山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

帯那山(上)

【2015年12月31日(木)】帯那山
前夜の年賀状書きは早めに終わったので、登り納めは少し早起きをして出かけることにした。
大晦日の高速渋滞はほとんどないという予想だったので、関越で群馬県の恩賀高岩(1084m)に行くか、山梨の帯那山に行くか、ギリギリまで迷ったのだが、冬型の気圧配置なので北の方が雲の出る確率が高いと判断。帯那山に決めた。
しかし、これが正解だったかどうか。

朝5時に起床して、6時に自宅を出発。
星も出ているし、いい天気になりそうだ。
中央道を勝沼ICで下り、甲府盆地の東部を北上する。
すると、北には見事なスカイラインが展開。思わず車を止めて、シャッターを連発。
左から、大沢ノ頭と小楢山のコンビ、奥千丈岳・国師ヶ岳方面、黒金山と乾徳山のコンビである。
DSC_0432_20160109064556d76.jpg

それぞれ、じっくり見ていこう。まず、小楢山(1713m)。
DSC_0430_20160109064553287.jpg

たぶん奥千丈岳(2409m)。
DSC_0431_2016010906455428b.jpg

乾徳山(2031m)。
DSC_0428_20160109064551426.jpg

これらの左にはポコポコした山並みが続くが、はっきりと特定できない。
中央が水ヶ森(1553m)だろうか。
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さらに左は、ひと月前に登ったばかりの棚山(右、1171m)と兜山(左、913m)。
DSC_0434_2016010906452511e.jpg

帯那山はあまり特徴のない山のようで、きちんと特定できなかった。
これらを確認したところで、再び車を走らせる。
国道140号を右折し、県道31号線(甲府山梨線)をぐいぐい登っていく。
実はこの道、1990年10月14日に自転車でツーリングした記録が残っている。
あの時は、太良峠に登って乙女高原まで走った。
それ以来だから25年ぶりの再訪となる。

沿道の様子はほとんど記憶にないが、古い街道の面影を残す、素晴らしい道である。
名物くさもちのお店。
DSC_0754_20160109064149dd0.jpg
開いていたら行動食に買っていきたかった。

さらに進むと、諏訪にある万治の石仏にそっくりのお地蔵様が立ちはだかっている。
DSC_0755_20160109064150588.jpg
傍らにある案内板によると、「首地蔵」と呼ばれているらしい。
その昔、大雨による土砂崩れで赤子を背負った娘が生き埋めになり亡くなってしまった。
それ以来、村の赤子の夜泣きがひどくなり、落ちてきた大岩からもすすり泣く声が聞こえてきたという。
村人たちは娘が祟っているのだとおびえていたが、通りかかった旅の僧が石を彫って地蔵の頭をつくり、この巨岩の上にのせて供養したところ、赤子の夜泣きもすっかり治まった。
しかしその後、道路拡幅のため、この岩を撤去することになった。岩に穴を開けた石屋が帰宅した、突然高熱を発して苦しみ始めたことから、工事は中止され、ずっとこのように道路にはみ出したままになっているということである。

この上の切差(きっさつ)や戸市集落も美しい山村だったが、帰りもここを通ることだし、とりあえずは太良峠を目指す。
8:15、峠に到着。ここは登山口ではないが、しばし撮影タイム。
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甲府方面の眺望が開けていた。
DSC_0437_20160109064529fef.jpg

ただ、南アルプスは残念ながら雲の中だ。
DSC_0436_20160109064529c2e.jpg

この標識を見て、一瞬ドキリ。
DSC_0439_201601090645310e2.jpg
「帯那山林道は通行止め」とある。しかし、地図を見ると、ここから帯那山に向かうのにその林道を通る必要はないので問題なかった。

もうひとつ、この「冬期通行止」の看板も気になったが
DSC_0440_20160109064531402.jpg

とくにゲートはないので気にせず進入することにした。
DSC_0441_20160109064315f65.jpg

ここからは延長20kmに及ぶ水ヶ森林道(クリスタルライン)。
DSC_0443_20160109065319ebe.jpg
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ずっと舗装されているのだろう。

再び車に乗って、クリスタルラインをゆっくりと進む。
8分ほど走ると、帯那山の登山口に到着。
DSC_0447_20160109064321320.jpg
でもここは通過。私は、「山と高原地図」にある駐車場マークのところまで行くつもりだ。

しかし、そこに達する手前で、「冬期通行止」のゲートに阻まれた。
DSC_0511_20160109064213967.jpg
全然雪は降っていないが、12月10日から閉鎖になっている。
ゲートの手前に1台車が止まっていたので、先客が来ているのかなと思ったら、猟銃を持ったお兄さんが車に戻ってくるところだった。
シカ狩りだろうか。それともクマか。

ここから左にダートの林道が延びており
DSC_0512_20160109064214251.jpg

「帯那山高原牧場」という大きな標識も出ているので、取りあえず、この道で帯那山に近づくことにした。
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ものすごい凸凹の道を、車体を大きく揺らしながら、しばらく登ると、さっきの登山道が左から上がってきて、この林道と交差している。

この先、帯那山への車道はかなり傾斜がきついので、ここから歩くことにした。
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その前にいきなりやってきたアレに対処するため、物陰へ。

ストレッチで念入りに体をほぐして、8:40に出発。
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とりあえずはまだ車の通れる道だ。

すぐにアヤメ群生地の車止めに至る。
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右手に広がるのが、そのアヤメ群生地なのだろうか。
季節外れとはいえ、随分茶色い。
DSC_0451_20160109064257965.jpg

ほんの少し進むと、右手が開けた。
DSC_0453_201601090642306cd.jpg
左に瑞牆山(2230m)、右に金峰山(2595m)。右手前は水ヶ森。

それぞれズームアップしてみよう。まずは瑞牆山。
DSC_0455_2016010906423362d.jpg

そして金峰山。五丈石の突起が目立つ。
DSC_0454_201601090642314fe.jpg

ついでに水ヶ森も。
DSC_0456_201601090642340d5.jpg
あそこには帯那山のあとに行くつもりだったが、通行止めなので断念せざるを得ない。

その右には奥千丈岳(左)と遠見山(2234m)。たぶん。
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正面に東屋らしきものが見えてきた。
DSC_0452_2016010906425823c.jpg

頂上直下にあるらしい休憩小屋だなと思ったら、もうここが頂上だった。
DSC_0461_20160109064208fd1.jpg
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さっきの車止めから「15分」と書いてあったのに、5分もかからなかった。実にあっけない。
15分というのは、奥帯那山(1422m)までの所要時間のことなのだろう。

(つづく)
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