山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

葛葉川沢登り(上)

【2015年11月14日(土)】葛葉川
高校の同窓会の山岳部例会が丹沢を舞台に、11月14~15日の2日間にわたって行われた。
「縦走部長」兼「骨折部長」を務める(仕事は何もない)私も当然参加した。
参加者はのべ19人。幹事団がキャンプ場予約から夕食・宴会の手配、車の差配など入念な準備を行い、本番に臨んだのだが、天気予報はあいにく2日間とも雨。
しかし、メインはキャンプ場でのバーベキューなので、構わず決行となった。

日中は「沢班」「山歩き班」「トレラン班」の3班に分かれて行動。
山歩き班のコースが、以前歩いたことのある仏果山(747m)だったこともあり、私は「沢班」を選んだ。
メンバーは、1月に日光で骨折した時に一緒だったSさんとTさんである。
その節は大変ご迷惑をおかけしましたい。
沢を普通に歩けるのは、この日のメンバーの中では、この2人だけなのだ。

実は、骨折部位が相変わらず腫れたままなので、沢靴が履けないと思い込んでいた。普通の登山靴が履けないからだ。
というわけで、地下足袋にわらじで行くことも検討していたのだが、念のため沢靴を履いてみたら、なんと履けるではないか。
登山靴のようにくるぶしを圧迫することがないので、全く痛くない。
余計な出費をしなくて助かった。

当日は、7:20に本厚木駅集合の約束。
栃木在住のSさんは始発で駆けつける。しかも彼は翌日都心でTOEICの試験、その翌日から関西に出張なので、背広・革靴持参の大荷物。
大阪在住のTさんは「浜焼き職人」として切望された人材なので、この日のためにわざわざ出張を作って、木曜から東京入りしており、前夜は厚木の蚕棚に宿泊。日曜日は夕方一旦大阪に帰って、翌日今度は北海道に出張というハードスケジュール。
二人ともかなりのヘンタイである。

私は前夜、高校の別の先輩と飲んでしまったが、12時には帰宅。
翌朝は5:45に家を出て、圏央道経由で厚木へ。
雨の予報ではあったが、まだ降っていない。
仏果山に登る予定の「山歩き班」「トレラン班」もこれなら何とか山行できそうだ。
当方は、本厚木駅には7時に着いてしまった。
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圏央道の威力である。

北口近辺に車を止め、とりあえずトイレを借りる。
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朝のお勤め。いいタイミングだった。

車に戻ると、間もなくTさん登場。
7時半前にSさんも到着したので、出発。
Sさんのスマホナビで、入渓地点の葛葉の泉に向かう。
国道246号を経由し、1時間ちょっとで到着。
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広い駐車場があったので、そこに車を止め、入渓準備。
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雨具の上下を着て、ヘルメットをかぶり、沢靴を履き、ハーネスを装着する。

2人より早めに整ったので、ちょっと付近を探索。
まず、葛葉の泉を確認。
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傍らには、平成2年に建立された菩提水神社があった。
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ここは近在の人が大量に水を汲みにくる名水のようだ。
とは言え、水筒にはお湯が入っているので、入れ替えはしなかった。

8:50出発。
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ここからいきなり入渓かと思ったら、違った。
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100mほど歩いて、砂防ダムを越えたところから沢に入る。
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Tさんはしっかり山の神に柏手を打って挨拶をしていた。
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さぞかし水が冷たいだろうと思っていたが、全然そんなことはなかった。
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葛葉川本谷は最初から、小さな滝が連続する。
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気温もそれほど低くないのか全く寒くない。
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意外にも実に快適な遡行となった。
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Tさんは、この渓に入るのは2度目ということもあり、サルのようにひょいひょい登っていく。
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私もえっちらおっちら何とかついていく。
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出発時にTさんから渡された遡行図には、F3とかF4とか、滝の番号が付いているのだが、あまりに滝が多すぎて、どれがどれだか分からない。
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滝壺の深さがももまであるようなところでも、Tさんは構わず入っていく。
私はなるべくへつって、膝下の深さで抑えるようにしていた。
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しかもTさんは、こんな季節なのにシャワーもいとわない。
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ここは果敢にSさんもシャワーを浴びたが、私はさすがに高巻きした。

それにしても、この渓は全く飽きさせない。
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次から次へと小滝が出現するので、だらだら歩いている区間がほとんどない。
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この滝はF3だろうか。
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Tさんは平然と水線を登っていくが、私は左に避けて登った。
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ここまでは、私もとくに苦もなく登ってきた。
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時々、水流のあるところに手をかけないといけない場合もあるが、それほど冷たくないので助かった。こちらは素手なのだ。
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3~4mほどの滝が続く。
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やっとしばしのゴーロ歩き。
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そして現れたのは、たぶんF5板立の滝。8m。
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ここはまずTさんが先に登攀。
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私とSさんはビレイしてもらう。
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足がかり、手がかりを見つけるのに苦労したが、Sさんの指示もあって、何とかクリアできた。
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私が上がったところで、Tさんは手前の岩に残置支点があるのを見つけ、ロープをかけ替え。
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余裕でビレイの態勢。
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Sさんは一回スリップしてヒヤリとしたが、あとは危なげなかった。
クライミング歴は彼が一番長いのだ。
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さて、前進。
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ここはナメが少ない。というかほとんどない。
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再び、数mの小滝をいくつか越えていく。
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間もなく、表丹沢林道の大平橋の下をくぐる。
ここまで1時間ちょっと。ちょうど10時なので、かなり順調だ。
一度、沢から離れ、「山歩き班」と交信するため林道に出た。
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彼らも登山は決行したようだ。我々もエスケープせず、遡行を続けることにする。
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幸い雨もほとんど降っていない。
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降っても、どうせ濡れているのだが。
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いったん遡行してきた沢を振り返ってみる。気分のいいものだ。
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幅の広い開けた場所もある。
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足元は落ち葉。これが滑る原因にもなるので油断禁物だ。
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突然現れた壁はF10富士形ノ滝。
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確かに富士山の形に似ていなくもない。
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2人は水線をたどったが、私は上半身が濡れるのはいやだし、技術もないので、またまた左のラインに逃げた。
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この先はそれほど難しいところはないそうだ。
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ほぼ涸れ沢になっている。
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スラブ状の滝が続くが特別なことはない。
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落ち葉の「吹き溜まり」にほっこり。
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最後の難所。ツルツルの滝。
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この先は沢を詰め上げることはせず、踏み跡に従って、草付きの斜面に取り付く。
ここで11時前。2時間でここまで来られたとは成績優秀だ。
斜面はなかなかの急傾斜で息が上がったが、20分ほどで三ノ塔尾根の登山道にたどり着いた。
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当初の予定では、ここから三ノ塔(1205m)に登り、稜線を歩いて二ノ塔から登山道を葛葉の泉まで下るつもりだったのだが、方針を変更。
植林の中なのにやけに風が強く、稜線はさぞかし寒かろうことが予想されたので、Tさんの提案により、このまま尾根を下って林道に出ることにした。
こちらは三ノ塔も二ノ塔も踏破済みなので、全くピークにはこだわらない。
異存なしである。

(つづく)
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