山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

唐松岳(6)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
不帰嶮一峰から下る。
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この下りは厳しいところもあるが、天狗の大下りとそう変わらない。
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同じように、つづら折りになっているところが多い。
ただ、急なので、お尻をつかなければならないところも少なくなかった。
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見上げると、こんな斜面である。
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岩も乱暴な感じになってきた。
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谷底を見ると吸い込まれるようだ。
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一峰と二峰のコルに無事下りてきた。
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休まず、二峰に取り付く。
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上がガスで見えないのが、幸いなのかどうかのか。
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まずは、くさりにつかまりながらのへつり。
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そして、三点支持の岩登りに転じる。
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ほんとに滑落注意である。
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くさりはあるのだが、足を骨折してから、足場の確保に自信がない。
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こんなところは足場が命なのに。
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知らないうちにカメラのモードが変わってしまい、さらに恐ろし気になる。
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あんなところに矢印を書かれてもなあ。
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いや、なかなかシビアである。
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もとのモードに復帰。
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ここからが難所に次ぐ難所である。
実は写真など撮っている余裕などないのである。
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もちろん、危険のない状態の時に撮っているのだが、常に恐怖感との闘いである。
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実は、へつりも苦手だ。
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落ちたらどうなる、ということがかなりリアルに想像できてしまうのである。

この橋は、山番組でこの道を通る時には必ず映される最大のデンジャラスポイント。
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上ではすでにクリアした2人がさすがに待っていてくれているが、怖いことには違いない。
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自分でもよく写真を撮っていると思う。

どうにかクリア。
ここは上から撮った方が怖さがでる。
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つまり、ここはやはり下る方が何倍も恐ろしいだろう。

ここで一瞬、もう帰りたいと思った。泣きそうになった。
でも帰るには、今来た道を今度は下らないといけない。
つまり行くも地獄、帰るも地獄。
不帰嶮とは、遭難して死んでしまうので、「帰れない」という意味だと思っていたが、もう一つ「帰るに帰れない」という意味があったのだと知る。
我慢して進んで、どうしても唐松岳(2696m)まで行かなければならないのだ。

以前はボルダリングなどもして、いずれは岩もやりたいと夢想していたが、この日、心に決めた。岩はやらない。怖すぎる。
こんなに怖がりになったのは、骨折したせいもあるが、あの事件も尾を引いているのは間違いない。

この先もこんな壁が続くのかとくじけそうになったが、幸いこの先はトラバースだった。
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岩の東斜面を巻いていく。

でも、それも一瞬だけ。
さっきほどの壁ではないが、岩場の連続である。
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写真では分からないだろうが、これも怖かった。
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稜線の上に出ると少しは安心できる。
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ひ~
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ここの巻き道も楽ではない。
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目の前に、こんなレリーフがはめ込まれている。
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昭和39年5月。大阪外国語大学山岳部の学生が遭難した。
まだ雪のある季節である。冥福を祈る。自分はまだ死ぬわけにはいかない。

苦手なへつり。
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ただ、やや道幅があるので助かる。
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ミネウスユキソウ。
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何の実かな。
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○×にはもちろん従う。
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再び、急なくさり場。
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キオン。ただ花も何の慰めにもならない。
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ここもかなり厳しかった。
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岩が斜めになっており、足場が非常に取りにくいのだ。
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さらに登る。
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上からの落石に注意。
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もう、どっちが天地だか分からないような状況である。
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垂直の壁を横目に空中を渡る。
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これはどう登ればいいのか。
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もうどう登ったのか、こんなところがあったのかすら覚えていない。
とにかく登り切ったようで、無事、二峰の北峰にたどりついた。
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回りは×印ばかりだが、
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すこし平らなところがあったので、ここでも10分ほど休憩。
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精神的にかなり、まいった。膝はがくがくしていないのだが、心ががくがくしている。

しかし、不帰嶮はまだ半分。進まなくてはならない。
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この先しばらくは岩場とは言え、稜線の道なのでありがたい。
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10分ちょっとで南峰に着いた。ここは標高2614m。
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正面に三峰のシルエットが見える。
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またあれを登るのかと思うとクラクラする。
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とにかく、また下る。
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今までの道からは想像もつかない平和な道。
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でも、あれが見えると気持ちが萎える。
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いよいよか。
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おっと、これじゃなかった。さらに先だった。
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ガスの中を進む。
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が~ん。でた壁。
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でも、あれは登らなくてよさそうだ。
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これなら普通の登山と同じだ。
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シャクナゲとハイマツ。いつものコンビ。
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少しは岩の造形を楽しむ余裕もできた。
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さて、いよいよ三峰への登りにかかる。
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お~、唐松岳の山頂が見えた。結構、人がいる。
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というか、騒ぎ声が響き渡っている。登山遠足か何からしい。
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知らないうちに三峰は巻いてしまった。登らなくてよかったのだ。
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取り越し苦労だった。

(つづく)

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