山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

不老山(2)

【2015年12月18日(金)】不老山
大久保山(614m)から下りてきて登山道に戻ると、例の標識。しかし、そこに書かれてある内容に驚愕した。
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「この新ルート、小会(88才、80才)が作りしが(2005年5月)、○○(判読不能)により56本の道標すべて一本も残さず破壊されました(06年3月5日)。この非道!天人許さじ!」
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ひどいことをする人がいるものだ。
しかし、小会とはお年寄りお二人のことだったとは。
これが書かれてからそろそろ10年になるが、まだ健在でいらっしゃいますよう。不老山だし。

このすぐ先が生土山分岐である。生土山とは大久保山のことだろうか。
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生土集落からずっと林道を登ってくる道との合流点に当たる。
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ここまで駅から1時間50分。ほぼコースタイム通りだが、2か所寄り道していることを考えれば、成績は悪くない。

山頂まではあと2km。まだ結構ある。
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間もなく伐採されて開けた場所に出たが、鉄塔がもろ邪魔。
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三国山。
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大野山(723m)。
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林道と並行しながらさらに登ると、再び開けた。
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今度は電線が邪魔をしてくれている。
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こちらはこれから登る湯船山(1041m)。
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空がめちゃめちゃ青くて気持ちいい。
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愛鷹山塊も姿を現した。
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富士山の裾野を滑り落ちていきそうだ。

富士山とはこの位置関係。
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南斜面の方が雪が多いのはなぜだろう。
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望遠で見ると、登山道や山襞がよく分かる。
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宝永山(2693m)。
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再び三国山。
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富士山との位置関係。
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湯船山。
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標高680mの鉄塔の下をくぐり、また植林の中へ入る。
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標高710m地点で、炭焼道を右に分ける。
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行き先は不明だそうだ。

振り返ると相模湾が見えた。
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この先、丸太の階段が続く。
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標高870m地点で、新しい林道を横断。
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かわいい霜が降りていた。
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頂上直下で、金時公園からの登山道と合流する。
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ここから100mで不老山南峰に到着。
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ここに低いベンチがあったが、腰は下ろさず撮影。
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西側のみ開けている。
何度見ても飽きない富士山。
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中央左は山中湖の南東に位置する鉄砲木ノ頭(1291m)。
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中央の突起は日向峰(1446m)。その左が石割山(1412m)。
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大窪山の山腹にある別荘地。
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この角度から見るのは初めてなので、なかなか新鮮だった。

さて山頂(北峰)に向かう。
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5分で着いた。不老山、928m。
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11:03だから駅から2時間50分。これまたコースタイム通りだ。

眺望はほとんどないが、テーブル付きのベンチがあるので、少し早いがここでお昼にすることにした。ここまで一度も休んでいないし。
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本日のメニューはおにぎり2個とにゅうめん。
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にゅうめんはお湯で戻す。温まるのでいいのだが、あまり美味しくなかった。
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でも、いつもよりにゅうめんの分だけ多いのでお腹いっぱいになってしまった。
15分の休憩で出発。

南峰までは同じ道を戻る。
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富士山の雄姿を確認して、世附(よづく)峠へと下る。
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そこそこ傾斜がある。
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峠の直前で745mの三角点を通過。
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25分ほどで世附峠に下りてきた。
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ここには林道が通じている。
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例の手書き看板がここにもあった。
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これではとても読み切れないが、重要な情報が書かれていた。
ここから湯船山を経由して明神峠に至る稜線は1965年に静岡県スポーツ祭山岳競技が行われた場所だという。
それはいいのだが、小会さんは「小山町随一のコースなのに、当局は全く手を入れず放置し、径路は荒れ、道標も一本残らず朽ち果ててしまいました」「小山町が最近建てた、この金太郎の道標も、何故か、本コースを無視しています」と町当局を批判している。
そして、小会の正体が分かった。「湯船山を愛する会」。責任者は岩田某さんで、電話番号まで書いてある。

しかし、この道標は湯船山を無視しているとは思えないのだが。
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もしかしたら、こっちの標識のことを言っているのか。金太郎付きだし。
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小山町はその後「富士箱根トレイル」として、このコースを整備してようなので、小会さんの主張を一応受け入れたということなのかもしれない。

さてここから湯船山ハイキングコースとやらに入る。
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ちょっと登ると、左手が伐採されているので、眺めがすこぶるよい。
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振り返れば不老山。
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箱根の山々も見える。
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大涌谷からは白い蒸気が上がっている。
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箱根(左)と愛鷹山塊(右)
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愛鷹もよくよく見ると、ギザギザしている。
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奥に西伊豆が霞んでいる。
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このあたりが樹下の二人とか蘇峰台とか言われる場所のようだ。
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昭和11年(1936年)8月30日、徳富蘇峰が夫人と2台の駕籠に乗って、山中湖からここまでやって来たそうだ。
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そんなエピソードから、ここが「樹下の二人」と呼ばれるようになり、その名は「山と高原地図」にも載っている。
しかし、看板の制作者は「蘇峰台」と呼びたいようだ。

だがしかし、さすがに批判された町は面白くないのか、ここがサンショウバラの群生地であることにちなみ「サンショウバラの丘」と命名している。
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右手も開けた。丹沢の山々が見える。
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中央は大室山(1588m)、その右は畦ヶ丸(1293m)だろうか。

その右奥には丹沢の主稜線。中央右の一段低いのが丹沢山(1567m)。
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甲相国境の稜線。右奥に顔を出しているのは御正体山(1682m)。
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正面には富士山の横に湯船山。
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景色を堪能したところで、前進する。
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木漏れ日ハイキングである。
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右手はスギの植林。
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時々、不老山を振り返る。なかなか堂々たる山だと思う。
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古びたベンチ。あまり腰掛ける気にならない。
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前方に湯船山。
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背後には丹沢の大笄(中央左)と熊笹ノ峰(中央右、1523m)
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しばらくはなだらかな道を気持ちよく歩いた。
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「山と高原地図」にはこのあたりに峰坂峠とか悪沢峠とかの表記があるが、とくに標識がなく、気づかずに通り過ぎてしまった。

(つづく)
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