山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

琵琶湖沖島(2)

【2016年3月6日(日)】琵琶湖沖島
沖島に上陸し、尾山(225m)に登り始める。
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登山口には、小さな石仏が祀られていた。
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甘夏がたわわに稔っている。食べたいが、さすがにもぎ取るわけにはいかない。
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でも、落ちているのがあったので、きれいなのを拾ってザックに収める。
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あとで、おやつにしよう。

集落の裏の斜面をトラバースして登っていくが、地形図の表記では最初から尾根筋をたどることになっている。
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しかし、見晴らしがいいので、このまま進むことにする。
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斜面が露出しているのは頭山(140m)。
湖面の標高が85mほどなので、実質的な高さは55mしかない。

斜面には先祖代々の墓地が築かれている。
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実に美しい島ではないか。
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墓地を過ぎると、登山道になる。
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ここから尾根に登っていくようだ。
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岩壁を乗り越え、さらに進む。
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手づくりの道標が丁寧に設置されていて、ありがたい。
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島の子供たちも遊びに来ることがあるのだろう。

墓地から10分ほどで尾根にのった。
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なだらかで、よく踏み固められた道を数分歩くと、ケンケン山に出た。
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とくにピークでもないが、せっかく「山」を名乗っているので、「登った山」に加えさせていただく。標高は175mほどか。

別名「お花見広場」だそうだが、まだ季節が早すぎて、何も咲いていない。
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ただ、左右に琵琶湖を展望することができた。
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この先は210mピークを巻いていく。
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こちらも、ほぼ平らで歩きやすい道。
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暖帯らしい植生だが、雪国生まれの私にはちょっと気色わるい。
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右手に琵琶湖と本土の山々を眺めながらのハイキングだ。
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左手には、枯れ木に白いキノコ。
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そして男の横顔のような岩。
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まもなくホオジロ広場という開けた場所に出た。
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ホオジロとはスズメに似た小鳥のことだが、このあたりにたくさん棲息しているのだろうか。鳴き声はとくに聞こえなかった。

トラロープで作ったブランコがあったので、琵琶湖を眺めながらしばらく揺られてみた。
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ブランコなんて何年ぶりだろう。何だかとても癒された。
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では、次の見はらし広場に向かおう。
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引き続き、起伏のほとんどない道だ。
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と思ったら、徐々に登り始めた。
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登り詰めたところが見はらし広場。
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目の前に本土の伊崎山(210m)。
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堀切港と休暇村。
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厳密にはここは尾山の最高地点ではない。
地形図を見ると、三角点はこのあたりにあるようだが、最高地点はもっと先のようだ。
「行き止まり」と書いてあるが、行けるところまで奥に行ってみることにした。
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なんとなく踏み跡はある。
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ただ、ちょっとヤブがうるさい。
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このあたりが最高地点のように思えるが。
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地図ロイドを確認すると、閉じた等高線の中心はもう少し先だ。
もうちょっと進んでみよう。
う、こういうの、ちょっと気持ちわるい。
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この先の高まりには、石が方形に並んでいた。
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むむ、これは人工のものだろうか。中世の祭祀の跡だったりするのか。

すぐ近くに、こんな岩もあり、遺跡のにおいがぷんぷんする。
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しかし、ざっと調べてみた限りでは、ここが遺跡であるという記録は見当たらない。
ぜひ発掘調査をしてもらいたいのだが。
とにかく、ここが沖島の最高地点であることを確信して戻ることにした。
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帰り道、素直に踏み跡をたどればいいのに、ちょっと色気を出して、右手の高まりに登ってみたら、なんと山名板がつるされているのを発見。
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これにはびっくり。見逃さないでよかった。寄り道してよかった。
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蓬莱山とも呼ばれているようだが、最高地点はやっぱり、さっきの「遺跡」のあった場所だった気がする。

巨岩を見送って、見はらし広場に戻ってきた。
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名残にもう一度、眺望を楽しむ。
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満足して下山。「小学校の水えい場」へ。
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歩き出してびっくり。
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道の真ん中に三角点があった。
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あれだけヤブをかき分けても見つからなかったはずだ。こんなところにあるとは。

山名板も三角点も確認できたので、わだかまりなく下れる。
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ただし道はそれほどよくはない。
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巨岩の回廊を通過。
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しばらく下ると、階段状になった平坦面が森の中に展開していた。
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畑の跡だろうか。

サプライズだったのが、このサルノコシカケ。
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こんな分厚いのは初めて見た。
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こちらは、名付けて沖島の亀石。
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というわけで、岸辺まで下ってきた。
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まずは左折して、弁財天に向かう。
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すると、正面から島の方がやってきたので、呼び止めて聞いてみた。
「山の斜面に段々に平らになってるところがありましたが、あれは畑の跡ですか」
「そうだよ。戦時中に食糧不足で大豆を植えていたと聞いたことがある」
「そうなんですか。いつぐらいまで作ってたんですか」
「どうかな。わからない。私も戦後生まれなんだよ」
というようなことを関西弁で話してくれた。

戦後生まれというから、60代後半くらいだろうか。
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この先も一人だけ歩ける幅で道は続いている。
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湖岸には小さな、ほんとに猫の額のような畑。
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大根やネギなどの作物が栽培されているが、ほとんど自家用だろう。

振り返ると、港近くに集中する集落が湖をはさんで望める。
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木道を渡り、打ち捨てられたような作業小屋を通過する。
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いきなり春の便り。フキノトウとイヌフグリ。
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淋しげな湖岸の風景。
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かなり歩き続けてきたので、ちょっと、このあたりでひと休み。
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小屋の出入り口に腰をかけて、さっき拾った夏みかんを食べる。
少し裂けていたのだが、とても甘酸っぱくて、おいしかった。

弁財天(厳島神社)はすぐ先にあった。
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参拝の前に、鳥居のとなりにある桟橋に行ってみる。
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かなり波がある。足場がすけすけなので、ちょっと怖かった。
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振り返って弁財天を望む。
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由来はこの通り。
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階段106段をゆっくり登った。

(つづく)
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