山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

侍塚古墳(上)

【2016年2月11日(木)】侍塚古墳
仕事の関係でちょうど20年ぶりに栃木県大田原市の下侍塚・上侍塚古墳を訪ねることになった。
当時はまだ合併前なので、那須郡湯津上村だった。

本当は7日(日)に出かけるつもりだったのだが、愛車のエンジンがかからない。
入院を挟んで1か月以上、車に乗っていなかったせいで、バッテリーが上がってしまったのである。
JAFを呼んでエンジンをかけてもらい、その足でバッテリー交換のため中古車屋さんへ。
ついでにスタンドでオイル交換などしてもらっているうちにお昼を過ぎてしまい、この日出かけるのは断念せざるを得なくなったのだった。

11日の建国記念日は高気圧に覆われて、北関東も穏やかに晴れるとの予報だったので、この機に出かけることにした。
8時半前に出発。
関越道はスキー客で下り線が渋滞しているとの情報だったが、行ってみたらもう解消されていた。
所沢ICから関越道、圏央道、東北道を通って、西那須野塩原ICへ向かう。

埼玉県内からも日光連山が実に鮮やかに見えた。
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利根川を渡る。
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中央に男体山(2486m)、その左に小さく飛び出している白い突起は日光白根山(2578m)。
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右は女峰山(2483m)である。

途中、小腹が空いたので、大谷SAで休憩。
「御用邸の月」を1個買って食べた。
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御用邸とは那須御用邸のことだろう。ほとんど仙台の「萩の月」と同じ味だった。
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西那須野塩原ICで下りて、まずは駅舎コレクション。
東北本線の西那須野駅。
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駅舎の上を走るのは東北新幹線。
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駅前のペデストリアンデッキからも男体山や女峰山を望むことができた。
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こちらは高原山(1795m)。
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右は百村山(1085m)。
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地面に下りてもう1枚。
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那須塩原市の消防用マンホール。
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次の寄り道は大田原市役所。
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しかし、どこかに移転新築中なのか、仮庁舎しかなかった。
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那須与一をあしらった大田原市のマンホール。
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市街地を抜けて、旧湯津上村に入った。
まずは那須国造碑のある笠石神社に参拝する。
時刻は11:40。寄り道したとは言え、自宅から3時間以上かかった。
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平成5年建立の第18代宮司夫妻の歌碑。
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宮司「埋れて飛鳥の御代の国造碑 今ここに国の宝を仰ぎ奉る」
妻「飛鳥より那須国造の守り神 わが子五人の幸のみ祈る」
それぞれの最終学歴を書いてあるのが興味深い。
宮司は「昭和十五年栃師卒」とあるので栃木師範学校、奥様は「昭和二十年大女高卒」なので県立大田原女子高校だろう。

那須国造碑見学希望の方は社務所へとある。
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社務所へ行ってみたら、今の第19代宮司が他のお客さんに説明をしていた。
数分聞きながら待っていたが、長くなりそうだったので、出直すことにする。
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一応境内の見学だけは済ませておく。
もう1つ歌碑があった。「邦夫」とは誰のことか。
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昭和天皇が即位前にお手植えになった松。
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右が拝殿。
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その左奥にご神体の那須国造碑を保護する碑堂がある。
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摂社。
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もうお昼なのでお腹が空いてしまった。
ここらへんには何もないだろうなあ思っていたら、なんと下侍塚古墳の真ん前に「百個ラーメン」なる店があるではないか。
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営業しているので、躊躇せずここに入ることにした。

お客さんもそこそこ入っている。
当方はネギラーメン(700円)をオーダー。
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味はごく普通。手打ちラーメンということで縮れていたが、麺にコクが足りなかった。
つゆもオーソドックス。
でも、ごちそうさまでした。
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会計の時に、店の名前の由来を聞いてみたら、「1日100個限界なので、そういう名前にしたんです。手打ちだからそんなに作れないの」とのこと。
「余ることも多いんですが」と笑っていた。
確かに、こんな田舎で百食出すのは大変だろう。

お腹がふくらんだところで、下侍塚古墳の見学をスタート。
すぐ横を国道294号線が南北に走っている。
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電線がうるさいので、東側に回り込む。
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ここは「歴史の路」として整備されていた。
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下侍塚古墳は全長84mの前方後方墳。古墳時代前期、4世紀末ごろの築造と考えられている。

これは南側(前方部)から見たところ。
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元禄五年(1692年)、水戸光圀の命により発掘調査が行われ、銅鏡のほか、鉄斧、太刀柄頭、鉄刀の破片、鐙の破片、高坏、壺などが出土している。

南東から。
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真東から。右が後方部、左が前方部である。
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この古墳は、考古学者の故森浩一が「日本一美しい古墳」と折り紙をつけただけあって、確かに実に美しい。
ほとんど形が崩れていないし、墳丘の松の配置も絶妙である。

後方部のアップ。
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下侍塚の回りには、いくつかの小古墳が散在している。
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かつては10基ほどあったが、現在確認できるのは8基のみだそうだ。
一つ一つ見ていこう。
まずは一番近くにある8号墳。
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一辺約17mの方墳。かなり上部が削平されている。4世紀末ごろの築造とされる。
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5号墳。直径約27mの円墳。6世紀の築造。
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6号墳。直径約12mの円墳。
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7号墳。直径約15mの円墳。
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地元の方によると「山芋が掘れないほど、びっちり石がつまっている」のだという。

墳丘の形が分からないが、4号墳。直径約16mの円墳。
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この奥に3号墳があるが、見落としてしまった。

1号墳。全長約35~50mの前方後円墳。
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2号墳。直径約17.5mの円墳。墳頂に「山の神」と呼ばれる小祠があるそうだ。
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いずれも測量もしくは発掘調査が行われているが、遺物がそれほど多くないようである。
これで侍塚古墳群周遊は終了。
今度は歩いて、笠石神社に向かう。
国道には古い納屋や廃業?した商店が目につく。
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この佐藤商店は完全に廃業している。
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笠石神社前の交差点に、北向地蔵がたたずんでいた。
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はっきりとは分からないが、おそらく江戸時代のものだろう。
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背後にある石柱は風化が激しく、字がほとんど読めなかった。
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笠石神社前のバス停近くには、月待ちの石碑などが並んでいた。
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馬頭観世音ほか。
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意味はよく分からない。
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六地蔵。左後方に那須連峰が見える。
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中央は茶臼岳(1915m)。
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道祖神など。
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で、笠石神社に着いた。
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(つづく)
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