山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

喜茂別岳(上)

【2015年10月3日(土)】
前日(2日)18時過ぎに仕事を終え、地下鉄大手町駅のコインロッカーに預けてあったザックを回収。羽田空港に向かう。
この週末は、高校の同級生O君の実家が所有する、洞爺湖畔の別荘を拠点にニセコなどの山を歩く予定で、夜はバーベキューを楽しむことになっている。
羽田発20時ちょうどのANA76便で千歳へ飛ぶ。
北海道を襲っている爆弾低気圧の影響で欠航が心配されたが、この日ANAの札幌便はすべて飛んだようだ。
私の便もほぼ定刻通りに離陸。
機中では、全日空寄席、立川志の輔の古典落語「帯久」をずっと聞いていた。
面白くて2回聞いてしまった。

新千歳にはやや遅れて到着。手荷物に預けたザックを待って、到着出口に出たのは21:45。
JRの快速エアポートは22:00。札幌都心行きのバスは21:50。
札幌駅に着くのはJRが早いことは分かっていたが、15分待つのがいやで、バスに乗ってしまった。これが大失敗。
まずは、すでに満席で、補助席に座らなければならなかったこと。
これでは途中のバス停に止まるたびに、補助イスをたたんで、後ろの人を通さなければならないし、運転手がいちいち下りて、トランクからお客さんの荷物を渡すのを待たなければならない。

これは予想以上に時間がかかるなあと思っているうちに、今度は雨が降ってきた。
難儀なことだ。札幌駅では屋根のあるところで降りられるといいのだけど。
JRを選んでいたら、22:39には札幌駅に着いていたのに、バスを降りたのは23:15。35分も余計にかかってしまった。
しかも降車場は普通の道路。
すぐにひさしのある場所まで走り、ザックカバーをする。
山に登る前に、ザックが雨に濡らしてしまうとは。

今宵の宿である札幌駅前のR&Bホテルは朝食付きなのだが、明朝は6時半前に出発する予定なので、食べられない。
予め、となりのコンビニで朝食のパンを調達しておいた。
そんなこんなで、部屋にたどり着いたのは23時半を過ぎていた。
とにかく荷物の整理をし、お風呂は諦めて、急いで頭だけ洗い、午前0時すぎに就寝した。

翌朝は目覚ましで5:50に起床、さっそく北海道ポテトのサンドイッチを食べる。
雨はすっかり上がって晴れている。あとは風さえ強くなければいいのだが。
迎え来てくれる、高校の同級生N君とは地下鉄真駒内駅で7時の待ち合わせなので、6:25にホテルを出発。
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6:39さっぽろ発の地下鉄に乗り、真駒内には6:57に到着。
N君はすでに到着しており、まずは藤野にあるO君の実家に向かう。
O君は前日午後の便ですでに帰省していたのだ。
別荘をお借りすることになるので、ご両親に丁重にご挨拶。
このたびはお世話になります。
お二人のことは初めて見たが、O君はお母様とそっくりだった。

O君も同乗し、3人で中山峠へ。
沿道を見る限り、まだ紅葉には早いようだ。
それでも、国道230号を走っていると、子供の頃を思い出して何だかわくわくする。
中山峠には8時前に到着。ここで、しばし待機。
この日喜茂別岳(1177m)に一緒に登る女性陣のK子・R子と待ち合わせなのだ。
2人も高校の同級生だ。

正面に羊蹄山(1898m)が見えるが頂上付近に雲がかかっている。
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西の方には厚い雲が見える。あれが襲ってこなければいいが。

彼女たちが到着するまで、付近を探検する。
アスパラガス栽培発祥の地碑(裏面)。昭和4年に始まったのだそうだ。
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230号の原形である本願寺道路を開いた現如上人の像。
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現在の中山峠は道の駅が南側にできてしまったので、こちらが栄えているが、かつては北側に「峠の茶屋」があるだけだった。それがまだ残っていてくれて、ありがたい。
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背後に見える山のうち、中央左が喜茂別岳。右は中岳(1388m)である。

それにしても風が強いので早々に車の中に逃げ込む。
このぶんでは、頂上はかなり寒そうだ。
女性陣は10分ほど遅れて到着。
トイレを済ませて、すぐに出発した。

9kmほど230号を喜茂別方向に下り、右折して中岳林道に入る。
登山口まで3.7kmの標識あり。
クマやフクロウをあしらった速度標識がある。
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そんなに観光客を意識したものが必要なところなのか。

8時半すぎ、唐突に登山口に到着。
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車を3台くらい置ける駐車スペースがあったので、そこに止める。
雨上がりなので、スパッツでは用をなさないおそれもあるので、雨具の下を履く。
ついでに、少し肌寒いので雨具の上も着込んだ。

軽くストレッチをして、8:44に出発。
DSC_3803_20151014065023ca5.jpg
今日は、いつも先頭を歩くO君がしんがりを希望。
本人は否定していたが、おそらく女子とおしゃべりしながら歩きたかったのだろう。
結果、私は2番手となった。

ここから頂上までも3.7kmだそうだ。
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それに対し、標高差は500mほど。北海道の山はなだらかだ。

まずは、切り払われたササやぶの中を歩く。
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まずはとは言ったが、ずっと頂上までそうだった。

ササの背も高いのであまり眺望もきかない。
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樹木の多くは白いダケカンバ。
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幹にからまっているツタウルシやオオカメノキは紅葉しているが、全体にまだ早い感じだ。
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路面は水が流れているところもあったが、スパッツ程度で大丈夫だった。
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しばらく歩くと林道跡に合流。
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暑くなってきたので、このあたりでみな上着を脱ぐ。

車の通れる幅の登山道が頂上直下まで続いていた。
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ずいぶん昔に切り開いたのだろうが、何のために通したのだろうか。
生えている樹木からして林業関係ではないように思うが。

蔦の絡まった樹木が目立つ。
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空模様は安定しない。
晴れ間も見えるが、雲の動きが早く、晴れている時間は意外に少ない。
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フキの紅葉?
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40分ほどで、「あと2km」地点を通過。
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この先すぐ初めて展望が開けた。
東に小喜茂別岳(970m)。
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左手には目指す喜茂別岳山頂が望めた。
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くたびれたヨツバヒヨドリ。
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下草が少し増えてきた。
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可愛らしいオオカメノキの葉っぱ。
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さらに5分ほど登ったところで、見晴し台と木札がかかっている場所に出た。
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ここからは、小喜茂別岳や中山峠のほか、札幌岳、空沼岳などが眺められた。

南に広がる手つかずの高原。左後方はホロホロ山(左、1322m)と徳舜瞥山(右、1309m)。
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小喜茂別岳。左後方は漁岳(1318m)。
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中山峠の向こうに見えているギザギザは、この時点では分からなかったが、頂上に着いてから恵庭岳(1320m)だと判明した。
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さらに左に見えるのは、狭薄岳(右端、1296m)と札幌岳(左端、1293m)。
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喜茂別岳山頂(右)。
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山腹のササ原とダケカンバ。
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振り返ると登山道の延長線上にちょうど羊蹄山(1898m)が見えた。
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みんなで景色をああでもないこうでもないと5分ほど鑑賞して出発。

これから登る道がなんとなく分かる。
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ササの緑に紅葉が映える。
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標高が高くなるとオオカメノキの赤みも増してきた。
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また、同じような道を延々とだらだらと登っていく。
登り始めて1時間ちょっとで「あと1km」地点を通過。
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さらにヤマハハコの道を進んだ。
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(つづく)
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