山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

2016大山(4)

【2016年3月26日(土)】大山
登り始めて1時間10分ほどで富士見台に到着した。
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あいにくの天気なので、エア富士山で我慢する。
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ここでみんなの注目を集めたのは、こちら。
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これは何なのか、誰も全く分からなかった。

モヤモヤしたまま出発。
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右手に伊勢原方面を遠望。
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左には、木の芯にコンクリートで作った珍しい石仏。
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もう剥がれ落ちてボロボロなので、針金で応急処置を施してあった。

「二十一丁目」(11:25)通過。
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そしてすぐ「二十二丁目」(11:28)。
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標高1102mと刻んであるので、あと150mちょっと。距離はあと600mだ。
ここで数分立ち休み。ベンチがあったが濡れて座れる状態ではなかった。
大山の参道には明治以降、多くの茶屋ができたそうで、ここにも「日の出茶屋」という店があったらしい。
ちなみに、下社から山頂までにあった茶屋は12軒。
列記してみると、5丁目「石屋」、8丁目「屋号不明」、10丁目「松葉屋」、13丁目「きくや」、14丁目「屋号不明」、15丁目「米屋」、16丁目「追分茶屋」、18丁目「屋号不明」、20丁目「富士見茶屋」、22丁目「日の出茶屋」、23丁目「えびすや」、28丁目「喜太郎茶屋」となる(「相州大山」より)。
そんな時代に歩いてみたかった。ただ、茶屋は登山道を挟むように建っており、登山客は茶屋の中を客引きにもまれながら歩いたという。
その後、登山客の装備が整い、ペットボトルやコンビニなどが普及するにつれ、茶屋で休む客が減り、経営者の高齢化や後継者不足もあって、徐々に廃業していったらしい。
一時は1軒もなくなってしまったが、平成14年に山頂で開業した大山山頂茶屋が元気に営業中だ。

いよいよ路面がぬかるんできた。
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「二十三丁目」(11:37)の標柱は倒れて放置されていた。
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標高が高くなり、路面はとうとう雪道に。
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「二十四丁目」(11:40)付近は「縁結びの道」というらしい。
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周囲の木の枝に願い事を書いた紙を親指と小指で結ぶと恋が叶うのだとか。

私も含め一同そんなこととはつゆ知らず、通り過ぎていく。
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まあ、みんな50がらみなので縁のない話だが。
それにしても女子のおしゃべりは強烈だ(笑)。
登って疲れて口数が少なくなるどころか、どんどん話題が豊富になり、声も高くなる。
元気すぎる。

それにしても3月下旬の大山で雪景色を見られるなんて思いもしなかった。
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間もなく、ヤビツ峠からの登山道と合流。
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ここが「二十五丁目」(11:44)。標高1174mまで来た。
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この先、やや傾斜が急になる。でも、頂上まで10分の表示も出た。もうひと踏ん張りだ。
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「二十六丁目」(11:47)の標柱には「来迎谷」の表記がある。
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御来光を拝む場所だったのだろうか。

あと残り2丁。
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「二十七丁目」(11:51)の銅鳥居。
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標柱に「御中道」とある。
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富士山と同様、山腹を一周する道のことで、かつては夏山シーズンが終わると、下の門前町の有志が雑木を刈る「お刈りまし」を行ったという。
今も一部を除いて歩くことができるらしい。

さあ、最後の登りだが、路面がつるんつるん。
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ここまで来てアイゼンを付けるのもばかばかしいので、みんな我慢しつつ慎重に登る。
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そして、ようやく「二十八丁目」(11:54)、山頂部に到着した。下社から2時間かからなかった。
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しかし周辺はガスで何も見えない。
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お馴染みの灯籠たち。
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頂上へ最後の階段を登る。
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この標柱には標高1247mと記されているが、実際の標高は1252m。
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阿夫利神社の本社に参拝。
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無事登頂を感謝し、無事下山を祈る。
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山頂の山名板のところで記念撮影。
初心者も含め、全員転倒や事故、疲労などもなく登頂できたのは幸いだった。

さて、昼飯をどこで食べるかが問題だ。
山頂付近はごったがえしているというほどではないが、泥のない落ち着ける場所はほぼ埋まっている。
親切なH君が、周辺に偵察に行ってくれ、一段下に空いているベンチを見付けてくれた。
しかし、そこもテーブルが濡れていたり何だりで、条件は必ずしもよくない。
女子には敷物を敷いて、ベンチに座ってもらい、男子は立ったままの食事となった。

私は下社近くの茶屋で買ったおにぎり。
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すっかりつぶれていたが、さっき握ったばかりなのでおいしかった。

ポットを持ってきたのだが、カプセルホテルでお湯を入れてくるのを忘れてしまった。
Sさんにお湯を分けてもらい、チエもくカップで今日もロイヤルミルクティー。
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これは温まった。
あとは、みんなで持ってきたおやつを分け合って、わいわいがやがや。

昼食後、初の大山だったKさんが用事があるということで先に下山することに。
あの雪道を一人で下るのは危険なので、2つ持ってきた軽アイゼンのうちチェーンアイゼンの方を提供した。
後で無事下山できたという知らせが届き、ホッとした。

そうこうしているうちに、下界が見えだし、ときどき青空も覗いたが、なかなかすっきりとは回復しない。
でも、一応風景は写真に納めなくては。
北東には鐘ヶ嶽(561m)。
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その左に、大山三峰(935m)。
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相模原方面。
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この時期に低山では珍しく霧氷やエビのしっぽを鑑賞できた。
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最後に、淡い期待を込めて、富士山のビューポイントに移動。
ああ、でもやっぱり三ノ塔(1205m)しか見えなかった。
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塔ノ岳(1491m)でさえ雲の中。
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みんなで残念がっていたところに、遅れて来ることになっていたMさんが到着。
ケーブルに乗ったという時間から計算して、我々が下山途中に合流するくらいかと想像していたのに、さすがに早い。
わざわざイチゴのパックを手に持って来てくれた。
トレラン用のザックだったので入れられなかったらしい。
しかし、みんな満腹でこれからまた何かを食べるという雰囲気ではない。
とはいえ、下りも手で持って歩くのは、少々危ない。
ここでも親切なHさんが「おれのザックなら入るよ」と運搬を引き受けてくれた。
彼はとても紳士である。

(つづく)
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