山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

名鉄三河線(4)

【2016年2月25日(木)】名鉄三河線廃線跡
力石トンネルを抜けると、これまたびっくり。
一体これは・・・。あと10年もたったら歩けなくなりそうだ。
CIMG0309_2016030720354099a.jpg

架線柱も森に溶け込んでしまいそう。
CIMG0310_2016030720354283c.jpg

それでも、しばらく歩くとやっと少し落ち着いた。
CIMG0311.jpg

28キロポスト
CIMG0312_201603072035451fc.jpg

竹林を抜けると、線路に人為的な通せんぼがしてある。
築堤の下に下りて、柵を越え、登り返して振り返るとこんな状態になっていた。
CIMG0313.jpg
この先のトンネルには入るなよ、というバリケードにしては、今までと雰囲気が異なる。
イノシシの防護柵だろうか。

しかし、この先はこれまでとうって変わって開けている。
CIMG0314.jpg

築堤の上なので、展望もよく気持ちいい。
CIMG0316_201603072035163a2.jpg

前を向いたり、後ろを見たり。
CIMG0318.jpg
CIMG0319.jpg

西中金駅跡に近づくと、またしてもバラスが。
CIMG0320_20160307203452fc9.jpg

今度はレールの外側にも敷いてある。
CIMG0321_20160307203453f23.jpg

制限時速は40km?
CIMG0323.jpg

左手に岩倉神社が見えたので寄り道。
CIMG0324.jpg
CIMG0327_20160307203427ab9.jpg

境内には村歌舞伎の舞台が残っていた。
CIMG0328_201603072034294e2.jpg
CIMG0326_20160307203458257.jpg

奥の平屋が旧西中金駅。
CIMG0329_20160307203430837.jpg

ほんでもって、ようやくとうちゃこ。
CIMG0330_20160307203432151.jpg

レールはもう少し続いている。
CIMG0333.jpg
三河線は実はこの先、足助まで延伸が計画されていた。
足助町追分付近まで5kmほど用地買収も終え、路盤工事も完了していたが、その先は用地買収が難航。昭和恐慌による経営の悪化もあり、計画は足踏み状態。
昭和16年に名鉄と合併した後も延長申請は続けてきたが、昭和33年にとうとう免許を返上。路線延長は夢と終わった。

さて、西中金駅跡。
CIMG0334_20160307203404570.jpg

これは明らかに廃線後のもの。
CIMG0337_20160307203407b85.jpg

現役時代はこれだった。
20160302SDBGS000035_201603021103211280942.jpg

駅舎は昭和5年の建築。
CIMG0336_2016030720340693c.jpg

駅の開業は昭和3年だから、2年間は駅舎がなかったのか、2年で建て替えたのか。
CIMG0340_20160307203410a1f.jpg
歩道拡張に伴い、線路側を少しカットしてホーム側に曳き家をしているという。

現在は「西中金ふれあいステーション」として再利用されているが、本日は平日のため休業だった。
CIMG0339.jpg

もともと猿投~西中金間は電化されていたが、閑散路線のため昭和60年からディーゼルのレールバスに転換されていたとのこと。
レールバス
乗ってみたかったが、鉄道に興味を持ち始めるのが遅すぎた。
あまりに遅く、廃線歩きや葬式鉄しかできないのが、ちょっと悲しい。
「遺跡」は嫌いじゃないからいいのだけど、やはり鉄道は走ってなんぼだから。

ここで廃線跡は踏破したことになるのだが、せっかくだから未成線も少し歩いてみることにした。
幸い徳田耕一編著「名鉄の廃線を歩く」(JTBパブリッシング)が手引きになる。
路盤の跡はほとんどが生活道路や農道に利用されているようだ。

かつての車止め地点。
CIMG0343_20160307203333f74.jpg
CIMG0344.jpg

この先はしばらく国道の歩道が路盤跡だ。
CIMG0345_20160307203335e3b.jpg

道路わきに、トヨペットコロナ(3代目、1960年代後半)の廃車が打ち捨てられていた。
CIMG0346_20160307203338aa9.jpg

そのわりにロープで結んであるのが不思議だ。これは展示してあるのか。
CIMG0347_20160307203339844.jpg

セブンイレブンの先で、国道から左に離れ、独立した生活道路になる。
CIMG0350_20160307203307b96.jpg

このいい感じのカーブがいかにも「廃線跡」だ。
CIMG0351_20160307203309f84.jpg

道幅も「鉄路」だったことを容易に想像させる。
CIMG0352_20160307203310979.jpg

沿線の民家も雰囲気たっぷり。
CIMG0353.jpg

併走するのは力石川。
CIMG0354.jpg

もう10km以上歩いてきて、全く休んでいなかったので、このブランコで小休止。
CIMG0355.jpg

残りのおにぎりを1個食べて、10分ほどで出発。
CIMG0356_201603072032451b6.jpg

豊田市のマンホールはこんな小型のタイプもあった。
CIMG0358_2016030720324779b.jpg
CIMG0359.jpg

路傍の石仏。
CIMG0361_20160307203250703.jpg

よくよく考えると、旧道でもないのに、こんなに近くに国道が併走しているのも不自然。
CIMG0362.jpg
これも「廃線跡」の証拠である。

この道は延々と続く。
CIMG0363_20160307203223a7a.jpg

単調なので結構疲れてきた。
CIMG0364_201603072032243da.jpg

ホースを持っているのは水滴君かな。
CIMG0366_20160307203225d1f.jpg

おお、もう少しだ。
CIMG0367_2016030720322743c.jpg

道は徐々に上っている。
CIMG0368_20160307203158b72.jpg
これは鉄道用の橋台と橋桁。未成線時代の貴重な遺構だ。

併走する国道153号は旧飯田街道ゆめロード。
CIMG0371_20160307203200b5c.jpg

築堤になっているのが分かる。
CIMG0372.jpg

かなり勾配がきつくなってきた。
CIMG0374.jpg

この先で本来なら、国道をまたぐのだ。
CIMG0375_201603072032049b7.jpg
しかし、生活道路はここで行き止まり。

振り返ると、こんな景色。ここに鉄道が走っていたら、さぞかし美しかっただろうなぁ。
CIMG0376.jpg

対岸にはコンクリート製の橋台が残る。
CIMG0377_20160307203134620.jpg
CIMG0381.jpg

手前の橋台は破却されてしまったようだ。
CIMG0378.jpg

この先もしばらく「廃線跡」は続いているが、これで引き返すことにする。
同じ道は歩きたくないので、今度は国道を歩く。車が怖いけど。
CIMG0392_2016030720310681b.jpg

沿線の石祠や廃屋、それに石仏。
CIMG0384.jpg
CIMG0385_20160307203100003.jpg
CIMG0389_20160307203103e2b.jpg

途中、もう一つコンクリート橋を見つけてしまった。
CIMG0387.jpg

車だったら何か買って帰ってもいいのだけど。
CIMG0391.jpg

「廃線跡」を横から見るのもいい。
CIMG0393_2016030720303558a.jpg

途中のバス停で、帰りのバスの時刻を確認。西中金から乗る感じでちょうどよさそうだ。
CIMG0396.jpg

さすがに旧飯田街道だけあって、この手の石仏は少なくない。
CIMG0397_20160307203038fc2.jpg
CIMG0399.jpg

こちらは随分新しいけれど。
CIMG0398_20160307203039be9.jpg

途中から旧道めいた道に入る。
CIMG0400_201603072030106da.jpg
時計を見たら、意外に時間がたっていて、びっくり。
バス停までの距離は正確にはわからないけど、乗り遅れる可能性が出てきたので、終盤は小走り気味に急いだ。

西中金バス停には、定刻の3分ほど前に到着。
CIMG0402_20160307203012de6.jpg

頑張って急いだのに、バスは10分近く遅れてきた。でも、その分、待合のベンチで一息つけたけど。
CIMG0404.jpg
バスは通学の高校生で満席。でも、バス停いくつか先で座れた。
時々うとうとしながら、猿投駅前で下車。

15:31発の三河線知立行き普通電車に乗り込む。目的地は上挙母(いわごろも)駅。
DSC_1313_20160307202950efd.jpg

ここに来るまでに、日帰り温泉はいろいろと検討していたのだが、三河線沿線の駅近くにあるということで、豊田挙母温泉おいでんの湯に決めていた。
15:47、上挙母駅着。
CIMG0405.jpg
CIMG0408.jpg

ここから徒歩で10分ほど。
CIMG0410_20160307202948e81.jpg

「おいでん」とは、「よくいらっしゃいました」という意味の方言だそうだ。
DSC_1315_20160307202952608.jpg

入浴料は600円なので比較的安い。
シルクの湯などいくつかの湯船にのんびりと浸かった。
DSC_1318_20160307202953377.jpg

30分ほどで上がり、今度は愛知循環鉄道の新上挙母駅へ。
CIMG0414.jpg
運転間隔がありすぎて、20分近く待つ羽目に。
風が強くて湯冷めしそうなので、ホームでは待てず、ずっと階段で待機していた。
愛知循環鉄道に乗るのは、乗り鉄に来た時以来だから4年ぶりか。
どうしても起きていられず、うとうとしてしまった。

岡崎には17:23に到着。
DSC_1319_20160307202809d14.jpg
東京に行くには、名古屋経由の方が早いが、それだとお金が余計にかかる。
豊橋経由にすると、新幹線乗り継ぎの関係で、岡崎もしくは豊橋で1時間近く待ち時間が生じる。
岡崎駅周辺に適当な店が見つからなかったので、17:32の東海道線で豊橋に移動。
豊橋駅・駅ビルの名店街で店を物色した。

本当はディープな店を探したかったが、そんなに時間があるわけでもなく、塩鮪だしラーメンという看板に惹かれ、三河開化亭へ。
まずビールで喉を潤し、ギョーザで1杯。
DSC_1325_201603072028103c1.jpg

ラーメンは非常にさっぱりした味だったが、鮪のイメージは感じられなかった。
DSC_1326_20160307202812836.jpg

食後、18:47発ひかり530号に乗車。
自由席だったが、苦もなく座れた。
引き続き、「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を読みながら沈没。
23時前に帰宅した。
久々の廃線歩きを堪能しました。
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/802-299aa51a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (74)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (93)
富士山周辺の山 (60)
八ヶ岳周辺の山 (44)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (37)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (19)
ドライブ (8)
廃線の旅 (8)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR