山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

横手山(1)

【2015年9月20日(日)】横手山
前夜から万座温泉ホテル日進舘に泊まっている。
ここは万座温泉では最も古く、明治6年(1873年)の創業だそうだ。
現在の経営者は5代目で、客室数170室、収容人員630人の大きな宿である。
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「日本一の高地温泉」を名乗っているが、日本一の高所にある温泉という意味ではない。
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誤解を招く表現だが、高地温泉(標高1000m以上)での酸性硫黄泉は万座温泉のみ、ということらしい。

今年の第7回温泉大賞では温泉施設部門で東の前頭二枚目に番付されていた。
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ここは歴史もさることながら、お風呂のバラエティが豊かであることでも有名な宿だ。
浴槽は男女各9個ある。
まず、本館内に長寿の湯と万天の湯、そして本館から80mほど離れたところに露天風呂の極楽の湯がある。
長寿の湯は一般用と貸切風呂の「円満の湯」に分かれており、一般用には「苦湯」「姥湯」「滝湯」「真湯」「ささ湯」「姥苦湯」の6つの浴槽がある。
カメラ持ち込み禁止なので、撮影はできなかった。

朝5時半に起きて、朝風呂に出かけた。
かなり冷え込んでいたので、内湯で温まってから、極楽湯に行く方針。
まずは長寿の湯に入る。
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屋内に「苦湯」「姥湯」「滝湯」「真湯」の4つ。「真湯」だけが透明だった。
ひとつひとつ、せわしなく入り、露天の「ささ湯」「姥苦湯」へ。
ここからは外の道路が丸見えで、立ち上がると柵の間からお○んちんを見られてしまいそう。
ちょうど、朝6時出発の散策ツアーが出発して行った。

温まったところで、いったん服を着て外の極楽湯へ。
湯冷め防止のため、浴衣姿ではなく、スエットなので、ちょっと恥ずかしい。
湯船にはすでに4~5人の人が入っていたが、眺めがすばらしい。
万座山(1995m)の斜面が正面によく見える。
でも、あちらには遊歩道があるので、こちらは丸見え。
女湯もこんなに無防備なのだろうか。

ゆっくり温まって、本館に戻る。
6時半を過ぎていたので、そのままレストランへ。
さすがに待たずに入れた。
今日はお昼がパンの予定なので、和食にした。
カメラを持参していなかったので、写真はなし。
高原野菜のサラダが美味しかった。

準備をして8:20に出発。
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素晴らしい天気だが、やや雲が流れている。
横手山(2307m)は晴れているといいのだが。
現在、国道292号の殺生河原から万座三差路までの間は、白根火山の火山活動のため夜間通行止め。
でも、とりあえず私の行程には影響がない。
素晴らしい景色の中のドライブウエイ(志賀草津道路)を駆け抜け、渋峠に8:40に到着。
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(渋峠ロッジ)
ここは標高2152mで、日本国道の最高地点だ。

長野県と群馬県の県境でもあり、ちょうどその県境に渋峠ホテルが建っている。
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リフトの営業時間は8:45からということになっているが、すでに動いていた。
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当方も8:43頃に乗り込む。片道500円。
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長さは約900m、所要時間13分。
天気がよく、空気が澄んでいることもあり、眺めは抜群。
左手に四阿山(2354m)。
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そして浅間山(2568m)。
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背後には榛名山(1449m)。
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そして浅間隠山(中央右、1757m)と鼻曲山(右端、1655m)方面。
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ここはそもそもスキー場であった。
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そろそろ頂上が近づいてきた。
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左手の森が横手山の頂上あたり。
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右手には岩菅山(2295m)が姿を現した。
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山頂の電波塔。これは遠くから横手山を識別するための目印になっている。
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はい、ゴール。
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13分の空中散歩を満喫した。

降り立ったところに、山頂の標柱があったが、ここが山頂というわけではない。
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左が、三角点(2305m)のある横手山神社への道。
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すぐに横手山神社の鳥居をくぐる。
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あと234歩で着くそうだ。
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ほぼ平らな道を約250歩。
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三角点と祠、そして標柱のある場所に出た。
(022)(025)
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どこにも「横手山」という文字はない。標高が示してあるだけだ。
「山頂」ということになっているが、三角点の高さは2305m。
横手山の標高は2307mだから、厳密にはここは頂上ではない。

でもそれはどうでもいい。目の前には目の覚めるような眺望が展開している。
北アルプスが雲の上に一直線。
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最初は木戸池からここに登ってくる計画を立てていたのだが、朝のうちにここに来てよかった。たぶん午後に来ていたら雲が湧いていたことだろう。
横手山を先にしたのは理由がある。
標高が高いところからスタートして楽をしようとしたわけではない。
この日の昼食の調達先がなかったからである。
万座温泉から、この日のスタート地点として考えていた木戸池の間にコンビニはない。
泊まった日進館は山小屋でも民宿でもないから、昼飯を作ってもらうこともできない。
かと言って、さすがに前の日に買っておくのは避けたい。
というわけで、「日本一高い所の雲の上のパン屋さん」として有名な横手山頂ヒュッテで、お昼を調達することを思いついたのだ。
木戸池から登り始めたのでは、お昼までに横手山にはたどり着かない。
というわけで、横手山を起点にしたわけ。
9時半に開店ということなので、その時間を目指して来たのだ。

それはともかく、眺望である。
こちらは北端。8月末に登ったばかりの白馬三山。
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右から小蓮華山(2766m)、白馬岳(2932m)、杓子岳(2812m)、白馬鑓ヶ岳(2903m)。

少し重なってその左。私が泣いた不帰瞼が見える。
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中央の平らなピークが天狗ノ頭(2812m)、その左の急降下が天狗ノ大下り。
さらに左のギザギザが不帰瞼。左端の突起が唐松岳(2696m)。

五竜岳(2814m)は飛ばして、その左。
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立山連峰と後立山連峰が重なっているが、手前右の双耳峰が鹿島槍(2889m)。その右奥が剱岳(2999m)。左奥は立山(3015m)。

ずっと飛んで、さらに左に目を移すと、おなじみ槍穂高。
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さて、南に目を向ける。
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草津白根山(2171m)の湯釜の向こうに、浅間隠山(左)と鼻曲山(右)。
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草津白根山の全容。
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浅間山(左)と黒斑山(右、2404m)。
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その右。中央付近に、左から水ノ塔山(2202m)、東篭ノ登山(2228m)、西篭ノ登山(2212m)。
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右奥に蓼科山(2530m)が見える。

さらに右。湯ノ丸山(左、2101m)と烏帽子岳(右、2066m)。
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眼下には緑のひだが美しい。
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国道292号が描くカーブもまた美しい。
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間近に四阿山。
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その隣に根子岳(2207m)。
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手前には平らな御飯岳(2160m)。
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南東方向に目を転じると、榛名山。
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ふもとに白く光っているのは渋川か前橋あたり。
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その左は赤城山(1828m)。手前には子持山(1296m)も見える。
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中央に日光白根山(2578m)。左のまるいピークはたぶん男体山(2486m)。
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これは皇海山(2144m)かなあ。
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北東方向は雲海に沈んでいた。
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さて、じっくり撮影したので、ヒュッテに向かうことにしよう。
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いやあ、本当に最高の眺望だった。こんなことはめったにない。

まだ時間があるので、横手山スカイペアリフトの終点である志賀高原グランペットカフェを回り込んで、幸せの鐘の展望台に寄り道した。
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(つづく)
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