山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

渥美半島(4)

【2016年2月21日(日)】渥美半島
椰子の実記念碑から日出(ひい)の石門まで下る。
海岸への階段は陥没のため通行止め、とのこと。
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でも、また車で移動するのは面倒なので、自己責任で行けるところまで行ってみた。
するとなんてことはない。
陥没しているところなど、どこにもなく、海岸に着いてしまった。
いったい何だったんだ。

目の前に日出の石門が迫る。
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この石門はチャートと呼ばれる固い堆積岩でできている。
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約2億年前にはるか南方の海で形成され、太平洋プレートの移動に伴い、ここまで運ばれてきたそうだ。
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穴の開いている部分は、断層によってもろくなった部分が波に浸食されて海食洞になったという。

層状に堆積したチャートは海底の地すべりや強い圧力で衝突した際に生じた褶曲などが生じ、過去の地殻変動を今に伝えている。
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右手には岩礁と神島が激しい波に洗われている。
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見上げると、昨夜泊まった伊良湖ビューホテルの雄姿。
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これは椰子の実記念碑があった高台。
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石門の東側は延々と続く砂浜。
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天竜川が運んできた土砂が沿岸流に流されて、渥美半島の南岸に堆積したものだ。
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その長さが約50kmにも及ぶことから「片浜十三里」と呼ばれる。
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石門(右)を横から見てみる。
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背後の岩礁もよい形をしている。
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3兄弟のよう。
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岩の谷間から神島が覗く。
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引くと、こんな感じ。
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なかなか絵になる景色であった。

国道の旧道を通って駐車場に戻る。
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こちらがおそらく34年前に自転車で通った道だ。

今度は伊良湖岬の駐車場に移動。
恋路ヶ浜を中心としたこのあたりは「白砂青松」「道」「渚」「音風景」の4部門で日本の100選に選ばれているという。
これは、それを記念して1998年に建立したモニュメントだそうだ。
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こちらは「日本の道100選」単独の記念碑。
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ここから豊橋までつながっている自転車道が選定されたようだ。
私が自転車で来た時にはそんな奇特なものはまだなかった。

そして、その恋路ヶ浜。
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「キラリ100選」なるものにも選ばれているみたいだ。
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2006年には伊良湖岬とともに「恋人の聖地」にも選定されたのだとか。
そこまでいくと、なんかうさんくさくなってくる。

駐車場前に並ぶ土産物屋を背に、海岸沿いを歩いて、伊良湖岬に向かう。
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振り返ると恋路ヶ浜の向こうの丘の上に伊良湖ビューホテルが見えた。
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はしゃぐ女の子たち。
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恋人同士ではなくお友達で来たみたいだ。

岬の突端まで来ると、神島がぐんと近づく。
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しかし、相変わらず風が強い。
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現れた伊良湖岬灯台。
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すぐ後ろに高台があるのに、そこに立てず、ほぼ海岸の高さに建設しているのはなぜだろう。
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この灯台は昭和4年11月に完成。
最初はガスだったが、昭和35年に電化されたのだとか。
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こじんまりとした実に美しい灯台である。
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ここから少し登ったところに万葉歌碑がある。
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碑の歌は、天武朝の皇族麻続王(おみのおおきみ)が天武四年(676年)、罪を得て伊良湖に流された際、里人が同情して
「打ち麻(そ)を麻続王海人なれや伊良呉の島の玉藻刈ります」
(麻続王は海人でもないのに伊良呉の玉藻を刈っているなんておいたわしいことだ)
と嘆いたのに、王が応えて
「うつせみの命を惜しみ浪にぬれ伊良呉の島の玉藻刈り食(を)す」
(私は命惜しさに伊良呉の玉藻を波に濡れて刈って食べているのです)
と詠んだものだそうだ。

振り返ると正面に神島が見えた。
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さらに登ると、岬を一周する車道に出る。
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ただ一般車両は通行禁止。基本的には自転車道だ。

岬を北側に回り込むと、三河湾の出口に浮かぶ篠島がはるか遠くに望めた。
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山頂には海上保安庁の伊勢湾海上交通センター。
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伊良湖港には次々と白波が押し寄せている。
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これはフェリー乗り場の駐車場かな。
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こちらは道の駅伊良湖クリスタルポルト。
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この近くになぜか古墳が移築されていた。
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鬼堕(きおとし)古墳というそうで、旧赤羽町若見鬼堕にあったというから、10km以上も離れた場所から移築されている。
移動先にここが選ばれた理由がよく分からない。
道の駅の「見世物」にしようと思ったのだろうか。
直径10mほどの円墳で、横穴式石室の天井石と側壁の上部は失われていた。

なんだかアメリカのゴーストタウンを髣髴とさせる光景を見ながら、恋路ヶ浜へと戻る。
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はまゆうの石碑。
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駐車場前に並ぶ店をひやかしに行くと、「大あさり」なるものの香ばしいにおいが鼻をくすぐる。
1皿500円なので思わず買ってしまった。
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ハマグリほどの大きさがある。このあたりの特産らしい。
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味は確かにアサリ。うまかった。
CIMG9879.jpg
満足したところで再び移動。次は菜の花まつりの会場へ。

(つづく)
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