山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

兜山・棚山(1)

【2015月11月28日(土)】兜山・棚山
数日前にぐっと冷え込み、冷たい雨が降った。
2000m級の山にはかなり雪が積もっただろう。
そして、この週末はすこぶる天気がよさそうだ。
五合目あたりまでしっかり冠雪した富士山を眺めるべく、山梨でふさわしい山を物色。
兜山から棚山を縦走することにした。

本当は以前考えていた蓼科の八子ヶ峰(1833m)に行くことも考えたのだが止めた。
冬型の気圧配置なので、あそこまで行くとかなり北なので、雲がかかりそうな気がしたからだ。
兜山についても「山麓酒場」を楽しむため、電車で行くこともかなり真剣に検討したが、これも断念。駅からのアプローチが長い上、電車の時間の都合でスタートも遅れるので、帰りが遅くなりそうな気がしたからだ。

というわけで前夜はおとなしく帰宅して、当日は朝5時半すぎに出発した。
この時期、日の出は6:40くらいなのでまだ真っ暗だ。
いつも通り、所沢市内のコンビニで朝食と昼食を調達、ガソリンも満タンにして入間ICから圏央道に乗る。
小仏トンネルを抜けたあたりから明るくなってきた。
扇山(1138m)が見事なモルゲンロートに染まっている。
DSC_0403.jpg
すぐ上にはお月さまがぽっかり。

大月あたりからは真っ白な富士山も確認できた。
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否が応にもテンションが上がる。

甲府盆地に入ると、正面に白峰三山。
DSC_0406_20151206203536350.jpg

さらに進むと、南アルプスが一望。左には赤石岳(3120m)や悪沢岳(3141m)もくっきり見える。
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甲斐駒(2967m)も忘れてはならない。
DSC_0409_20151206203539e0f.jpg

一宮御坂ICで下り、春日居町方面に向かう。
中央本線の線路を渡ると、正面に見えてきたのが兜山(913m)だ。
DSC_0411_20151206203510750.jpg

2時間かからず、ここまで来たのだが、ここからが地獄だった。
兜山の登山口にある駐車場へ行く道が、どうもよく分からないのである。
とにかく道路地図帳に従うことにした。
帰りに寄る予定の岩下温泉のすぐ脇の道を登っていくと、広域農道フルーツラインの下をくぐるはずなのだが、くぐらずにフルーツラインに出てしまった。
勘で右折して、しばし走ったが、どうも違う。
戻りがてら、沿道にあった八嶽山神社を撮影。
DSC_0412_20151206203512441.jpg

来た道をさらに戻って、くぐる道を探す。
道路地図通りではないが、そういう道があるにはあった。
ぶどう畑の中の細い道をぐいぐい登って行く。
この道が駐車場に行く道にぶつかるはずなのだが、なんと行き止まり。
ありゃ~どうなってるの? と思いつつ、またまた来た道を引き返す。

仕方ないので、春日居ゴルフ倶楽部の西側を回り込む道から行こうと思い、フルーツラインを南下すると、ゴルフ場の入口に「兜山登山口」という標識を発見。
なんだ、ここから行けばいいんだ、そう言えば、山と渓谷社の新・分県登山ガイドにも確か、そんなふうに書いてあった。
納得して、小さな標識に従い、すぐに右折して、つづら折りの道を詰め上げると、またしても行き止まり。
正確には、すごく細い道が続いているのだが、「山と高原地図」の駐車場の地点に「春日居町駅からタクシー15分」と書いてあるので、明らかにあの道ではない。
タクシーがあんな道を進んでくれるわけがない。

首をひねりながら、やはりゴルフ場の西側を回ることにする。
フルーツラインをさらに南下し、国道140号バイパス(西関東道路)をくぐったところで右折。
またまたつづら折りの道をぐいぐい登る。
途中、梵字橋という石橋が説明版とともにあったので、とりあえず写真に収める。
DSC_0416_20151206203513231.jpg
近くの山沢川にかかっていたものを道路拡張工事のため移築したとのこと。
梵字が刻まれているので、その名があるが、築造年代は不明だという。

それはいいのだが、またしても通行困難な道になってしまい、引き返す羽目に。
一体、どうしたら行けるんだ!
こんなことなら、電車で来てタクシーに乗った方が早かったぞ!
今度は八嶽山神社の方へ戻り、夕狩沢沿いの道を上がってみる。
この道が駐車場には通じていないのは分かっているのだが、これだけ地図がいい加減なんだから、もしかしたらつながっているかもしれないと思ったわけだ。
しかし、どんどん道は悪くなる一方。
そして、今度は花火工場に出てしまった。
う~む。万策尽きた感じだ。
ちょうど軽トラで工場に出勤してきたおじさんがいたので聞いてみた。
「道はこの沢の向こうだよ。ほらあの稜線。あそこがゴルフ場の縁で、道路が走っているんだ」と教えてくれた。
やはり行けるのだ。どこから行けるんですか?
「ゴルフ場の入口があったでしょ。あそこから入るんだよ」
(さっき行ったんだけど行けなかったんだよなあ)
でも、もう1回チャレンジするしかない。きっと右折するところを間違えたのだろう。
礼を言って、またまた引き返す。

ゴルフ場の入口で、タクシーが何台か下りてきたので、1台を引き止めて、もう1回道を聞いた。
「小さな標識だけど、兜山入口って書いてあるよ。そこを右に曲がればいい。途中ゲートがあるけど大丈夫」
「ありがとうございます」
さっきも、その小さな標識に従って行ったんだけどなあ。
でも、待てよ。さっきはすぐ右折してしまったが、あの運転手さんは「すぐそこで曲がれ」とは言っていない。
ということは、もう少し進んでから、右折するところがあるのだろう。
そう思って行ってみたら、ありましたよ。
ああ、これですか。これのことですか。
全くなんて分かりづらいんだ。

ようやく確信をもって車を走らせることができる。
そして、言われた通りゲートも出てきた。
DSC_0417_20151206203515356.jpg
イノシシ除けの柵だが、結んであるひもをほどけば簡単に通ることができた。

あれが登るべき兜山だ。
DSC_0418_20151206203516a53.jpg

あとはゴルフ場の縁をたどりながら、10分弱で駐車場に到着。
時間は8:20。なんとフルーツラインに達してから20km近く余計に走り、1時間近くもロスしてしまった。
登る前に遭難するところだった。

駐車場には車は1台。登山者なのか作業の人なのかよく分からない。
立派なトイレがあるので、とにかく朝のお勤め。
座っている間に車のエンジン音が聞こえてきた。
まったく、○ソくらいゆっくりさせてくれよ~
その方も利用するかもしれないので、あわてて拭いて、外に出る。
「おはようございます」
「おはようございます。よくここに来れたねえ」
「いやあ、迷いまくりましたよ」
(やはり地元の人でも難しいんだ)
二言三言話して、おじさんはさっさと岩堂峠方面に歩いて行ってしまった。
ストレッチをしている間に、もう1台到着。
今度は高齢者夫婦である。
ご主人はしきりに掲げられている地図を確認している。
DSC_6322_20151206203442d15.jpg
結局、車は私のも含め4台になった。なかなかの盛況である。

なんと地図の下にこんな貼り紙があった。
DSC_6323_2015120620344408a.jpg
11月29日にここでトレランの大会が行われるとな。
それって明日じゃん。またしてもニアミスだった。当日じゃなくてよかった。
ほんとに最近はそこらじゅうでトレラン大会をやっているので、油断も隙もない。

準備も整い出発したいのだが、今度は私の行きたいコースの入口がよく分からない。
昨夜、「山と高原地図」の電子版でコースを検討し、新岩場コースを行くつもりなのだが、それらしき道が見当たらない。
このまま岩堂峠方面に行けば、すぐ分岐があるのかもと勝手に決めつけて歩き出す。
8:37スタート。
DSC_6326_20151206203445b2b.jpg

右手に巨石。御幸石である。
DSC_6327_20151206203447849.jpg

しばらくは林道歩きのようだ。新岩場コースではないけど、もういいや。
DSC_6328_201512062034487e2.jpg
ここは標高570mほどなので、頂上までは標高差350mほどの登りとなる。
すっかり予定より遅れてしまったが、天気がいいので、全くむしゃくしゃした気分にならないで済んだ。

10分も歩かないうちに分岐に出た。
DSC_6332_20151206203421ad9.jpg

手元の「山と高原地図」では20分となっているし、そんなに距離は歩いていない。
今日はどうもおかしい。
地形図にもここから兜山に登る道は記されていないので確認のしようがない。
とにかく標識に従って進む。
実は、手元にある紙の「地図」は2011年版。電子版は2015年版。
もっと早くそれに気づいて、電子版で確認していれば、簡単に新岩場コースに行けたものを。
結局、山腹コースで行くことになってしまった。
ただ、新岩場コースが頂上まで1時間35分かかるのに対して、山腹コースは50分だから、時間の節約にはなったはずだ。

山腹コースはずっと植林の中である。
DSC_6334_2015120620342243f.jpg

80mほど一気に登った後、しばし西へトラバース。
DSC_6335_20151206203424b84.jpg
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再び、岩堂峠への分岐に出ると、そこからは尾根の急登となる。
DSC_6338_201512062034277e1.jpg

この道がトレランのコースになっているようで、あちこちにそれらしき標識があった。
DSC_6339_201512062034037cd.jpg

山腹には巨石多い。
DSC_6340_2015120620340413a.jpg
岩場コースはどれほどだったのだろう。

(つづく)

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