込む。
こんな調子で、私のお腹はちゃんと昼まで持ちこたえてくれるだろうか。

少し下って、カタクリ園への分岐に着くと、カタクリ園の方から彼がやってきた。
(カタクリを見に行ってたのかな?)
会釈をして、今度は私が先行。
しばらく尾根道を少し離れて付いてくる。
DSC_4459_20160406230057858.jpg
もっと近づいてくれれば、「さっき、カタクリを見てきたんですか? 萎んでいるのは朝だからですか?」と聞こうと思っていたのだが、ずっと距離を置いたままだ。

尾根を外れて、階段を下り、簡易舗装の道に出る。
左手に「矢通反隧道」という素掘りのトンネルがあるので、行き先とは逆方向だが見学に行った。
DSC_4461_20160406230058840.jpg
すると、彼もこっちに来たので、やっと声をかけることができた。
「(このトンネル)渋いですね」
「ええ」
「さっきはカタクリを見に行かれたんですか」
「いや間違えただけです。地図見ても何だかよく分からなくて」
「どちらへ行かれるんですか」
「熊倉山(1427m)です」
「熊倉山なら、この道を戻ったら、大きな道にぶつかるので、その道を登っていけばいいんです。私もそちら方面に行きます」

彼は「ありがとうございます」と言って、先に行ってしまった。
DSC_4468_2016040623002088b.jpg
しかし、彼は大きな道に出たところで、本来行くべき方向とは逆の方向に歩いていく。
あわてて下り、「そっちは違いますよ」と叫ぼうとしたら、もう姿が見えなくなってしまっていた。
さすがにいずれ自分で間違いに気づくだろうと思い、追いかけることまではしなかった。
それにしても、あんなによく道を間違えて、あの人大丈夫なのか。
本当に熊倉山にたどり着けるんだろうか。

熊倉山の登山口に向かって20分ほど歩いたところで振り向くと、後ろにさっきのおじさんの姿が見えた。
やっぱり気づいたか。それにしても足が速いなあ、もう追いついて来た。
と安心したが、パッと見、さっきのおじさんと着ているものが違う。
あれ? 別の人か。いずれにしろ足の速い人だ。
そう思いながら、九十九折の車道を登っていく。
DSC_4506_20160406230021e23.jpg

どうも登山道と違って、車道歩きはペースが早くなりがち。
だんだん疲れてきた。
アクエリアスを飲もうと思って、後ろ手にザックのポケットをまさぐると、なんとボトルがないではないか。
え、どこかで落とした?
いや、普通に歩いてきただけなんだから、そんなはずはない。
すると・・・あ、弟富士山の頂上で飲んだ時に、神社のテラスに置いたままにしたんだ!
まだ、一口しか飲んでないのに。
というか、この先、飲料は飲みかけのお茶しかない。
残りは多分200cc程度。大切に飲まなくては。
最近はほんとに物忘れがひどい。
朝食の買い物だってそうだ。やはり確実に老化は進んでいるんだなあ。
まあ、いい。とにかくお茶を飲もう。
ザックを下ろして、チャックを開けると、なんと中にアクエリアスがあるではないか。
弟富士山の頂上で飲んだ時、ポケットに入れずに、ザックに放り込んだだけだったのだ。
飲み物があってよかったが、どう始末したのか忘れていたことには違いない。
あまり喜べた話ではない。

観音堂から50分歩いて、やっと熊倉山への登山口がある峠に着いた。
DSC_4510_20160406230023130.jpg

すっかり疲れてしまったので、防火水槽の上に腰掛けて休んでいると、間もなく後ろにいた人も到着。
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よくよく見ると、さっきのおじさんではないか。
彼は登山届を書いて、ポストに入れると、休まずに登って行ってしまった。
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さすがに「また間違えてしまいましたね」と声をかけるわけにもいかず黙っていたら、彼も間が悪かったのか、私にウソをつかれたと思ったのか、私の方を振り返ることはなかった。

私はここで10分ほど休憩。残りのチョコを3かけとも食べてしまった。
あとはあんパン1個しかないが、もう下るだけなので多分大丈夫だろう。
こちらは彼とは逆方向、城山に向かう。ちょうど10分で到着。
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頂上は中世の山城、熊倉城の跡で、かなり平坦に普請されている。
山名板が城跡の標柱にくくりつけられていたので、それを外して、真の頂上まで持っていき、そこで記念撮影を行った。
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この先の下りは急坂を含むアップダウン。
DSC_4561_201604062259593f5.jpg
「埼玉県の山」には城山を含め6つのピークをP1、P2・・として表記されている。
あと5つの登り返しがあるということだ。
この道はもともと熊倉山に登る時に使う予定だったのだが、このアップダウンでかなり消耗したかもしれない。
今度実際に登るとしたら白久温泉経由で林道を歩くことになるが、今回を教訓に車道はゆっくりめに登ることにしよう。

途中やっぱりお腹が空いたので、なけなしのあんパンを結局歩きながら食べてしまった。
DSC_4559_201604062259581b2.jpg
お昼は道の駅で何かしっかり食べよう。豚丼とかあるといいなあ。

P1から先は尾根をはずれて、落石の多い廃道になった林道をトラバース気味に下っていく。
DSC_4603_20160406230000b23.jpg
意識してゆっくり下ったこともあるが、コースタイム通り1時間20分かかってしまった。

ここからの車道歩きもかなり長かった。
途中、段差のあるところを見つけて、靴のひもを緩める。
DSC_4649_201604062259325bd.jpg
ついでに10分ほど腰をおろしたまま、足を休ませてあげた。

道の駅にたどり着いたのは、もうお昼前。
トイレで顔を洗って、食事処で行者にんにくラーメン(750円)を食べた。
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そばを食べたかったが、あまり食指の動くメニューがなかったので、ラーメンになってしまった。
あっさりしておいしかった。

以下、今回の行程である。
【行程】2016年4月3日
道の駅あらかわ(7:42)~武州日野駅(7:56)~浅間神社(8:12)~弟富士山(8:26休憩8:31)~如意輪観音堂(8:50)~熊倉山登山口(9:40休憩9:48)~城山(9:58)~城山登山口(11:16)~馬立薬師堂(11:32休憩11:42)~道の駅あらかわ(11:55)
※所要時間:4時間13分(歩行時間:3時間50分)
※登った山:2座(弟富士山、城山)
※歩行距離:10.3km
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