山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

碓氷峠(5)

【2015年11月22日(日)】碓氷峠
碓氷峠の熊野神社を参拝している。
伊達政宗もここを越えたことがあるらしい。
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文和三年(1354年)の銘がある多重塔。
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これは健康神社。
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苔むした石祠が並ぶ。
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文化十二年(1815年)に伊勢崎の講が奉納した「太々御神楽」の扁額。
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正応五年(1292年)に松井田の武士団(一結衆12人)が「二世安楽」を祈願して奉納した釣鐘。
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群馬県では最古のものだという。

この神社は長野県と群馬県の境にあるため、賽銭箱も2つある。
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山神社、二荒神社、八咫烏社。
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ご神木のシナノキ。
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明治天皇の御小休処跡。
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最後に本殿方面を振り返る。
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いろいろと見どころのある神社だった。

売店で「このあたりに碓氷峠の看板があるところはありますか」と聞いたら、道を教えてくれた。しかし随分遠い感じがしたので、「その先の見晴台のあたりのことですか」と確認すると、「いや違う、あのね中仙道ってあるのね。わかる?中仙道。ここがそうなの。それが明治に新しい道ができて、碓氷峠はそっちにあるわけ」と宣う。
「中仙道ってわかる?」とは随分失礼である。
ここを訪ねて来る人で「中仙道」を知らない人がいるのだろうか。
「それは国道18号のことですね」ともう1回確認すると、「いや国道といってもいろいろあるから、バイパスじゃない方の・・・」
面倒くさい人だ。「要するに、このあたりにはないってことですね」「ああ、えっと『峠』って地名だから、そういう表示はあるよ」
この方にとっては、ここは「旧碓氷峠」であって、「碓氷峠」ではないらしい。
まったく時間を無駄にしてしまった。
境内に「碓氷峠 熊野神社」と書かれている標柱があったので、これで代用した。
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あの神職さんは、この表示のことをどう思っているのだろう。

階段を下ると、さっきは気づかなかったが、「上信国境」と書いた石柱があった。
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少し離れた場所に、「みくにふみの碑」があるのを発見。
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碑面は分かりにくいが、「四四八四四 七二八億十百 三九二二三 四九十四万万四 二三四万六一十」と刻まれている。
「よしやよし 何は置くとも み国書(ふみ) よくぞ読ままし 書読まむ人」の意味である。「いろは歌」といいこれといい、昔の人はよく考えるものだ。

元祖力餅の「しげの屋」を復習。
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飼い犬のまるちゃんは大人しかった。
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実は分水嶺は県境ではなく、もう少し群馬寄りの場所。
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これは前夜放送していたNHK「ブラタモリ」で検証していた。
行こうとしていた場所を取り上げていたので、つい最後まで見てしまった。

参集殿の前に立つ宗良親王の歌碑。
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ここまでバスが入っているとは知らなかった。
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この先、軽井沢駅までは歩いたことがあるので、ちょうどいい時間なら乗ってしまいたかったが、13:50の便がたった今行ってしまったところだった。

仕方ないので軽井沢まで歩くしかない。
宮司曽根家のお宅。
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ここは長野県軽井沢町峠町二十四番地だ。

昔は山小屋だったのだろうか、碓氷山荘。
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ここにはまた別の数字歌の歌碑があった。
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幕末の国学者・渡辺重石丸(いかりまろ)の作。
「四八八三十一十八 五二十百万三三千二 五十四六一十八 三千百万四八四」
世は闇と人は 言ふとも正道(まさみち)に 勤しむ人は 道も迷わじ
ちゃんと立派な歌になっているところがすごい。

山荘の正面は見晴台への入口だが、以前来たことがあるし、今日はガスで何も見えないことは分かっているので、パス。
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旧軽井沢に下る遊歩道もあるのだが、そこは前回歩いたので、今回はその時タクシーで下った車道を歩く。
明治天皇巡幸のため明治11年に開削された道でそうだ。
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左に折れて別荘地の中を通っていくこともできるが、軽井沢駅まで7.5kmもあるらしい。
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右の斜面に、碓氷貞光の霊社があった。
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貞光は源頼光に仕え、大江山の鬼退治などで活躍した碓氷峠出身の武将。坂田金時らとともに頼光の四天王として勇名をはせた。
この祠は江戸時代に建立されたものだとか。

道の端っこにたまっている落ち葉の上を時々走りながら、坂を下って行く。
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20分ほど下ると、遊歩道と合流した。
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二手橋のバス停。
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矢ヶ崎川を二手橋で渡る。
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この先に、避暑地としての軽井沢の先駆者、宣教師のA・C・ショーの礼拝堂がある。
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その向かいにある古い別荘。
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芭蕉の句碑も。「馬をさへ ながむる雪の あした哉」。
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「野ざらし紀行」の中の句で、軽井沢とは関係がないようである。

旧軽井沢に入ってきた。
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「旧」とは軽井沢宿があったあたりのことだ。

その証のような老舗の「御宿つるや」。江戸時代は茶屋だったらしい。
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旧軽そぞろ歩き。人口がいきなり増えた。
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天気は悪いが、さすが3連休。かなりの人出だ。

あまりこういう華やかなところは得意ではないが、古そうなものは一応写真に収めながら歩く。
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(軽井沢観光会館)

カラー版の軽井沢町マンホール。
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もうクリスマスツリー。
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旧軽井沢の交差点まで出てきた。
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軽井沢駅方面のバスは長蛇の列。
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歩いても20分くらいだろうから、こちらは当然歩く。

あとは駅までほぼまっすぐな道。
なつかしい「ハチヒゲおじさんの店」を発見。
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15:10、軽井沢駅に到着した。
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新幹線の時間を確認すると、15:28のあさまがあり、時間的にはちょうどいい。
でも、どうせ自由席も指定席も満席だろうから、あわてないことにした。
「山麓酒場」で少しのんびりしてから帰ろう。
最近買った、清野明著「山を下りたら山麓酒場」(交通新聞社)の影響で、なんだか飲みたい気分なのだ。
というわけで、とくに店は選り好みせず、駅から一番近いそば屋「本陣」ののれんをくぐった。
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わりと広い店内だが、さすがに客は少ない。時間も時間だし。
まず、お銚子を1合頼む。千曲錦だそうだ。
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結構量のあるお通しが付いてきた。

手酌でちびちびやりながら、あてに野沢菜の甘辛煮とじゃこてん揚げを注文。
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時間はたっぷりあるし、つまみも美味しくて、もう1本。
16:35発のあさまに乗ることにしたので、16:20過ぎにおあいそ。
2500円ほどだった。

新幹線はやはり混んでいた。でも大宮まで1時間くらいなので、デッキで立っていることにした。
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熊谷で空席ができたので、座らせてもらう。
靴下についた落ち葉のカスを払っているうちに大宮に着いてしまった。

大宮で乗り換えた埼京線は、与野本町で大きくオーバーランして、10数分立ち往生した上、「オーバーランしたので、このまま南与野に向かいます。与野本町でお降りの方は、次の南与野で下り電車が待っているので、それに乗り換えてください」との放送。
なぜ、正常の位置に戻そうとしなかったのか、よく分からないが、こんなのは初めての体験だった。

武蔵野線でも遅れが出て、新所沢に着いたのは19時前。
30分近く遅くなってしまった。

【行程】2015年11月22日(日)
横川駅(8:45)~碓氷関所跡(9:00説明9:21)~坂本宿(9:54)~旧中山道入口(10:40)~刎石山(11:28)~山中茶屋跡(12:25)~見晴亭(13:18軽食13:35)~熊野神社(13:38参拝13:53)~旧軽井沢(14:49)~軽井沢駅(15:10)
※所要時間:6時間25分(歩行時間:5時間45分)
※登った山:1座(刎石山)
※歩行距離:16.6km
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