山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

渥美半島(3)

【2016年2月20日(土)】渥美半島
竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)見学を終え、カーナビに従い、伊良湖ビューホテルに向かう。
ナビでは3時間近くかかるような表示になっているが、距離は90km弱なので、2時間半もかからないような気がする。
浜名湖の西側を南下し、国道1号の浜名バイパスにぶつかったところで右折。
左には遠州灘がかすんでいる。
まもなく国道42号に入り、渥美半島の南岸をひたすら西進する。
まわりには電照菊を栽培していると思しきビニールハウスが目立ってくる。
この道は34年前に自転車で走った道だが、あまり記憶がない。

それはともかく雨が激しくなってきた。
車の窓や屋根に穴が開きそうなくらいだ。風も強い。
時間があったら、菜の花公園や日出(ひい)の石門などにも寄ろうかと思っていたけど、これではとても無理。
ホテルに直行する。
その直前にあった急な上り坂は記憶にあった。
随分きつかったので覚えている。

ホテルには午後4時前に到着。
車はホテルの方が駐車場に移動してくれるものと期待して、車寄せまで行ったが、あちらに2台分空いていますと案内されただけ。
かなり離れた第2駐車場まで行かないで済んだのは助かったが、傘を差してエントランスまで100mほど移動するだけで、ズボンの裾がかなり濡れてしまった。

フロントでは、夕食は5時半と7時15分のどちらにするか、と聞かれた。
両方とも中途半端な時間だが、さすがに5時半は早すぎるので、後者にした。
菜の花の季節の週末とあって宿泊客が多く、2回に分けないとレストランに入り切らないのだろう。
ホテル自体はかなり年季が入っているが、やはり全室オーシャンビューの絶景が人気なのに違いない。
ただ、この日はあいにくの荒天で、白波とガスしか見えなかった。

412号室に入室。ツインの洋室だ。目の前には太平洋が広がる。
さてと、夕食まで3時間以上ある。どうするか。
とりあえず風呂は後回しにして、まずは売店を物色。
あまり食べてしまっては、夕食のバイキングの魅力が半減するので、おつまみは控えめに。
ビールと缶チュウーハイを買って部屋に戻る。
ブシュッ、プハー。
強風に揺れるヤシの木を眺めながら、2時間ほどのんびり過ごした。

どれどれ、もう6時だ。外も暗くなってしまったし、そろそろお風呂に行くとしよう。
このくらいの時間なら、わりと空いているかも。
温泉ではないと思い込んでいたが、露天風呂は天然温泉を名乗っていた。
HPを改めて調べてみたら、源泉は「池田さくら温泉」「いけだゆげ温泉」(岐阜県)とある。タンクローリーで運んでいるのだろうか。
「池田さくら温泉」は下呂温泉と同質のアルカリ性単純泉で、各地のカプセルホテルなどに源泉を提供しているらしい。
せっかく湧いてくるものを、余分だからと言ってそのまま捨ててしまうのももったいないし、そうやってお湯を売るのもいいのかもしれない。
ちなみに、源泉の温度は26.5℃とだそうだ。

そんなことは知らずに露天に入ったのだが、雨や風が顔に打ちつけてきて、なかなかにワイルド。
体が温かくて、顔が寒いのは、のぼせないので悪くないと思った。
ほかのお客さんも風雨を我慢?してゆっくり浸かっていた。

というわけで、やっと夕食会場へ。
最初のコーナーは行列になっているので、別のコーナーを物色、野菜を中心に皿に盛り付ける。
野菜のしゃぶしゃぶというのが、初めてだったが、ものすごくおいしかった。
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その他、鍋ものも豊富で寿司もつぶ貝を中心に10貫近く食べた。
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ビュッフェに3往復して、最後はスイーツ三昧。
白馬の「パイプのけむり」のように自分でよそえるソフトクリームはなかったが、アイスクリームはあったので満足だった。
もちろん生ビールも1杯だけいただいた。
旅館の部屋食などに比べると安価なのだろうけど、好きなものを適量食べるので、動けないほどの満腹にはならない。むしろ、こっちの方がいいかもしれない。
十分満足した。

【2016年2月21日(日)】
夜中はぐっすり眠って、6時過ぎに目が覚めた。
まだ薄暗いが、雨は上がって雲も切れている。
もう少し明るくなるのを待って、屋上の展望台に行ってみた。
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風が猛烈に強い。一応上着は着てきたが、めちゃめちゃ寒い。

まずは渥美半島の南岸。白いのはビニールハウス。
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眼下に日出の石門(手前)。
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東の空は低い場所に雲があり、御来光は拝めそうになかった。

伊良湖岬へ続く恋路海岸。
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三島由紀夫「潮騒」の舞台となった神島。
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中央に灯台が光っている。

宿泊中の伊良湖ビューホテル。
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うう寒い。部屋に戻って、少し落ち着く。

窓からは、こんな風に見えていた。
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神島の右に浮かぶ答志島。
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恋路海岸の波は荒い。
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7時になったので、レストランへ。
朝食もバイキングだ。まずは軽めに。改めてオーシャンビューを楽しみながら贅沢なひととき。
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2皿目はデザート系。
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クロワッサンが焼きたてあつあつで、とっても美味しかった。

ソーダ水の中を~♪。ユーミンの世界だ。
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タンカーや旅客船が次々に行き交っていた。

日も高くなったので、食後にもう一度、屋上へ。
宮山原始林。
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絵葉書のようだ。
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チャペルの向こうに神島。岩礁が飛び石のように並んでいた。
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片浜十三里。
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さっきも見た風景のおさらい。
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中央に初立池が見える。
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これが渥美半島の典型的な風景。
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最後は伊良湖岬の丘のアップ。
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ゆっくりトイレを済ませ、しばしのんびりしてから9時前に出発。
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まずは近くにある椰子の実記念碑に向かう。
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「椰子の実」は言わずと知れた島崎藤村の詩である。
明治34年(1901年)に刊行された詩集「落梅集」に収録されている。
この詩は同31年に柳田國男が伊良湖岬に滞在した際、浜に流れ着いた椰子の実の話を藤村に語ったのがきっかけで生まれたそうだ。
1連目は「名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ 故郷の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月」。
その後、NHKが作曲家の大中寅二に曲を付けるよう依頼、昭和11年(1936年)7月に完成した。当時、東海林太郎や二葉あき子らが歌い、広く国民に親しまれたとのことだ。

渥美半島観光ビューローでは昭和63年から毎年、1600km離れた石垣島を「遠き島」に見立て、椰子の実100個前後を投流する事業を行っている。
それらは黒潮に乗って1~3か月後に全国各地の海岸に流れ着く。
多い年には18個も発見報告が届いているようだ。
その拾われた日や場所を記録したのが、この看板だ。
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ここからの眺めもまた絶景である。
日出の石門の奥にある岩礁。
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延々と続く片浜十三里。
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この下は断崖絶壁だ。
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伊良湖岬と神島。
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海はかなり荒れているが、大型船は悠々と進んでいく。
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ちなみにこの高台は、この地はかつての伊良湖防備衛所であった。
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さて、ここから日出の石門まで下るとしよう。

(つづく)
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