山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

三浦アルプス(下)

【2016年1月11日(月)】三浦アルプス
二子山(208m)をあとにして、縦走を続ける。
正面に二子山の片割れ、下二子山(下ノ山、206m)。
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50mほどガッと下って、すぐ登り返し。
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上二子山を振り返る。
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50m一気に登って、下二子山の頂上。
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展望ゼロなので、すぐに通過。
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ここから密林の中を100mも下ってしまう。
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阿部倉山(161m)の巻き道の途中で、山頂に登る分岐を発見。
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赤テープがありがたかった。
急坂をよじ登ると、すぐに山頂。
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ここも狭いし、何も見えない。
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期待はしていなかったがベンチもない。
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やむなく通過せざるをえないが、もう午後1時に近いのでさすがにお腹が空いてきた。
時間の節約も兼ねて、歩きながら食べることにした。結局この日は4時間休憩なしだった。
まずはサケのおにぎり。
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風倒木を乗り越えて、巻き道と合流。
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引き続き、いくら。
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道の真ん中に基準点。
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ここまであまり歩かれていないような道だったのに、いきなり幅広のえぐれた道になる。
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小走りでどんどん下る。
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下り切ったら、お地蔵さんが迎えてくれた。
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長徳寺の跡である。随分前に廃寺になったらしいが、平成18年更新の2万5000分の1地形図にはまだ寺の記号が残されている。

近くに横浜貿易新報社選定の県下名勝史跡45佳選のひとつ「畠山重忠公御守護地蔵尊 白田山長徳寺」の石碑がある。
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長徳寺は廃寺となったので、地蔵尊は現在、近くの長谷山仙光院に移されているが、この碑だけはもとの場所にあるようだ。
45選という中途半端な数字は、横浜貿易新報の創刊45周年を記念した事業だったから。昭和10年の選定である。

これなどは地蔵尊の近くにあったものなのだろうか。
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コンクリート製の祠の中には馬頭観音と牛明神が祀られていた。
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というわけで下界に下りてきた。
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ここからは舗装道路を歩く。
振り返ると、お饅頭のような阿部倉山。
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時刻はまだ1時すぎ。このまままっすぐ新逗子駅に行くと早く着き過ぎる。
長柄桜山古墳群に寄り道して帰ることにした。
逗子新道を渡って、葉山桜山団地への道を登っていく。
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高台からもう一度、阿部倉山を眺める。
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団地の中をどんどん登っていくが、古墳群への入口が分からない。
入口がなかったら、ヤブこぎかなあなんて思っていたら、団地の北西の端っこにあった。
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なんと現在、保存整備工事中だ。でも休日だから大丈夫だろう。
ここにも、決して分かりやすいとは言えない「ふれあいロード」の案内板。
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すぐ道は二手に分かれるが、桜山7丁目バス停へ通じる右の道は「迷路デス」「自己責任デス」との脅し文句があった。
当方は左の階段で古墳に向かう。
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すぐに長柄桜山1号墳が現れた。
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この古墳は1999年に地元の考古学愛好家が埴輪の破片を見つけて、古墳だと分かったという。比較的「新しい」古墳なのだ。
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その後の調査で、古墳時代前期(4世紀後半)に築かれた全長約90mの前方後円墳と判明。
被葬者は、畿内と東国を結ぶ海上交通を担った有力者だろうか。
神奈川県内の古墳としては最大規模であることもあり、2002年に早くも国の史跡に指定された。市街地に近く、早く指定しないと開発の手が及ぶ恐れもあったのだろう。

後円部の墳頂。
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標高は127mとのことで、ここは桜山として「登った山」に認定する。

根拠はこの標識。
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後円部から見た整備途中に前方部。
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前方部の端から全体を眺める。見学終了。
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次の2号墳とは500mも離れている。
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葉山と逗子の境界ある丘陵地帯を西に向かって歩く。
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海が見える位置に2号墳はあった。前期古墳はたいてい景色のいい場所にある。
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前方部からはちょうど江ノ島が望めた。
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2号墳は1号墳発見後、県内の考古学研究者が「これも古墳ではないか」との指摘があったことから、県教委が試掘調査をしたところ、古墳と確認されたとのこと。

規模は約88m、築造年代は4世紀後半なので、1号墳と同じ規模の古墳がほぼ同時に造られたことになる。
ただ、こちらは葺石と埴輪の両方を持つ、南関東では初めての前期古墳であった。
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測量図を見ると、いずれも明らかな前方後円墳である。
これがずっと気づかれずにいたということは、濃い暖帯の樹木に覆われ、里山としてもほとんど利用されていなかったということなのだろうか。

これで後は駅に向かうだけ。
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とことこと下っていく。
町場に下りてきたところに、六代御前墓なる旧跡があった。
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電車の時間が気になるが、見過ごすわけにはいかない。
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六代御前とは平維盛の嫡男で、文治元年(1185年)平家滅亡の折、文覚上人の嘆願により助命され、高雄山神護寺で仏門に入った。
文覚上人は源頼朝と昵懇だったため、頼朝存命中は幕府の要人として大きな影響力を持っていたが、死後は様々な政争に巻き込まれ、佐渡に流されてしまった。
この影響で六代も再び罪に問われ、ここ田越川のほとりで処刑されたとのこと。

村人はその死を悲しみ、川畔に塚を設け、懇ろに葬ったそうだ。
その塚が、ここだと伝えられている。
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墓碑は幕末、水戸藩士の斎田三左衛門の建立。
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近くには、「六代御前最後之故址」の石碑も立っていた。
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その田越川。六代御前をしのび、「御最後川」とも呼ばれるという。
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おっと、やばい。時間がない。あと8分。
ここから駅まで意外に近いので、速足で歩いてみる。
すると、14:02に新逗子駅に到着。
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間に合ったので、予定通り14:04発の急行に乗車。

金沢文庫、京急川崎で乗り換え、14:53大森町着。
歩いて大森湯へ。近くにお寿司屋さんがあったりして、なかなか下町風情がある。
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ただ、大森湯そのものの構えは少し残念。
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入浴料は460円。番台は男女脱衣所の間ではなく、玄関にあった。
3時の開店に合わせ、一番風呂に入ろうと、近所のじいさんが大勢来ていて大混雑。
多少覚悟はしていたが、これほどとは。
湯は若干熱めだったので、よく温まった。

30分ほどで上がり、三田の新年会会場に向かう。
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新年会は7期下の後輩の自宅にて。
10数人が集まり、楽しく飲んで食べて懇談した。

帰りは、地下鉄三田駅上の「學虎」で〆ラー。
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すっかり眠くなり、西武特急に乗れたのに乗り過ごして、タクシー帰宅。
随分散財してしまったが、山&湯&酒のディープな1日だった。

【行程】2016年1月11日
風早橋(9:53)~葉山教会(10:04体操10:06)~仙元山(10:19)~189mピーク(10:44)~観音塚(11:06)~森戸川林道終点(11:48)~上二子山(12:21撮影12:26)~下二子山(12:37)~阿部倉山(12:50)~長柄桜山1号墳(13:34)~新逗子駅(14:02)
※所要時間:4時間9分(歩行時間:4時間2分)
※登った山:6座(仙元山、観音塚、上二子山、下二子山、阿部倉山、桜山)
※歩行距離:10.4km

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