山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

牛ノ寝通り(1)

【2015年12月5日(土)】牛ノ寝通り
久しぶりに土日とも用事がなく、天候にも恵まれたので、1泊で出かけることができる。
懸案だった牛ノ寝通りから大菩薩峠(1897m)を経て、源次郎岳(1477m)から塩山に下る縦走に挑むことにした。
源次郎岳からの下りは「山と高原地図」に「ヤブうるさい」とか「判断力を要す」とか厄介なことが書いてあるので、冬枯れでかつ雪のない時期を狙っていた。
今がチャンスだ。

宿は大菩薩峠から上日川峠にかけて、介山荘、富士見山荘、福ちゃん荘、ロッジ長兵衛の4軒があるが、介山荘はすでに泊まったことがあるし、ロッジ長兵衛は若干接触があるがあまりいい印象がないので落選。
福ちゃん荘は大菩薩峠事件に関係あるという歴史とお風呂があるというメリットもあり、こちらを選択した。
富士見山荘は行ってみたら営業していなかった。

朝4時半に目覚ましをかけ、5時すぎに自宅を出発。
新所沢駅前のコンビニで食料を調達し、5:22発の電車に乗る。
予定の電車より1本早い。
国分寺駅の乗り換えで時間があったので、1㍑のアクエリアスボトルを2本の500ccボトルに入れ替え。パッキングもやり直した。

拝島駅での乗り継ぎ時間は3分なので、山支度の人はみな走っていた。
私も走る。
青梅駅では12分の待ち合わせ。寒いのでレトロな待合室でしばし待機。
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奥多摩行きの電車は立川からの電車を待って、3分遅れで発車した。
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隣り合わせた女性登山者2人組が、不倫がどうの離婚がどうのと朝っぱらから大きな声でしゃべっている。
○○大学だとか、○○ちゃんだとか、調べれば個人を特定できてしまいそうな詳細な話だった。

奥多摩駅にはほぼ定刻の7:18に到着。
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小菅の湯行きのバスにザックだけ置いて、駅に戻りトイレ。
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戻ったら満席で、しかも隣の席はさっきの女性だった。
でもさすがに今度は大人しくしていてくれた。
留浦(とづら)で下りたので、おそらく雲取山(2017m)なのだろう。

こちらはもうしばらく乗って田元橋で下車。時刻は8:18。
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ここの待合所は以前、鹿倉山(1288m)に登った時、下山してお昼を食べた場所だ。

バスの中でカメラや地図をザックから取り出し、ダウンをウインドシェルに着替えて歩く準備は整えてあったので、ストレッチだけ入念にして、3分で出発。
まず田元橋を渡る。
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小菅川の向こうに見えるのは小栃山(1315m)だ。
雲ひとつない、いい天気になった。

この先、登山口までの道は地形図と「山と高原地図」では食い違っているので、そういう場合は後者に従う。
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田元集落のメーンストリートを登りながら、登山口を探していたら、諦めかけた頃やっと出てきた。
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小菅村の中心部とその背後にウズモ山(1066m)が見える。
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すぐに道路にぶつかり、これを横断して、登山道は続いているように書かれているが、そんな道は見当たらない。
鹿除けようの柵をくぐって車道に出ると、その道をとりあえず登っていくしかなかった。
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間もなく舗装道路が途切れ、新しく切り開いたばかりのような手作り風の林道となる。
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この道も、いずれの地図にも表記されていないので、一応地図ロイドで確認したら、現在地はおかしくない。
道も尾根をつづら折りに登っているし、赤テープもあるのだから、間違ってはいないのだろう。
このまま進む。せめて林道になるあたりに1本道標が欲しいところだ。

2本ほど右にトラバースしていく枝道を見送ると、この林道も尽きて、ようやく登山道になる。ひと安心。
「山と高原地図」では実線で表記されているだけに、道はしっかりしている。
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このあたりはまだ紅葉が残っていた。
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でも地面はすっかり落ち葉に覆われている。
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こんなに掘れているところを見ると、かつてはかなり歩かれていたのだろう。
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登山道もつづら折りになっており、急傾斜のわりには苦にならなかった。
でも、そのせいでちょっとペースが速かったかも。少し息が切れた。

田元橋から標高差にして200mほど登ると、小菅の湯からの道が左から合流してくる。
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この先もぐいぐい登る。
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左手には奈良倉山(1349m)が視界に入ってきた。
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さらに150mほど登ると、台地状になっている平坦な場所に出る。
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アサダやミズナラ、コナラなど広葉樹の森だ。
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葉っぱもすっかり落ちて、実に明るい。
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この先のだらだら登りは息を整えるのにちょうどよかった。
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正面には木々を透かして高指山(1274m)を捉えた。
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そして、川久保からの道と合流した地点がモロクボ平。
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ここまでちょうど1時間。コースタイムより10分ほど速かった。

これは川久保からの道。
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右手には飛龍山(2069m)から雲取山にかけての稜線が見える。
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木々の隙間から雲取の山頂が見えた瞬間。
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まだしばらくなだらかな道が続く。
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落ち葉の吹き溜まりに入ると、ふくらはぎ近くまで積もっている。
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おお、左手には三頭山(1531m)も姿を現した。
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左奥には御前山(1405m)もいるではないか。見逃しませんぞ。
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思いがけず、右前方から人の話し声が聞こえてきた。
ん? 同じバスで来て、川久保から登った方々かな?
あっちからの方がやはり速かったのかな?
なんて考えながら歩いていると、高指山の巻きに入ったあたりで追いついてしまった。
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抜かす時に聞いてみると、小菅の湯から登ってきたという。
大マテイ山(1409m)を回って小菅の湯に下る周回コースで、マイカー利用のようだ。
松姫峠まで歩くのかとその時は思ったが、改めて地図を見ると、大マテイの先の鞍部から小菅の湯に直接下る道があった。そのルートだろう。
それだとお昼には下れてしまいそうだ。

人のことはともかく、さくさく進む。
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北斜面は暗いし寒い。

高指山を巻き終わると、やっと明るい場所に出た。
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正面は大マテイだ。

ここから鋭角に戻るように高指山のピークを目指す。
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一応、通せんぼの枝は置いてあるが、踏み跡はしっかりしている。

ピークまで少し距離があるが、なだらかなので歩きやすい。
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が、しかしいきなり来てしまった。あれが。
さっきのグループがこちらには来ないと断定して、道端でやらかした。
すいません。ちゃんと落ち葉で隠しました。

ピークにはその後すぐに着いた。
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残念なことに山名板は存在せず。

眺望も木々を透かして、という感じだった。
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すぐに踵を返して、登山道に戻る。
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そして再び大マテイの北斜面の巻きに入る。
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さっきのグループにはなかなか追いつかない。
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いやその方がいいのだ。また会うと、自分が後ろから来たことを言い訳しないといけなくなる。
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あ、キジ撃ちしてきたな、と思われると心外なので(それも正解なのだが)、「高指山に寄ってきました~」と聞かれもしないのに言わなければならないのだ。
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でも、どうせ分岐の大ダワで休んでいるんだろう。
そこで会わざるをえないだろうなあ、なんてくよくよ思いながら歩く。

道端には古い朽ち果てた橋やバイクまで落ちていた。
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ここまでバイクで来たのだろうか。
松姫峠からなら来られたかもしれない。
それにしても乗っていた人の方は大丈夫だったのか。

さすがに北斜面だけあって、長い霜柱が下りていた。
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この巻き道は結構長い。
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暗くて心細いほどだ。
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しかし途中でやっと飛龍や雲取がすっきり見える地点があり、気持ちもぱっと開けた。
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(つづく)
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