山と鉄

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霊仙山(2)

【2016年3月5日(土)】霊仙山
登山口から1時間ほどで、芝生状になった尾根が見えてきた。
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道を離れて登ってみたら、基準点があった。
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このあたりが笹峠のようである。
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地形図には行者の谷に下りていく道との分岐になっているが、それらしき道は見当たらなかった。もう廃道になっているのだろうか。

その代わりというのも何だが、白骨化した木々が何本も横倒しになっていた。
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ここからは、正面にこれから登ることになる霊仙山のにせピーク(近江展望台、1003m)が望めた。
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あんなの登るの?ってほど急なのだが、地形図を見ると、確かに300mほど登っている。
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でも、あそこまで登れば、あとはほぼ平らだ。
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しかし平らと言っても楽な道ではなかったことを後で知ることになる。

この峠はちょっとしたカルスト地形になっていた。
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南の方角もやや展望があった。
自信はないが、これは鍋尻山(838m)か。
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こちらはヨコネ(764m)だろうか。
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こののっぺりしたのは御池岳(1247m)のようだが。
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いったん下り、苔むした石灰岩の中を登っていく。
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海獣の群れのようにも見える。
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この注意書きを出してくれたのは、上丹生バス停前の西出商店。
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この道標を過ぎると、傾斜が一気に急になる。
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ハゲ山なので、登るに従い眺望はみるみる開けてくる。
ただ初めての土地なので、どれが何山なのかさっぱり分からない。
この不安定な状態では地図も広げられないので、下山してから改めて確認することにした。
鍋尻山?
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比婆山(669m)かなあ。
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遠くに御池岳。
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急坂は石灰岩が露出した斜面だが、土の部分が多く、それが道になっていない。
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登山者の歩くコースが拡散しているので安定した場所がなく、ほんとによじ登るという感じだ。
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歩いてきた尾根を振り返る。
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さっきの2人組も振り返って景色を眺めている。
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こんな歩きにくい斜面はめったにない。
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途中、休んでいる単独男性を追いついた。
「いやあ、これはもはや登山道じゃないですね。よじ登っている感じです」
と声をかけると
「ほんまですわ。でも、景色がよくて最高です」
と関西弁。そうだ、知らないうちに晴れてきていたのだ。
「今朝はぐずついていたので、どうなるかと思いましたが、よかったですね」
ほんとによかった。

振り仰ぐと、もう少しのように見える。
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さっきの男性はかなりバテテいるようでピッチが上がらない。
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雪はそれほど深くないようで助かった。
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傾斜も緩やかになってきて、ひと息ついたが
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目指すピークはもう少し先だった。
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気を取り直して雪の上を行く。その方が歩きやすい。
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あちらは琵琶湖方面なのだが、霞んでいて湖岸線がよくわからない。
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再び、南西の方角を振り返る。
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それにしても、このカルスト台地は激しい。
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後ろの方々も苦戦している。
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こんな山は初めてである。
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とうとう単独男性はさらに後から来た2人組にも追い抜かれてしまった。
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頂上直前で初めて霊仙山の最高地点のピーク(1094m)が見えた。
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おお、ようやく1003mピークに到着。
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笹峠から45分かかった。
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道標には「近江展望台」と書かれている。
かなり甘い採点だが、「登った山」に参入する。
別に、ギネスに申請するわけでもなし、自己採点で構わないのだ。

それにしても、ここからの展望も見事だ。
霊仙山がいくつものなだらかなピークで構成されているのが分かる。
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右奥の饅頭のようなピークが三角点のある霊仙山の山頂(1084m)。
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西の方角には男鬼山(683m)あたりだろうか。
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ここからほぼ平らだから楽だと思っていたのが大間違いだった。
石灰岩が尖って露出しており、足場が非常に悪いのだ。
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常に下を見ながら歩かねばならず、スピードが出ない。
しかし、想像していたのとは全く違う奇観である。
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こんなのが見られて、ガスでなくてほんとによかった。
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土が露出している斜面からは湯気が出ている。
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陽射しに温められて、土中の水蒸気が盛んに蒸発しているのだ。
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道は徐々にトラバースしていくようだが、私はあえて尾根筋を歩き、1030mピークを目指した。
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ここに地図にはない山名があることを期待したわけではないのだが、来てよかった。
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前面に霊仙山のピーク群が一望できたからだ。
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左から順に拡大してみていこう。
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これは霊仙山の山頂。
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経塚山へ向かう分岐のある小ピーク。
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最高地点との鞍部。
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最高地点。
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その手前の登山路。
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石灰岩も雪と一緒では黒く見える。
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今まで見たことのない山岳景観だった。

いったん下って、1030mピークを振り返っておく。
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深く切れ落ちた、その南斜面。
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この後もさらに、足場の極端に悪い道が続く。
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トラバースも難儀なので、素直に尾根を行くしかない。
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石と土だけで木がほとんどないのは土壌のせいもあるのだろうが、風と雪の影響もあるのだろう。
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風を避けて、登山者が昼食中。
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そういえば私もお腹が空いてきた。最高地点まで頑張ろう。

だが道のりは長い。
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見て下さい。この岩だらけの景観。
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こんな空き地があると、ホッとする。
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下の方は、土。どんどん土砂が流出しているのではないか。
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若い灌木がまばらに生えている程度だから。
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完全に稜線にのると、左手にある山頂がよく見える。
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あそこまで行くにはぐるりと回り込まなくてはならない。
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前方には、最高地点の前の小ピークが現れた。
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つい一月くらい前までは、あの谷も真っ白だったのだろう。
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やっと岩がまばらになってきた。
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のはいいのだが、ところどころ尾根が広がっていて、残雪がある分、道が拡散している。
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これはガスが濃かったら、道に迷ったかもしれないと思った。

(つづく)

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