山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

弓立山など(1)

【2016年4月2日(土)】弓立山
天気予報は曇り。照準を近場の低山に絞り、行き先はときがわ町の弓立山(427m)に決めた。
最初は、山と渓谷社の分県登山ガイド「埼玉県の山」のコース取りに従うつもりだったが、だんだん欲が出てきて、近くの山をしらみつぶしに登りたくなってきた。
「山と高原地図」にルート表示がない山も、ヤマレコで登っている人がいるのを確認。
そのルートを手持ちの地形図に落とし込み、弘法山→雨乞山→六万部塚→弓立山→金比羅山→愛宕山と回ることにした。
時間があれば、さらに北に展開する堂山や雷電山を周回してもいい。
下山後は「都幾の湯四季彩館」で入浴、バスで明覚駅まで行って、八高線・東武線を乗り継いで帰宅するという、かなり欲張りプランである。
先週の日曜日、晴れたのに休養日にしてしまったのが、やっぱり後を引いているみたいだ。
晴れていれば眺望が期待できるのは弓立山くらいなので、曇っていてもそれほどストレスを感じなくて済む山ばかりだ。

歩き始める越生駅までは新所沢駅から1時間ほどなので、ゆっくり出発することにした。
8:15新所沢発の電車に乗り、本川越→川越市、坂戸で乗り換え、越生には9:13着の予定だ。
ところが、ささいなことで、それが大きく(って程でもないが)狂ってしまった。
8:15の電車に乗るには、昼食調達の買い物の時間を含めて、7:55に自宅を出ればいい。
でも朝食も済ませ、早く準備ができたので、7:50に出発。
駅に着いて、改札に入った瞬間、気づいた。「あ、コンビニに寄るの忘れた!」
でも、早く着いた分、1本前の8:07発に乗れるから、差し引き8分間の余裕がある。
川越での乗り換え時にコンビニに寄ればいいや。
気にせず、電車に乗り、8:23本川越着。
いつもの通り、ぺぺを大回りして東武の川越市駅へ向かう。
駅前のファミマで昼食を調達。市駅に着いたのが8:40。
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電光掲示板を見ると、森林公園行きの普通電車が8:41発。次が8:48発の急行小川町行き。
買い物したとは言え、+8分の余裕があったはずなので、そんなすぐの電車を駅探が指示しているわけがないと思い込み、余裕かましてトイレに寄った。
41分は見送って、48分の電車に乗ってわけだ。
坂戸に8:58に到着。
駅探では、坂戸駅で確か2分の待ち合わせのはずだったのに、9分もある。
あれ?って思いつつも、9:07発の越生行きに乗車。
到着予定の9:13になっても越生に着かないどころか、まだ駅が3つも4つもある。
ここで改めて駅探を検索して初めて、川越市駅で8:41発の電車に乗るべきだったと認識した。
結局、越生到着は予定より11分も遅い9:24。
家を予定より5分も早く出ただけに、なんとも悔しい。
原因は、本川越から川越市への乗り換えにあった。
よく見ると、駅探では乗り換え時間を6分しか設定していない。
以前は確か10分以上あったはずだ。
なんと、本川越駅に新しく西口ができ、ぺぺを回り込まなくても、まっすぐ川越市駅に向かう最短ルートができていたのだ(帰りに駅員に聞いたら、2月20日からオープンしているとのことだった)。
これは不覚。以前、本川越駅で工事をしていたような気もするし、改札を出てから、ちらっと左を見るだけで気づいたはずなのに。
わき目も振らずというのは、必ずしもよくないことを思い知った。

と言ってもまあ、遅れたのはたかだか10分。
山行に大きな影響が出るわけではない。
まずは越生駅で確認作業。
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なんとホームの真ん中に11kmのキロポストがあった。
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坂戸駅からの距離と思われるが、ホームにあるのはめずらしい。

乗ってきた車両はモハ82111。
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いわゆる8000系という車両だが、カラーリングがレトロな印象。
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8000系は1963年から1983年にかけて、私鉄では最多の712両が製造されたそうである。

越生駅前に降り立つ。
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ここに来るのは関東地方に大雪が降った直後の2014年2月9日以来2年ぶり。
駅名標の書体が当時とは変わっていた。当時はゴシック体だった。

まずは越生町のマンホールをチェック。
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こちらは越生、毛呂山、鳩山町の共用。
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駅前の観光案内所に立ち寄って、ハイキングマップを入手しようと思ったが、棚にはなかったので、そのまま退出。

歓迎を受けて、歩き出す。
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県道との交差点手前は広場になっていた。
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2年前はここにまだ何か建っていたような気もするが定かではない。

ただ、こんな観光案内板は少なくともなかった。
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一里飴はなめてみたかったのだが、1個1個では売ってないだろうし、1袋だと多すぎるだろうから、店には入らなかった。
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この住吉屋、前回来た時は閉まっていたが、この日は開いていた。
やはりつぶれていたのではなかったのだ。

今日はしばらくメインストリートを歩くので、昔ながらの商店にも注意を払っていきたい。
町の本屋さんとして頑張っている「のとや書店」。
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蔵造りの「まちだ」は何の店だったのかよく分からないが、まだ営業しているのだろうか。
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カーブに位置するため、店頭に反射板が設置されている。
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越生町の道路元標を発見。
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大正8年(1919年)の旧道路法で道路の里程の起点となる「道路元標」を各市町村に1か所ずつ設けるよう定められたという。

その横に、かつての「和田横丁」の案内板があった。
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越辺(おっぺ)川をはさんで北隣にある旧和田村(現・越生町大字西和田)への道が通じていたのが、名の由来。
大正時代から昭和初期にかけて公衆浴場があったことから「銭湯横丁」とも呼ばれたという。
この界隈がかつての市街地の中心だったとのこと。

お茶や海苔の「小松屋」。
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現在のメインストリート。奥に見えるのは桜の名所、大観山。
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国の登録有形文化財、金子家住宅。
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生糸の仲買取引で財を成した越生屈指の豪商・嶋野伊右衛門によって、江戸末期の安政5年(1858年)に建てられた店舗及び住居である。

二七の市の跡。
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越生町の中心部(江戸時代は今市村と呼ばれた)では、毎月6回、二と七の日に市が立ったという。
幕末の横浜開港以降は絹取引が盛んになり、明治・大正期に最盛期を迎えた。

旧越後屋・三井呉服店(現三越)出張所跡。
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かつては、あの三越が出張所を置くほど、越生は賑わっていたのだ。
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この家もかつては商家だったのだろう。
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寿司・ちゃんこの満寿屋。
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これで「あらじゅく」と読む。
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曙会館跡。昭和21年に地元有志が開館した劇場。
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昭和20年代後半からは映画上映が主となったが、42~43年頃に閉館した。

その隣に八幡神社跡。
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駅前にある法恩寺の鎮守として奈良時代に勧請されたと伝えられる。

うちわ工房しまの。
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柄に直交する肩竹をはめる渋団扇は越生の特産品だった。
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「越生名物生絹に団扇 誰が着るやらつかふやら」
昭和8年(1933年)の八高線開通を祝して発表された野口雨情作詞の「越生小唄」にも唄われた。
最盛期には50軒ほどの団扇工房があったが、今では「しまの」1軒のみだとか。

里の駅おごせに立ち寄る。
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ここでハイキングマップをゲットしたが、あまり役に立たなかった。

閉店したと思しき「すずもと食堂」。
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茶舗改めクリーニング店なのか、まだ両方営業しているのか、はっきりしない。
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梅最中、栗酒まんじゅうの梅泉堂。このカーテンの雰囲気はもう廃業しているのか。
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ほぼ向かいにある菓子舗河田屋は現役。
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このあたりは中心部から1kmほど離れているが、最盛期は商店がここまで続いていたのだろうか。

五大尊ツツジ公園も越生では人気の観光スポット。
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ただし、ツツジにはまだ早い。

駅から20分ほど歩いて、やっと本日の1座目、弘法山(164m)が見えてきた。
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手打ちうどん、だんごの黒田屋。
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越辺川を高橋で渡る。
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垣根にはシナレンギョウの花が咲いていた。
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(つづく)
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