山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

つくば道(下)

【2015年11月21日(土)】つくば道
臼井地区の辻赤塚の交差点を過ぎると、つくば道はやっと本格的に登りとなる。
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柿がもったいないくらいに生っていた。
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こちらは「観光協力の家」でもある鮏川(さけかわ)邸。
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ここも「アート展」の会場になっていた。
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あのウニみたいのがアートなのだろうが、私にはその背後にある四角く刈り取った植木の方がアートに見えた。

鬼瓦に見える家紋その他。こちらもユニーク。
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かなり登りがきつくなってきた。
前々から、この道は車が多いなと思っていたが、この坂も車がどんどん登ってくる。
そんなに「つくば道」って知られた存在なのかと、びっくりぽんだったが、実はそうではなかった。
帰りに気づいたのだが、筑波山のケーブルカーやロープウエーに至るメインルートは大渋滞だったのである。
だから、「つくば道」に来る車はたぶん、ナビをたよりに「抜け道」として登ってきているのだ。
全く、やつらのせいでのんびりした旧街道歩きが台無しになってしまった。

でも、沿線はそれなりの雰囲気を醸し出している。
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途中、「ゐだ」というそば屋があったので、ここでお昼にしようと思ったのだが、駐車場は車でいっぱい。もしやと思って、おそるおそる扉を開けると、4人も並んで待っている。
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こりゃあかん。諦めて最後まで登り切ることにする。

お腹が減って、向かいの無人販売所に並ぶ野菜もみなおいしそうに見えた。
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やっと、六丁目の石鳥居まで登ってきた。
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宝暦九年(1759年)の建立で、以前は「天地開闢 筑波神社」の額が掲げられていたらしい。
かつて、これより上は石段だったようだが、昭和40年代に舗装されてしまったようだ。
そのせいで、この鳥居をくぐってまだ車が登ってくる。難儀なことだ。

一応、つくば道を歩くハイカーも何組かはいた。
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この方々は頂上まで行くのだろうか。もういい時間ではあるのだが。

またしてもアート。
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たぶん、これが一番標高の高いところにあるアートだろう。

標高差で40mほど登ると、西山通りと本通りの分岐、三叉路に出る。
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このあたりは、こんなに急な傾斜になっている。
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本通りはこの先、石段になるので、もう観光客の車は来ない。
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勾配もさらにきつくなる。

路傍に一茶の句碑。
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「水仙や垣にゆひ込むつくば山」

その傍らには、一文銭を抱えたガマガエルくん。
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沿道は見事な石垣になってきた。
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小さなみかんは、筑波名物の福来(ふくれ)みかん。
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さっきの無料販売所では1袋100円だった。
皮を干して、七味などに混ぜるらしい。食用には向かないみたいだ。

常緑樹。
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紅葉の廃屋。
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さあ、この先はいよいよ石段である。
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手前の民家(大越邸?)も石畳。
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「つくば道」には、いたるところに石の祠がある。
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2ピッチで旧筑波山郵便局。
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1939年(昭和14年)に完成した木造洋風建築で、鬼瓦に「〒」のマークがみえる。
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それにしても絶妙な場所にある。いつまで現役だったんだろう。
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最後の石段を登ると、再び車道に出た。
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登り切ったところに老舗旅館の「対宝館」がある。
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南にそびえる宝筐山に相対しているというのが由来らしい。
ここも天狗党の幹部らの宿泊所になっていたとのこと。

予想はしていたが、門前は相当な人出だ。
人気のありそうな店には行列ができている。
こちらは、なるべく空いている店を探す。
一番奥にある「レストセンター筑波館」が空いていた。
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選り好みしている時間ももったいないので、すぐに入る。
暑かったから、まずビール。
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続いて、けんちんそばをオーダー。850円くらいだったか。
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里芋がたくさん入っていて、かなりお腹が膨らんだ。

ごちそうさまをして、一応、筑波山神社に参拝。
1か月前にしたばかりだが、せっかくここまで来たんだから。
その前に、前回、見逃した湧き水を見学。
旅館「江戸屋」の前にある杉の水。筑波六井のひとつだそうだ。
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杉の木の根元から湧き出ているので、家光が「杉の水」を命名したとのこと。
「甘味蜜の如し」と讃えられているらしいが、ちょっと水口まで遠いので味見はしなかった。

スイカをかたどった「特産新都之碑」を横目に階段を登る。
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もともと筑波山麓はスイカの産地であったが、東京都小金井氏が発明した新品種「新都」を広めることで、さらに特産として発展することができたので、その感謝の意を込めて、昭和29年に建立したものだそうだ。
しかし、現在、茨城県のスイカの生産量は全国7位にとどまっている。

杉の大木の根元に店を構えたから、「杉本屋」だと分かった瞬間。
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参拝を済ませ、前回に続いて、宇宙の卵を拝む。
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これでミッションは終了。帰途につくことにする。
福来みかんに未練があるのだが、土産物屋で売っているのはどれも1袋350円。
さっき100円のを見ているだけに、とても買う気にならない。
でも、門前から少し離れると、200円の店があった。これなら買える。
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別の甘いみかんも試食させてもらったが、やはりこちらにする。
「種が大きくて、すこしすっぱいよ」と言われたが、バスの中で食べたら、その通りだった。
種は大きいというより、身が小さすぎるのだ。

バス停に着いたのは14:16。バスの時間は14:40。
まだ20分以上あるが、今日はまじめに並ぶことにした。
目の前の道路も大渋滞だし、バスで来た人も何人いるか分からない。
前回は好天の日曜日でも、ガラガラだったが、3連休となると庶民のお出かけ熱通常の土日とは比較にならないくらい高まるようだ。

私は3人目に並んでいたので余裕で座れたが、やはり立ちの人も何人かいたようだ。
後ろに座ったおばちゃんがずうずうしく、かつうるさかったが無心で我慢。
それにしても、車の渋滞がひどい。ふもとまでどころか国道との交差点まで続いていた。
もう3時近いというのに、これから登って夕陽でも見るつもりなのだろうか。
こういうことには気の短い私は、すぐ諦めて別のところに行くか、抜け道を探すだろうなあ。

というわけで、「つくば道」散策は終了。
距離は4kmちょっとだが、標高差は約10mの地点から250mまで登ったので240mもあった。
あの坂を資材運搬に使ったとは。牛や馬も使ったのだろうが、大変な作業であったろうと実感できた。
とても11月下旬とは思えない暑さ(20℃まで上がったとか)だったのに帽子を忘れたのが痛かった。

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