山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

豆口山(下)

【2015年12月29日(火)】豆口山
風木クボ(約600m)と呼ばれるピークの先はしばらく平坦な道が続く。
DSC_0124_20160106060425403.jpg
DSC_0125_2016010606042687f.jpg

間もなく、竹寺の鐘楼に到着。
DSC_0127_20160106060428adc.jpg

ここは581mのピークだが、後で確認すると金毘羅山という名が付いていた。
かなり眺望がいい。
正面には金毘羅尾根とその左奥に棒ノ折山(969m)。中央奥は川苔山(1363m)。
DSC_0128_201601060604290a0.jpg

眼下に見える白い像は鳥居観音。
DSC_0129_2016010606043025e.jpg
鳥居観音は、旧名栗村出身の銀行家(旧埼玉銀行の初代頭取)平沼彌太郎(1892~1985年)が昭和15年に開いた寺院である。
秩父御嶽神社といい、奥武蔵には自分で寺を開いてしまう篤志家が少なくない。
観音信仰に熱心だった母の遺言で、この地に観音堂を建てたのが始まりだそうだ。
その後、彌太郎は仏像彫刻の修行も積み、現在本堂に安置されている観音菩薩像や大黒天などの仏像はみな彌太郎(桐江)の作品だという。
左奥の三重塔は玄奘三蔵塔、右手前の像が救世大観音である。
今回、鳥居観音の存在を始めて知った。

右の奥は蕎麦粒山(1473m)方面。
DSC_0130_201601060603570d7.jpg

川苔山を望遠で。
DSC_0131_20160106060359cc2.jpg

振り返って北東には筑波山(877m)。
DSC_0134_201601060604001f8.jpg

中央は大高山(493m)。
DSC_0135_201601060604021de.jpg

関東平野。
DSC_0137_201601060604038c5.jpg

眼下は旧名栗村役場付近。
DSC_0139_20160106062017000.jpg
撮影後は釣鐘堂に腰掛けて一服。十数分で出発する。

少し下った鞍部は十字路になっていた。
DSC_0144_20160106060335762.jpg
左に下ると竹寺、右に下ると小殿バス停。

当方は直進。尾根を登ると左手に竹寺本堂の屋根が垣間見えた。
DSC_0147_20160106060337c4a.jpg

踏み跡に従っていくと、どうも様子がおかしい。
進行方向が違う気がするのである。
地形図を確認すると、尾根が二股に分かれている。
右の尾根を選択すべきなのだが、左へと道が通じている。
危ない、危ない。
引き返して、急坂を登る。

するとピークに「牛頭ノ峰」という表示があった。
DSC_0151_20160106060340688.jpg
おお、ラッキー。道もこちらで間違いなさそうだ。
標高は590mとあるが、今回は地形図ともほぼ符号している。
ちなみに「登山詳細図」には「八幡坂ノ頭」と表記されている。

「大山祇神」と書かれた紙を入れたペットボトルや「山の神」と書かれた札があったが、祠らしきものは見当たらなかった。
DSC_0152_2016010606030947e.jpg
DSC_0149.jpg

ここから下っていくと、鉄塔の下の木々が伐採された開けた場所に出る。
DSC_0155_201601060603113ec.jpg

送電線が邪魔だが、さすがに見晴らしがいい。
DSC_0156_201601060603125a1.jpg

大持山(左、1294m)と武甲山(右、1304m)。
DSC_0157_20160106060313160.jpg
武甲山の手前の鞍部は妻坂峠(833m)。

武甲山の右には武川岳(1052m)。
DSC_0161_20160106060315632.jpg

坂を登り切ると、送電線の下の伐採地を歩くことになる。
DSC_0163_20160106060247b72.jpg
DSC_0164_20160106060248642.jpg
この稜線上にある560mピークは滝ノ入山という名前が付いているらしい。

送電線を外れると、再び植林の中に入る。
DSC_0166_20160106060250474.jpg
DSC_0167_20160106060251c3e.jpg

しばらく歩いて鉄塔に達すると、そこが548mピークの直下。
DSC_0169_20160106060223f04.jpg

とくに期待はせず、登山道を外れてそのピークに行ってみる。
標高を書いたビニールテープはあったが、山名の表示はなし。
DSC_0168_20160106060253902.jpg
しかし、これまた帰宅後、「登山詳細図」を見ると「嶺」なるピーク名があることが判明。結局、今回の山行で11座ものピークを踏破することができた。

ここからは仁田山峠(401m)まで150m近い下り。
DSC_0170_20160106060224da2.jpg

峠近くには小さな祠が祀られていた。
DSC_0172_20160106060226a5e.jpg

仁田山峠に着いた時点で、もう15時を大きく回っている。
DSC_0173_201601060602279e0.jpg
DSC_0174_2016010606022800f.jpg

この先、天神峠(345m)を越えて、原市場まで歩くことも考えていたのだが、さすがにそれは取りやめ。
一応、そこへ行く道だけは確認しておく。
DSC_0177_201601060617108d9.jpg

そのすぐ脇にはバイクの走った跡もあった。
DSC_0176_201601060602008b8.jpg

引き返すと、楢抜山(554m)への道標を発見。
DSC_0175_20160106060159382.jpg
地形図にも、「山と高原地図」にも道は表記されていないが、踏み跡はあるようだ。
いつか、ここも含め近くのノボット(436m)や周助山(383m)など道の表記のないルートもまとめて歩いてみたい。
全部、植林で何も見えないだろうけど。

ここからは延々車道歩き。
DSC_0180_20160106060202d7f.jpg
車が全く来ないので、ありがたい。
でも、後ろからシャーって音がするので、何だ?と思ったら自転車だった。

正面に鳥居観音。
DSC_0188_20160106060132c06.jpg

観音様のほかにも、いろいろと建物が見える。
DSC_0189_20160106060133b0e.jpg
DSC_0186_20160106060205771.jpg

右手に今歩いてきた稜線を仰ぎ見る。
DSC_0183_20160106060203bbe.jpg

しばらく下ると、「コア山」なる石碑が目に飛び込んできた。
DSC_0190_201601060601353b2.jpg
有間ダムの建設にあたり、コア材(ダム本体建設に使う土)を採取する土取り場として、ここ鍛冶屋橋地点が最適と判断され、昭和54年より4年間にわたり採土が行われた。
このため地元住民が誰言うともなく、このあたりを「コア山」というようになり、その名を後世に伝えるため、この碑が建てられたらしい。
建立は平成26年5月とのことで、ごく最近のことだ。

その鍛治屋橋のバス停まで下りてきた。
DSC_0199_201601060601369a1.jpg

バスの時間まで30分ほどあるので、歩けるだけ歩くことにする。
DSC_0200.jpg

古い建造物は写真に収めておく。
DSC_0201.jpg
DSC_0209_20160106060111fa6.jpg

間もなく、尾須沢鍾乳洞への入口があったが、今回はパス。
DSC_0203_20160106060108436.jpg
こうもり岩の名で親しまれているが、今はこうもりはいないという。
見学には懐中電灯が必要なようだ。

さわらびの湯への分岐を通過。
DSC_0208_20160106060110a8a.jpg
ここは何度も入ったことがあるし、混んでいるような予感がするので、これもパス。

この道は「じゃがいものらぼう街道」のようだ。
DSC_0210_20160106060113ead.jpg

「名栗支店」の文字が新鮮。
DSC_0211_20160106060039028.jpg

古い街道らしい木造家屋が所々に残っている。
DSC_0213_20160106060041845.jpg
DSC_0217_20160106060042638.jpg
車道歩きもこういう建物を見られるのなら飽きない。

これはかつての名栗郵便局。
DSC_0218_20160106060044bab.jpg

昭和4年の建設らしい。
DSC_0220_2016010606001224c.jpg

となりには現役の郵便局がある。古い建物を残しているのはとてもいいことだ。
DSC_0222_20160106060014a4f.jpg

その向かいにはお地蔵さま。
DSC_0219_2016010606004511b.jpg

この交差点から旧道に入る。
DSC_0223_20160106060015283.jpg

バス停の名にある四海橋とは、名栗川を渡るこの橋のこと。
DSC_0227_20160106055948595.jpg
DSC_0224_20160106060017bc6.jpg

由来はよく分からない。
DSC_0226_20160106060018d87.jpg

おお、サギでないか。
DSC_0229_20160106055949e37.jpg
DSC_0230_20160106055951a52.jpg

名栗川の静かな流れ。
DSC_0231_20160106055952e5d.jpg

こちらは市場延命地蔵尊。
DSC_0234_20160106055954243.jpg

名栗川橋のバス停。
DSC_0236_20160106055924e2b.jpg

道端に湧き水があった。
DSC_0242_20160106055928f20.jpg

「庚申の水」という。
DSC_0240_20160106055927ed5.jpg

近在の方々がよく利用しているらしい。私は飲まなかった。
名前の由来は、となりにある庚申塔と馬頭観音。
DSC_0238_20160106055925874.jpg

市場の集落。
DSC_0244_20160106055930607.jpg
DSC_0245_20160106055859c26.jpg
DSC_0247_20160106055901743.jpg

対岸の小山。
DSC_0249_2016010605590274e.jpg

そして路傍の石仏。
DSC_0250_2016010605590433c.jpg

諏訪橋バス停に着いたところで、本日は打ち止め。もうバスの時間も近い。
DSC_0252_201601060559056d8.jpg

5分ほど待ってバスが到着。
DSC_0741_20160106055840b2a.jpg

今日は意外に長く6時間近い山行となった。
飯能駅で西武池袋線に乗り換え、小手指で下車。
久しぶりの奥武蔵ハイキングだったが、やはりもう少し早く家を出てもよかったかな。

【行程】2015年12月29日
吾野駅(10:30)~秩父御嶽神社鳥居(10:48)~本殿(11:19撮影11:25)~吉田山(11:40)~小床峠(11:56)~阿宇山(12:39撮影・昼食12:59)~豆口峠(13:48)~豆口山(13:57)~金比羅山(14:19撮影・休憩14:32)~仁田山峠(15:16検討15:24)~鍛冶屋橋(15:48)~諏訪橋バス停(16:25)
※所要時間:5時間55分(歩行時間:5時間15分)
※登った山:11座(御岳山、吉田山、阿宇山、子の山、新館の頭、豆口山、風木クボ、金比羅山、牛頭ノ峰、滝ノ入山、嶺)
※歩行距離:14.8km
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/751-9ba6dc9b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (93)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (60)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (37)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (21)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR