山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

琵琶湖沖島(1)

【2016年3月6日(日)】琵琶湖沖島
前夜、近江八幡のホテルに泊まった。
この日の天気予報は曇りのち雨だったが、目覚めてカーテンを開けると晴れている。
ありがたい。
昨夜は10時すぎに沈没して、今朝は6時に起きたので、8時間近く眠れた。
前日は久しぶりの本格的な登山だったが、幸い筋肉痛もない。
足首にも違和感がない。回復も順調のようだ。

6時半から朝食ということなので、その時間に合わせて階下の食堂に下りる。
バイキング方式だった。今回は和食にした。
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麻婆豆腐、ハンバーグ、ウインナー、肉団子、玉子焼き、大根の煮つけ、がんもどき、ししゃも、キャベツサラダをちょっとずつチョイスした。
味はまずまず。最近は朝食を出してくれるホテルが多いので助かる。
ここは1泊6800円だったが、じゃらんポイントを使って、5700円で済んだ。

沖島への船が出る堀切港までのバスは、近江八幡駅発が8:40。
ホテルを8:15に出れば余裕で間に合う。
パソコンや着替えなどの荷物はコインロッカーに預けて、アタックザックだけで出かけるつもりなので、時間をかけて、ゆっくりパッキングした。
予定通り8:15に出発し、駅に向かう。

駅前通りは「ぶーめらん通り」と名付けられている。
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道がくの字に曲がっていることから、そう呼ばれるようになったらしい。

この通りには、こうした石彫がぽつんぽつんと並んでいた。
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近江八幡市のマンホールは市章のみで、ちょっと味気ない。
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近江八幡駅にはJRと近江鉄道が乗り入れている。
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まずはザックをコインロッカーに預けて、近江鉄道の乗り場をちらっと下見しておいた。
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駅の連絡橋からは北に観音寺山(433m)が見えた。
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ちょうど近江鉄道の電車がやってきた。
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西武電車を青くカラーリングしている。

駅前には、前夜、晩飯を買った平和堂。
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まだバスが来ていないので、観光案内所に立ち寄った。
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ここで沖島の地図を入手する。
ついでに、乗り継ぎについて尋ねてみた。
実は8:40のバスが堀切港に着くのは9:12。
船の出る時間が9:15。こんな短時間で乗り継げるのでしょうか?
案内所のおばちゃんの話では、ちゃんと接続していますよ、とのこと。

安心してバスに乗った。
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近江鉄道バスも西武バスそのままのデザインだ。
実はこの路線にはかなり前に乗ったことがある。
1988年の夏休み、山形勤務時代だったが関西を1週間かけて回った。
その時、このバスに乗って琵琶湖畔に近い長命寺を訪ねたのである。
もう30年近く前のことなので、記憶はおぼろげだ。

バスは近江八幡の伝統的町並みの横を走り抜けていく。
今回は街歩きをする時間はない。
メンタームの近江兄弟社は知っていたが、近江兄弟社高校があることをバス停の名で初めて知った。
調べてみたら、昭和23年開校のかなり古い学校だった。

さっき観光案内所でもらったマップに載っていたバスと船の時刻表を車中で見て、いささか悩んだ。
帰りの船の便は、12:00、14:00、16:00と午後は2時間おき。
12時と16時の便に乗れば、すぐ接続のバスがあるが、14時の便だと1時間半近く待たなければならない。
沖島をゆっくり回ると、多分14時の便になる。
どうしようか。とりあえず結論は先送りにしておいた。

バスは当然、長命寺を経由する。
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ここから南の岡山(188m)が見えた。最初はこれが沖島かと思った。
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9:13、堀切港に到着。
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バス停の前にハイキングコースの入口らしきものがあった。
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よし、もしバスを長時間待たなければならなくなったら、このコースを歩こう。
コースタイムなどよく考えずに、そう決めて、港に向かった。

港には広い駐車場があり、車が何台も止めてあった。
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これは観光客の車ではなく、島民の車なのだろう。
「本土」での移動用だ。
沖島まではフェリーはなく、島内には車が1台もないらしい。

港からはすでに沖島が見えている。
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乗船するのは「おきしま号」。
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片道10分の旅なのに、500円もかかる。やや高い。料金は船内で払った。
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この便のお客さんはかなり少なかった。

基本的にデッキにいて、ずっと写真を撮っていた。
さあ出港。琵琶湖はほんとに海のようだ。
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どんどん本土から離れていく。
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対岸に見えるのは、休暇村近江八幡。
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赤い鳥居は沖島の弁財天(厳島神社)。
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左手には長命寺山(333m)方面。
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背後には伊崎山(210m)。
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だいぶ沖島に近づいてきた。木造の建物は沖島小学校。
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漁業関係の作業小屋。
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集落もはっきり見えてきた。
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入港。
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漁船がたくさん停泊している。
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上陸。ちょっぴり胸が躍る。離島はすきだ。わくわくする。
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まずは港にある沖島漁業会館でお昼を食べられるかどうか確認。
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うどんや弁当があるようなので、安心した。
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バスなどないのにバス停があって面白い。
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これには堀切港バス停の時刻表を掲示している。

手書きの沖島マップ。
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沖島は琵琶湖の沖合1.5kmに浮かぶ小島で、周囲6.8km、面積1.5平方㌔。
琵琶湖の島では最も大きく、日本では唯一人が暮らしている湖の島である。
約320人の人口を有し、小学校もある。
奈良時代の和銅年間に奥津島神社が創建されたが、人の定住は、保元・平治の乱による源氏の落ち武者7人が移り住んだのが始まりとされる。
文化二年(1805年)の資料によれば、戸数43戸、人口194人だったとされるので、意外にも今の方が多い。

港に向かって漁村の碑が立つ。
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昭和45年に石材の切り出しを止めて漁業の島になったことを宣言したものだ。
この島ではかつて漁業とともに石材業が盛んだった。
良質の石英斑岩が産出され、明治期には琵琶湖疏水や東海道線の鉄道工事に供給されたという。
しかし、コンクリートの時代を迎え、陸上輸送が主流となるにつれて競争力を失い、昭和45年ついに沖島石材販売組合が解散するに至ったのだとか。

隣には、魚介類供養塔があった。
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沖島は琵琶湖の漁獲高の半分を占めると言われているが、水揚げは年々減少の一途をたどっている。
滋賀県の水産統計によると、昭和30年には1万600㌧に達していたが、平成26年には1053㌧と60年間で10分の1に激減している。
その主な原因は、漁獲の4分の3を占めていたしじみなどの貝類がほとんど獲れなくなってしまったことだ。

名産のフナもかなり減っているが、アユや外来種のブラックバスなどが踏ん張っているようだ。
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鮒寿し、食べてみたいが・・・
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島内の主たる交通機関は、自転車。とくに、この三輪車が活躍している。
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公害知らず、事故知らずである。

ただ、この道は一応、車が通れる幅がある。
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集落の中心にコミュニティーセンター。
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その前のちょっとした広場に小さな祠が。
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この山車のようなものは何だろう。
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さて、集落をくまなく歩く前に先に最高峰の尾山(225m)に登ってしまおう。
このケンケン山というのは、その別名なのか。
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よく分からないが、この標識に従っていくことにする。

(つづく)
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