山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

浅間隠山・小浅間山(1)

【2015年10月12日(月)】浅間隠山・小浅間山
10月の3連休は長期予報が二転三転して、なかなか予定が定まらなかったが、最終的には10日野球観戦(CS巨人vs阪神戦)、11日雨のため休養、12日登山と決まった。
で、12日の登山だが、これもなかなか行き先が決められない。
3連休の最終日なので車で遠出すれば、帰りの高速大渋滞が待っている。
かと言って、電車で行ける低山ではまだ紅葉していない。

候補としては、以下の山が挙がった。
①9月の5連休のときに断念した湯ノ丸山(長野県)
②天狗山~男山縦走(長野県)
③帯那山、水ヶ森つまみ食い登山(山梨県)
④子持山(群馬県)
⑤浅間隠山(群馬県)

①は、もう少しとっておきたい気がする。②は登山口まで車で3時間半もかかることが分かって断念。③は登った山の数が稼げそうだし、帰りの渋滞も柳沢峠越えで避けられそうなので決めかけたのだが、どうも、この晴天に出かけるにはもったいない。④はかなり早くから考えていた山だが、なぜかあまり気が向かない。
⑤は前日に急浮上した山だが、ちょうど私にとっての空白地帯にあり、目の前に浅間山が大きく見えそうなのがいい。高速の渋滞は十石峠に大回りして帰れば避けられる。
ということで、浅間隠山(1757m)に決定。
それだけ決めたところで眠くなってしまったので、前夜なんの準備もせず、11時過ぎに寝てしまった。

翌朝は目覚ましがなる直前の4:27に起床。
最近、山に行く時もあまり早起きしていなかったので、「やっぱり起きられない。もう少し寝て、近場にする!」と二度寝してしまうのではないかと心配していたが、ふつうに起きられた。
さっさとパッキングして、リハビリも済ませて、5:15に出発。
まだ日の出前だ。
今日はいい天気のはずなのだが、薄い雲が多い。
でも大丈夫だろう。

関越を走っているうちに、榛名山(1449m)や浅間山(2568m)もよく見えてきて、青空が広がってきた。
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高崎ICで下りて、高崎市街を横断、国道406号を倉渕方面に向かう。
市街地での時間ロスが心配だったが、まだ朝早いこともあり、スムースに抜けられた。
高速ではかなり眠かったが、一般道に出て目が覚めた。
この国道は「くだもの街道」と呼ばれているようだ。
途中、東善寺の小栗上野介の墓など見学していきたい場所がいくつかあったが、登山を優先して通過。
(そうだ、帰りは十石峠ではなく、この道を帰ることにすれば、これらの名所を訪ねることができるぞ)と思いついて、心乱れることなく通過することができた。

道の駅くらぶち小栗の里はまだ営業前。
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山里では稲刈りが進んでいて、ハゼ掛けが美しい。
途中、何度か車を止めて、景色を撮影した。
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滑川大橋の手前からは見事に紅葉した鼻曲山(1655m)を望むことができた。
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これは笹塒山(ささとややま、1402m)かな。
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「はまゆう山荘」を通過。帰りはここで入浴することにしよう。
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(これは14km手前にあった看板)
それにしても、かなりの数の車が止まっている。宿泊者が多いみたいだ。

カーブごとに無駄に標識があるつづら折りの峠道をサードギアで登る。
正面に見える尖った山は、たぶん浅間隠山の南にある岩淵山(1528m)。
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二度上峠(1390m)の手前1kmのカーブ7のところが登山口。
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ここの標高は約1340m。
7:50過ぎに到着し、広い路側帯に車を止める。
すこし先の駐車場はもういっぱいのようだ。あふれた車がこちらにも1台止まっていた。

カラマツが早くも色づいている。
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軽くストレッチをして、8時前に出発。
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最初は沢沿いの道。
まもなく涸れ沢そのものを歩くことになる。
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石がゴロゴロして歩きにくい。
すぐに沢から離れて、つづら折りの道になる。
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すると、上から単独の男性が下ってきた。
車があれだけあったのだから、当然人は入っているわけだが、もう下りてくるとは。
挨拶に声は返してくれたが、どうも愛想が悪い。
と思っていたら、3分ほど遅れて、今度は単独の女性。
彼女も不機嫌そう。
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(左下に小さく見える方)
こんな早い時間帯に、男女の単独登山者が相次いで下ってくるのはどうも不自然。
あの2人は夫婦なのではないか。
で、何らかの理由でケンカしちゃったので、離れて歩くことになり、2人とも不機嫌なのだ。
そんな、つまらない想像をしながら登る。

安高山(約1460m)からの鞍部にのると、傾斜がゆるくなる。
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紅葉が始まっている。
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岩淵山を巻きながら進むと、すぐに主稜線に達する。
ここに標識があった。
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「この道は古くからの道です。道幅も広く、時間、体力的にらくに歩けますから多いに歩いて下さい」と書いてある。
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この場合の「多いに歩く」とは何度も来いということなのか、満喫してくれという意味なのか。まあ両方だろう。

ここは岩淵山の鞍部にあたるので、山頂への踏み跡がないか探してみたが、スズタケが生い茂っていて、とても入れそうにない。
ピークハントは諦めて、素直に稜線を北上する。
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「山と高原地図」には「歩きやすい登山道 広々とした草原」と書いてあるので、どんなに見晴らしがいいところかと期待していたが、完全な樹林帯だった。
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林床が丈の低いササなだけなのに、なぜこんな記述になるのか。
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「→山頂」。了解。
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ほぼ平らな道をしばらく行くと、北軽井沢方面への分岐に出た。
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北軽井沢まで下る道は「山と高原地図」には出ていない。ほぼ廃道に近い状態なのだろうか。

この先、道は稜線を離れ、どんどん西に巻いていく。
「山と高原地図」では、男坂と女坂に道が分かれているように道が2本書かれているが、その女坂にあたるのだろう。
でも男坂の方は枯れ枝で通行止めになっていた。
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植生保護のためのようだ。
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2度ばかり大きく屈曲して、稜線に戻ると、急坂となる。
さっきの屈曲で、後ろから追いついてくる人の姿が見えたので、心持ちペースが上がった気がする。
ひと息つける1538m標高点には、テントが張れそうな平らな場所があった。
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このあたりまで来ると、もみじがもうまっ黄色に染まっている。
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この先は枯れたスズタケの回廊。
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さらに、深くえぐれた急坂を、息を切らして登る。
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露岩を越えると、市倉尾根との分岐に出る。
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だが、わらび平方面の道はよく見えない。
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今回は行くつもりは全くないので踏み跡を探したりはせず、道なりに左折して山頂を目指す。

頂上近くになると、左手が開けてきた。
山頂からも見えるのだろうが、思わず立ち止まって、あちこち写真を撮る。
浅間山からはきれいな噴煙が上がっている。
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山麓には、浅間牧場。
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八ヶ岳が一直線。
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眼下にゴルフ場が広がる。背後は蓼科山(2531m)。
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軽井沢高原ゴルフ倶楽部だ。
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南に展開する鼻曲山。
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なんとなんと、奥秩父の稜線の向こうに冠雪した富士山が浮かんでいる。
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そういえば、さっきカーラジオで「山梨地方気象台が富士山の初冠雪を観測した」と言っていたっけ。
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妙義山(1104m)のギザギザは、迫力満点。
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手前は安高山。まるで波のような山並みだ。
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市倉尾根との分岐がある小ピークを見下ろす。
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岩淵山(手前)と駒髪山(中央、1483m)。
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カシャカシャ撮っているうちに、とうとうさっき屈曲店で見かけた単独男性が追いついて、声をかけてきた。
「富士山見えますね~」
「ええ、冠雪してますね」
「あちらにも冠雪しているのが見えますね」
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「えっと、どこですか。あ、ほんとだ。あれは北岳(3193m)ですかね」
といった言葉を交わし、彼が先行していった。

一人下って来る人とすれ違って、まもなく山頂へ。
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さっきのおじさんが、ザックを山名標に立てかけてあったのが残念だったが、背の高い標識だったので、ザックが写らないよう撮影することができた。
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風が強かったが、体が温まっていたのでゴアを着るほどではなかった。

(つづく)

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