山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

不老山(1)

【2015年12月18日(金)】不老山
この週はいずれも高気圧に覆われ、天気も良さそうだ。
でも土曜日に仕事があり、日曜日も用事がある。
幸い土曜日の準備は木曜に終えてしまったので、金曜日に急遽代休を取ることにした。
どこに行こうか何も考えてなかったので、帰りの電車の中でスマホを駆使し、プランを練り上げた。
JR御殿場線の駿河小山駅から不老山(928m)に登り、西の稜線を縦走。三国峠から山中湖に下り、バスに乗って富士山駅へ。駅前で山麓酒場に寄り道して帰るという計画だ。
逆コースにした方が下り基調なので楽だし、午前中に富士山と近いところにいるというメリットがあったが、それだと縦走は富士山に背を向けて歩くことになるので、結局は駿河小山スタートに決めた。特急あさぎりに初めて乗れるのも魅力だったからだ。

前夜は少しだけ「グレートトラバース2」の東北編を見て、テンションを上げる。
翌朝4:45起床。5:15に自宅を出て、新所沢5:40発の急行に乗車。
西武新宿から小田急の新宿駅まで歩いて
DSC_0588_20151220215420b53.jpg

6:45発の特急あさぎり1号御殿場行きに乗り込む。
DSC_0589_20151220215421d6f.jpg
DSC_0590_20151220215423164.jpg
自動券売機で特急券(全席指定)を買ったが、運よく右側の窓際だった。
右側だと車窓に丹沢が見えるのだ。

この特急は小田急線から直接御殿場線に乗り入れているので便利なのだが、特急料金が小田急とJRそれぞれの分を取られるので、その分割高だ。
とくにJRは乗車券で240円分しか乗らないのに、特急料金は指定席であることも手伝って840円もする(ちなみに小田急区間は690円)。
ちょっとしてやられた気分だ。
乗客は平日なので普通のサラリーマンぽい人が多く、本厚木で半分くらい下りてしまった。
私は乗った途端にパンで朝食を済ませ、あとはずっと車窓を見ていた。
DSC_0591_201512202154249c0.jpg

大山(1252m)もよく見えた。
DSC_0593_20151220215426fde.jpg

8:08、定刻通り駿河小山に到着。
DSC_7632_20151220215357c29.jpg

富士山に向かって走り去るあさぎり号を見送る。
DSC_7635.jpg

ホームの向こうで「金太郎さくら」が紅葉していた。
DSC_7636_20151220215400558.jpg

北にはすでに第一の目的地、不老山が早くも姿を見せている。
DSC_7637_201512202154010a2.jpg

跨線橋からみた富士山。ここまで来るとさすがに大きい。
それにしても今日は雲ひとつない快晴だ。
DSC_7641_2015122021533048c.jpg

こちらは今日歩く駿相国境の稜線。
DSC_7642_2015122021533179b.jpg

駿河小山駅は以前一度来たことがある。
DSC_7640_20151220215403046.jpg

そして小山町は金太郎誕生の地だ。
DSC_7643_20151220215333609.jpg
DSC_7646_20151220220722644.jpg

まだ寒いのでダウンを着込んで、8:15に出発。
登山口まで30分ほど車道を歩かねばならない。
DSC_7648.jpg

さびれた駅前商店街を西に進む。
DSC_7647_20151220215336733.jpg
DSC_7649_20151220215310a5f.jpg

富士見橋で鮎沢川を渡る。「富士見」橋というだけあって、富士山がよく見える。
DSC_7656_201512202153138ca.jpg

右の斜面にある宝永山(2693m)がアクセントになっている。
DSC_7653_20151220215311b82.jpg

小山交番前にある歩道橋から富士山を望む。
DSC_7657_20151220215314ae8.jpg

路傍にたたずむ道祖神や南無阿弥陀仏の石碑。
DSC_7658_20151220215242b51.jpg
DSC_7661_20151220215246f21.jpg

小山町のマスコットキャラクターは何でも金太郎だ。
DSC_7659_20151220215243a0c.jpg
DSC_7660_20151220215244e2b.jpg

国道246号の旧道から右に折れる場所が分かりにくかったが、この標識があったので間違えることはなかった。
DSC_7662_20151220215247e44.jpg

左折すると、中西沢に沿って登り、246号のバイパスをくぐる。
DSC_7663_20151220215218606.jpg

間もなく、不老山の登山口。
DSC_7665_20151220215219f24.jpg

この道は「富士箱根トレイル」と呼ばれているらしい。
DSC_7666_201512202152219de.jpg

70mほど進むと、「これより不老山 聖域に入る」の標識。
DSC_7667_20151220215222184.jpg
DSC_7668_20151220215224541.jpg
ストレッチをするのを忘れていたので、ここで膝の屈伸など。
しっかり登りになるのでダウンも脱いでおいた。

丁寧に手書きされた案内板&標識が掲げられている。
DSC_7669_20151220215151367.jpg
「不老のお山は松の音さやか」「み山には貴い花花咲き匂い盗る人もなし清浄世界」
小会の目指す理想・念願とあるが、「小会」とは誰のことだろう。

ほんの少し沢に沿って登っていくが、大きな砂防ダムの手前で右に折れ、急登となる。
DSC_7674_201512202151521aa.jpg

「三百十段の滝(階段)の連続」とある。
DSC_7675_20151220215154350.jpg
地形図ではずっと沢沿いを行くように書いてあるが、この道は明らかに尾根に向かって登っている。新しく道ができたのか、地形図の間違いか。

道は相当な急傾斜で手すりまで登場したが、これが結構ありがたかった。
DSC_7677.jpg
露で多少濡れていたが。

手書きの看板が随所に設置されている。不老山を愛する方のお仕事なのだろう。
DSC_7679_20151220215157f41.jpg
「山を歩く、一歩も油断するな」。嘉門次の言葉だそうだ。

わずか7分ほどのアルバイトで尾根に出た。
DSC_7680_20151220215122829.jpg
勾配も落ち着いたのでほっとする。

すぐに鉄塔の下を通過。
DSC_7681_20151220215124dfe.jpg
ここで標高390m。富士見橋は250mなので、140mほど登ったことになる。

冬枯れの明るい道を快調に登る。
DSC_7684_201512202151250be.jpg

「不老なる山の息吹に触れもせでさびしからずや金を説く君」(平成野晶子)
DSC_7685_20151220215127223.jpg
小会の方はなかなか茶目っ気もある。

小さな谷を横断して、尾根を左から右へ移る。
DSC_7686_20151220215128746.jpg

このすぐ下は赤根沢の源頭だそうだ。
DSC_7687.jpg

左の尾根に乗ると、またしても手書き看板。
DSC_7689_20151220215053087.jpg
「この先小生の道標は1本もありませんが、経路はよく整備されています」という。
これがあるといちいち時間をとられるので、ちょっぴりホッとした。

引き続きなだらかに登っていく。
DSC_7691_20151220215055203.jpg

ところが、舌の根も乾かないうちにまた看板。
DSC_7692_20151220215056cee.jpg
しかも万葉集の歌など引用し、さらに強度が増している。
一旦止めたけど、また時期をずらして、上にも設置したということなのだろうか。
結局、小会さんには明神峠まで付き合わされることになる。

「自然愛語」の看板は杭から剥がれ落ちていた。
DSC_7694_20151220215058bc4.jpg

484m標高点周辺は植林の中。
DSC_7695_201512202150268dd.jpg

ピークに山名板があるのを期待したが、これだけだった。
DSC_7697_20151220215028289.jpg
道はここで左に大きく屈曲。

もう面倒なので、字がいっぱい書いてある看板は写真だけ撮って、後で読むことにする。
DSC_7698_20151220215029316.jpg

おお、右手、木々の隙間から2012年4月に登った大野山(723m)が見えた。
DSC_7702_20151220215032cbc.jpg

その右には、酒匂川を渡る東名高速も。
DSC_7701_201512202150317e0.jpg

しばらく行くと、「奈良尾山入口」の道標が出てきた。
DSC_7704_20151220215002634.jpg
左に踏み跡があるのだが、ピークに向かっているような道ではない。
標高475mと小さく書いてあるものの、ここはすでに480mほどあり、地形図を見ても、近くに該当するようなピークは見当たらない。
もったいないけど、これは黙殺することにした。

間もなく小さな支尾根を越える。りんどう峠というらしい。
DSC_7705_2015122021500477e.jpg

この先、登山道から外れて右手に526mのピークがある。谷ヶ山である。
それに通じる踏み跡を思われる場所に「三角塔 入口」なる道標があった。
DSC_7707_20151220215005144.jpg
「奈良尾山」と同じタイプである。それにしても「三角塔」って何だろう。
場所的には谷ヶ山で間違いないので、頂上の「三角点」のことだろうと勝手に解釈して、斜面に踏む入る。

地形図では平坦な頂上になっているので、そんなに登らないイメージだったが、かなりの急坂が続く。
DSC_7708_201512202150070eb.jpg

三角点の場所は分かりにくかったが、幸い見つけることができた。
DSC_7709_201512202150080e1.jpg
小さいが、山名板もちゃんとあって満足。

頂上付近はこんな雰囲気。
DSC_7711_20151220214940b58.jpg

来た道を戻らず、前進気味に歩いて登山道に戻る。
DSC_7712_20151220214942263.jpg

「伐採作業中」の貼り紙を見た途端、谷の方からチェーンソーの音が聞こえてきた。
DSC_7715_2015122021494309b.jpg
そうだ、今日は平日だったんだと改めて気づく。

塩沢集落へ下りる道との分岐を通過。
DSC_7717_2015122021494411a.jpg

その先、尾根を左に巻く道で、富士山を覗き見ることができた。
DSC_7718_20151220214945778.jpg

間もなく、今度は「大久保山 入口」の道標が出てきた。
これは614m標高点のことだ。
ここは「山と高原地図」にも山名が出ていないピークなのでスルーするつもりでいたが、名前があると知った以上行かねばなるまい。

しかし、標高が一番高いと思われる場所には何もない。
すこし進んでみると、神奈川県が打ち込んだ見出標があったので、これを頂上とみなすことにする。残念ながら山名板は見当たらなかった。
DSC_7721_20151220214922ef2.jpg

木々の隙間から不老山の山頂が見えた。
DSC_7720_20151220214920517.jpg


(つづく)
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/739-fe2ab0c3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (152)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR