山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

八方尾根(上)

【2015年8月29日(土)】八方尾根
唐松岳山頂山荘に泊まっている。
深夜に目が覚め、トイレにこもる。たまったものを大量に出すことができた。
朝起きると、しっかり雨。何も見えない。
予報では、「しばらくすると雨は上がる」そうだが、何もしないで待っているのも退屈なので、朝食を食べたらすぐ出発することにして、準備を整える。

朝食は5時半。雨具を着て、本館に向かう。
メニューは卵焼きに鮭。ごく普通だ。
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6時半出発。散歩したかった周りの丘も、眺望は望めないので当然のごとく省略。
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かなりの本降りだが、今日は下るだけだ。
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小屋の南角にある分岐を左に折れる。
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直進方向には牛首のくさり場があるようだが、真っ白で何も見えない。
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さて下山路。
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崖のトラバースだが、道幅はかなり広い。
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晴れていれば景色はいいのだろうが、カメラをポケットから出すのも難儀するような天気だ。
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とにかく黙々と下る。
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路面はもちろん水浸し。
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木の橋があったりするので、滑らないよう注意。
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少しガスが薄くなったら、すかさず景色も撮る。
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丸山の手前の小ピーク。寄り道せずに通過。
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池塘が雨でこんなに濁っている。
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トラバースを終え、広い尾根の上を歩く。
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突然現れたケルン。
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丸山ケルンだ。
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このプレートは遭難慰霊碑である。
昭和36年11月24日、国鉄大宮工場山岳部の鳥海勝雄さんが風雪のため遭難している。
合掌。

ここはピークでも何でもないが、「丸山」の名が付いているので、「登った山」に認定。
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長居はせず、そそくさと下る。
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すると、上から声がする。おばさんだ。
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「今日、北海道にお帰りですか~?」
H君のことを言っているようだ。
「いえ、明日です~」と答えた後、みんなで「あれは誰だ?」といぶかしむ。
H君は自分が北海道から来たことなど誰にも話した記憶はないという。
仮に話していたとしても、我々はレインウエアを着ていて、昨日とは全く違った姿をしている。
それを遠くから識別して、しかも遠くから大声で話しかけるような内容の話だろうか。
一同、不思議を通り越して、怖くなってしまった。
ちょいワル系のH君、おばさんに気に入られてしまったのか。
ストーカーでなければいいが。

道は随分整備されている。
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雨だが、歩きやすい。

右手に雪渓が見えてきた。たぶん扇雪渓だ。
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そのへりを下っていく。
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雪渓の末端まで下ると、ちゃんと「扇雪渓」の看板が出ていた。
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この先は、トリカブトやノアザミ、サラシナショウマのお花畑。
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しかし、この雨ではゆっくり観賞する暇もない。

だんだんレンズについた雨滴がとれなくなってきた。
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カメラそのものが壊れてしまわないか心配になってくる。

この先で、第3ケルンと八方池の分岐に至る。
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我々は、左に下り八方池を目指す。
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ここからは木道だ。スリップ注意。
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すぐに八方池。
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せっかくの景勝の地なのに、ガスで暗い。
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ここには長野在勤時代、つまり20年ほど前に家族で来たことがある。
リフトを乗り継いで、終点からまだ2歳くらいだった娘も元気に登った。
あの日はすばらしい秋晴れだったが、今回はちょっと残念な再訪となった。

正面の丘の上に第3ケルンが霞んでいる。
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池のほとりに、飯森神社奥社。安全下山を祈願する。
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寒いので、長居はせず出発。
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ちょっとだけ坂を登る。
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下ると標柱があった。
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ここからはこんなふうに不帰嶮と天狗の大下りが見えるらしい。
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返す返すも残念だが、五竜縦走の際、ここをまた登ればよい。

雨は一向に止まない。
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間もなく、前方にまたケルンが見えてきた。
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今度のは大きい。八方ケルンである。標高は2035m。
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ここはそのまま通過。

道はところによってはこんな状態になっている。
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今度は第2ケルン。
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プレートには「息(ヤスム)ケルン」とあり、これも遭難慰霊碑。
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昭和12年12月26日、猛風雪のため。
遺族は、慰霊のため、そして同じような事故が起きないよう願って、ケルンを建てるのだろう。
文面に「記念として此の指導標を建立す」とあったが、「記念」はおかしいのではないかとH君。同感だが、昭和初期にはこういう言い方もあったのだろうか。

さっきからO君が○意を催していて、あせっていたが、ちょうどいいところにトイレを発見。
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彼に便乗して私も。私の場合、ビールを飲むと出やすくなるのだ。
男子便所の個室のうち1つは故障中だったので、誰もいないことをいいことに、女子の方を拝借する。
すいません。誰も来ないうちに済ませました。
H君は山では大は出ない体質。大変うらやましい。

道はトイレの出前で二手に分かれている。
木道の巻き道と尾根道である。
木道の方が快適そうだが
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八方山ケルンに寄りたいので、直進でお願いする。

尾根道では、真っ赤なカエルと遭遇。
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かなり大きい。体だけで10cmくらいはある。
夜にホテルでいろいろと調べてみたら、アズマヒキガエルの赤色変異であろうとの結論に達した。
この出会いで、一同久々に心が湧きたった。

間もなく八方山ケルンに到着。標高1976m。700mほど下ってきた。
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ここもピークではないが、三角点もあり、「八方山」という名前が付いているので、「登った山」に認定。下りで2座も稼いでしまった。CIMG7869_20150930062122989.jpg

なんと、ここからうっすら白馬方面の山が見えた。
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晴れていたら、さぞかしかっこいいのだろうなあ。

ここからは延々木道下り。
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新しく作ったみたいで、北側に旧道が残っていた。
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八方池までは一般の観光客も来るので、かなり人通りが多いのだろう。

ここで巻き道と合流。
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こんな天気の中、結構な数のハイカーが登ってくる。下界は降っていないのかもしれない。

この先は、岩の露出した歩きにくい道。
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こんな道を、小さな娘が四つん這いになって登っていた記憶がある。

悲しい北アルプス展望台。心の目で見るしかない。
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沢下り状態。
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お、建物が見えてきた。八方池山荘だろう。
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ゴールは8:50。
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コースタイム3時間のところ、2時間20分で下り切った。

(つづく)
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