山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

筑波山(上)

【2015年10月25日(日)】筑波山
筑波山(877m)は学生時代にロープウエーで、山登りを始める前の5年前にケーブルカーで登ったことがある。
でも、下から歩いて登ったことはない。
今年の1月に登る計画を立てていたのだが、骨折で中止せざるを得なくなった。
ずっと気になっていたので、今回登ることにした。
行楽シーズンの晴天の日曜日。
大混雑になることは予想できたが、自分的に気分が盛り上がったので、このタイミングで行ってしまった。やはり人出は多かったが、渋滞になったのは山頂付近だけで、それ以外は比較的静かに山歩きを楽しめた。

家を8時過ぎに出発。
JR武蔵野線南流山駅で、つくばエクスプレスに乗り換え、10:09につくば駅に到着。
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車内でバスの時間を調べたら、次が10:30であることが分かっていたので、かなり時間がある。
改札を出たところにある小さなコンビニで、行動食のチョコとマンゴーのお菓子を購入。
他にはあんぱん1個しか持ってきていないが、お昼は御幸ヶ原にある茶屋でそばでも食べるつもりだ。
観光案内所で、観光パンフをいくつか収集。
まともなハイキングマップがなかったのが残念だった。

さて、関東鉄道バス「筑波山シャトル」つつじヶ丘行きに乗り込む。
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下車予定の筑波山神社入口まで約40分とのこと。歩き始めるのは11:10くらいになる。
でも、山頂までのコースタイムは2時間半。
余裕で明るいうちに下山できるはずだ。
右手に筑波山が見えることは知っていたので、右側の座席に座る。

最初は道路沿いの並木が邪魔をして、なかなかうまく撮れなかったが、近づいてきてから、バッチリ撮影することができた。
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それにしても、いい天気になった。
しかし、この時間ではさすがに富士山や都心は霞んで見えないだろう。

11:05、少し早く筑波山神社入口に到着。
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さっそく、ガマガエルのお出迎え。
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軽くストレッチをして歩き始める。
まずは大鳥居をくぐる。
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その横に、筑波馬子唄の歌碑。聞いたことはない。
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とっくにつぶれている高月堂。なんの店かは分からない。
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そびえた「つくばグランドホテル」。ファサードは筑波山神社のイメージ。
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門前町が続く。

野菜の無人販売所。ハヤトウリと大きなシイタケが全品100円。
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こちらは土産物店改め武道具製作所。
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こういう観光地の店の盛衰が好きだ。

本日は白雲橋コースから登り、御幸ヶ原コースを下る予定。
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筑波山神社の境内に入る。
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その手前にある宿の江戸屋。
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紫峰牛が門前を守る。「紫峰」とは筑波山のことらしい。
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売店でみかけた名物「がませんべい」。
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徳川家光が寄進したという御神橋。
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そのからわらには「つくば道」の石碑があった。
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家光の時代にふもとから神社に至る道が整備されたらしい。
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帰宅してからパンフレットを見ると、なかなか風情のある道のようだ。
今度機会があったらまた来よう。

このまま進むと随身門、本殿だが、白雲橋コースは右の脇にそれていく。
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脇道沿いにも土産物店がいくつか並ぶ。
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がまガエルの焼き物「福ガマ」も大小様々なタイプが売られていた。
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そして有名なガマの油。傷薬などとして使う軟膏である。
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江戸時代は実際にガマの油(せんそ)が入っていたが、今は規制により入ったものは作られていないという。

道路上に水槽が置いてあり、その中にガマガエルが2匹入っていた。
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むむ、これはこの前、八方尾根で見たアズマヒキガエルと同じではないか。
帰りに、店内でヒキガエルを飼育している土産物屋の店員に「ガマガエルとヒキガエルは違うのか」と聞いてみたけど、「そこまでは分からない」との答えだった。
もはや、ガマの油など採取していないので、ガマガエルはただの客寄せ。
地元の人もとくに知識はないのだ。
帰宅して調べてみると、やはり地方によって呼び名が違うだけで同じものだった。

杉本屋を過ぎると、静かになる。
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千寺(せんじゅ)川を白雲橋で渡る。
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この川には砂防ダムが連続して築かれており、「筑波山千寺川砂防堰堤群」として土木学会が「土木遺産」として選定しているとのこと。
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山頂への道には丁寧に道しるべがある。
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この鳥居から白雲橋コースの始まり。
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しばらく階段状の道が続く。
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やはり今日は家族連れ、とくに小さい子を連れた家族が多い。
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時折、万葉歌碑(東歌)が立っている。
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「筑波嶺の彼面此面に守部据ゑ母い守れども魂そ逢ひにける」(3392番)
筑波山のあちこちに番人を据えるみたいに母は私を監視したけれど、心の中で想い合うこの気持ちまでは監視できなかったみたい、という意味のようだ。
万葉のころ、筑波山には番人がたくさんいたのだろうか。

早くも小腹がすいてきたので、あんぱんを食べながら歩く。
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階段を避けて、踏み跡を歩いていると、ストックを持った2人の若者がものすごいスピードで階段を抜かして行った。
初心者のようには見えなかったが、やはり無理をしていたことが後で分かった。
すぐ先にあった酒呑場分岐で、2人は立ち止まっている。
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私は進路が決まっているので、そのまま先に白雲橋コースを登る。
しばらく植林の中の道。
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間もなく、白蛇弁天に着いた。
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石を積み上げた上に祠が2つのっている。
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近くの巨石に何か刻まれていたが、梵字しか確認できなかった。
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写真を撮っている間に、さっきの2人がまた抜かして行った。
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しばらく来ないから、つつじヶ丘に向かったのかと思ったが、こっちだった。
すこし休憩をとっていたようだ。

この先は大きな石の階段を登っていく。
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しばらくすると、2人のうち、後ろを歩いていた1人が、靴を直すため座り込んでいた。
もう1人はそれに気づかず、どんどん登っていく。
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全然、後ろを振り向かない。
いいのかなあと思いつつ、こちらも少しペースを上げる。
そのうち、こちらが彼に追いついてしまった。
彼は最初から比べると明らかにペースが落ちている。
大きな動きで、足音をどんどん鳴らしながら歩いているので、かなり疲れているように見受けられる。

全く後ろを振り向かないが、すぐ後ろで、私が登山者に「こんにちは~」と挨拶するのを聞いているから、私の存在には気づいていただろう。
再びペースを上げたので、私は、ちょっといたずら心が生じて、そのまま付いて行った。
こちらは息も上がらず、わりと余裕なのである。
それにしても、後ろのもう1人は離される一方なのだが、そのことはどう思っているのか。
そこが不思議だった。

名も分からぬ祠を通過。
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山頂まであと1.6km。まだ、結構ある。
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気温は13℃。わりと低いが、全く寒くはない。
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すこしは歩きやすい道があるが
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相変わらずの急登である。
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人が休んでいるような場所でも、かの青年はわき目も振らず登っていく。
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私を意識しているのは明らかだ。
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しばらく、ぴったりくっついて歩いていると、彼は自分の靴のひもがほどけているのに気づいたようだ。いきなり、止まってひもを結び始めた。
私に抜いてもらういい言い訳になったことだろう。
もちろん私は先に行かせてもらったが、彼はたぶん、あそこで連れを待っていたに違いない。
いくら人の多い筑波山とは言え、仲間と離れても、おじさんに抜かれまいとするなんて、まだ若いなあ。

登山口から45分ほどで、つつじヶ丘からの道との合流地点、弁慶茶屋跡に着いた。
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コースタイムのほぼ半分で来てしまった。

ここは休憩所になっており、大勢のハイカーが休んでいた。
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茶屋跡の標識は何もなかったが、聖天神社が祀られていた。
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ちょうど、ロープウエーが通過して行った。
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ここからは南に宝篋山(461m)が木々の隙間から見えた。
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(つづく)
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