山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

釜ノ沢五峰(4)

【2016年3月13日(日)】釜ノ沢五峰
秩父札所三十二番法性寺の奥の院まで登ってきた。
あのてっぺんに大日如来はいらっしゃる。
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どうして、わざわざあんなところに安置するのかなあと呆れるほど。
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ここは危険回避のため、ザックもおろして、身軽にして臨んだ。
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怖いので途中の写真はなく、いきなり拝顔。
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これを撮るのも、全体重をかけると折れてしまいそうな細い手すりに捕まりながら。
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一応、上まで上がって、手を合わせる。
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足をすくませながら、展望も押さえておいた。
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下りももちろん後ろ向きで。
昔の人は信仰も命がけである。

登山道を進むと、奥の院の岩山のてっぺんに出た。
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これを「岩船山」山頂と見なしていいのだろうか。

道はさらに登る。
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間もなく分岐に出た。
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正規の道はここから左へ巻いているが、それではどのピークにも達しない。
地形図を見ると、このまま尾根を直登すれば、478mの三角点に達することが分かった。
新・分県登山ガイド「埼玉県の山」(山と渓谷社)に出ていた般若山はここかもしれないと思い、登ってみる。

幸い、鉄塔の横から踏み跡があった。
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しかし、よかったのは最初だけで、道はどんどん荒れ、しかも急になる。
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10分程度のアルバイトだったが、斜面は滑るし、トゲのある木に邪魔されてかなり難儀した。
軍手は、へばりつく植物の種かなんかでこんな状態。
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一つ一つ取り除くのに随分時間がかかった。

三角点は四等だった。
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山名板はなく、ここが般若山かどうかは不明。

でも木々が伐採されていたので、展望は開けていた。
棒のすぐ右に見える突起が四阿屋山(772m)。
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その左奥に両神山(1723m)が見えるはずだが、雲の中。

長若近辺など下界の集落。
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中央左が秩父御岳山(1081m)、その右手前が猪狩山(822m)。
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一番目立つはずの武甲山(1304m)も雲の中だった。
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帰宅して「埼玉県の山」をもう一度よく読むと、般若山というピークはなく、このあたりの山全体の総称だということだった。
であれば、あの三角点をもって般若山に登ったことにしよう。

この先も正規の道ではないが、とにかく次のピークまで登る。
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このまま進むと釜ノ沢五峰に行ってしまうので、ここで左折して急な尾根を下る。
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途中、尾根を行くべきなのに、谷に下りてしまいそうになったりして、この付近では何度も地図ロイドのお世話になった。

鉄塔に出ると、いきなりしっかりした道に。
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でも、どこで巻き道が合流してきたのか。全然気づかなかった。

あの雄々しい山も同定不能。
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ここから尾根を離れて、右側の谷へ下る。
巨岩の岩陰を通る。
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かなり急な下り。
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谷に達すると見覚えのあるなめ滝が。
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いやあ、なんか随分早く下ってこられたなあ。
ラッキー!と思ったが、何か違う。さっきのなめ滝はこんな角度で写真は撮れなかった。
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道標を見ても、どうも記憶と異なる。
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釜ノ沢への標識が谷の下ではなく、尾根に向かっているではないか。
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そもそも、道は谷の下には通じていない。
地形図を確認して、合点がいった。
下山するにはもうひと尾根越えなければいけなかったのだ。

この道は階段になっており、よく整備してあって助かったのだが、もう着いたと思った後だけに、気分的にはきつかった。
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階段を登り切ると、また開けた鉄塔の下に出た。
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この先はしばらく尾根歩き。
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そして、ふと左を見てびっくり。
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亀の頭のような巨岩でできた山がある。ものすごい景観だ。
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これを見てピンときた。
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法性寺の前に書かれていた「亀ヶ岳」とはあれのことだ。

つまり、ここの標識に書かれている「亀ヶ岳展望台」というのは、亀ヶ岳にある展望台ではなく、亀ヶ岳を望む展望台のことだったのだ。
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亀ヶ岳という山を1つ稼げるかなと思ったが、それは叶わなかった。

あとはほんとに下るだけ。
と思ったら、またまたクサリ場。
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最後まで楽しませてくれる山だこと。
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こんなけばけばしいキノコにも目を見張った。
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この下にも、もう1か所、亀ヶ岳展望台があった。
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雨乞岩洞穴なるところが、すぐそこに見えたので寄り道。
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中は広いのかもしれないが、とても入る気にはならない小さな穴だった。
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ここからひと下りで里に出た。
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釜ノ沢五峰の登山道に合流するかと思ったら、長若山荘の裏だった。
時刻は14時半。コースタイム1時間50分のところ、2時間以上も要した。
見どころが多かったし、ヤブこぎもしたので、まあそんなもんか。
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早く下りて来られたら、14時半で日帰り入浴タイムが終わってしまう柴原温泉の柳屋旅館に行くつもりだったが、こんな時間ではとても無理。
そういう時のために考えておいた巴川温泉に向かう。
しかし、「山と高原地図」に書かれている地点にお目当ての巴川荘はなく、迷いに迷った挙句、とうとう電話を入れて確認。
近くだったけど意外な場所にあった。20分近くロスした気がする。
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「日帰り入浴やってますか」との質問に、電話に出たご主人は「ああ、まあやってますよ」という何か気のない返事だったが、宿に着くと、てきぱきと案内をしてくれた。
入浴料は700円。
期待した通り、独り占めだった。
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単純アルカリ泉だが、浴槽の檜は樹齢2000年の古代檜だという。
鉱泉なので加温してある。
湯温もちょうどよく、私にしては随分長湯をした。
「上がり湯」を使うときは水を出しっぱなしにすると段々温かくなりますのでと言われたが、全部温泉の湯を使って体を洗った。

十分温まって16時前においとま。入れ違いに高齢女性2人がお風呂に入りに来ていた。
ご主人が「(駅まで)送りますよ」と言ったら、2人は「助かるわ~」と喜んでいた。
バスの時間が合わず困っていたのかもしれない。

こちらはマイカーなので、その心配はない。
国道299号は順調だったが、所沢市内でいつものとおり渋滞、帰路に2時間かかり18時ちょうどに帰宅した。

【行程】2016年3月13日
登山口(8:57)~一ノ峰(9:21)~二ノ峰(9:29)~三ノ峰(9:40)~四ノ峰(9:49)~五ノ峰(9:58)~布沢峠(10:10)~中ノ沢分岐(10:29)~文殊峠(10:32撮影10:46)~竜神山(11:00)~賽の洞窟(11:17)~兎岩(11:31)~キャンプ場(11:42)~長若山荘(12:01昼食12:21)~法性寺(12:41)~お船観音(13:24)~般若山(13:54)~亀ヶ岳展望台~(14:21)~長若山荘(14:34)
※所要時間:5時間37分(歩行時間:5時間23分):コースタイム:4時間50分
※登った山:5座(釜ノ沢五峰、中ノ沢ノ頭、竜神山、岩船山、般若山)
※歩行距離:8.4km
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