山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

尾瀬・燧裏林道(下)

【2015年8月9日(日)】尾瀬・燧裏林道
三条の滝から歩くこと、1時間弱で尾瀬ヶ原温泉休憩所に着いた。
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ここは標高約1420mなので、三条の滝から累計200m近い登り返しだった。
さすがに平滑の滝以降は誰にも会わなかった。

この休憩所は宿泊もできそうなくらい大きい。
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かなりご高齢のおばあさんが店番をしていた。

お隣の元湯山荘が屋根の改修中で、建物全体が足場で覆われていた。
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これでも満室なんだよなあ。
まあ、今夜泊まる東電小屋は温泉でないが、少しでも進んでおくことはいいことだ。
小屋の前には工事の方々が腰を下ろして休んでいた。

マルバダケブキ。
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すぐ先に、温泉小屋。
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そういえば、ここの空きについては問い合わせなかった。
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まあ、尾瀬にはまた何度も来る機会があるだろう。
その時までとっておこう。

それにしても、天気が完全に回復した。暑いくらいだ。
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この辺、今はとくに赤くはないが、赤田代と呼ばれているらしい。
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温泉小屋と燧ケ岳(2356m)を振り返る。
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またまたお腹が空いてきたので、行動食を取り出し、歩きながら食べる。
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ノアザミ。
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ここは尾瀬ヶ原の端っこだが、やはり開けた場所は気持ちがいい。
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緑の海を歩いていく。
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東電小屋への分岐。
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今日の至仏山(2228m)は、頂上だけ雲がかかっている。
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あちらは見晴方面。
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こちらは、今歩いて来た道。三条の滝方面。
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そして当方は右折して、東電小屋に向かう。
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湿原漫歩を楽しむ。
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東電小屋への分岐を折れても、しばらく誰にも会わなかったが、結局2組くらいの人とすれ違った。
この方は温泉小屋か元湯山荘に泊まるのだろう。
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東電尾瀬橋で只見川を渡る。
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なんと、これがあの只見川だったとは。
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あとは黙々と目的地へ。
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これは尾瀬でしか見られないオゼヌマアザミ。
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茎が枝分かれして、がくがくびれていなところが、普通のノアザミと違うのだとか。
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他にもいろんな花が木道の間に進出している。
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いったん樹林帯に入ったと思ったら、すぐに東電小屋に到着。
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15:40すぎ。ここまで4時間、全く休憩をとらず、一度も腰を下ろさなかった。
コースタイムは4時間20分だから、まずまずの成績か。

すぐにチェックイン。
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部屋は本館の向かいにある別館の2号室「三平」。
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2段ベッドが3つある部屋で、今夜の相部屋は1人だけだそうだ。

部屋は清潔で、布団もふかふか。
奥のベッドの下段に陣取る。
すぐに風呂の用意をして、本館へ。

沸かし湯だが、普通の民宿なみである。
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先客は1人。その人が出た後、もう1人入ってきた。
後から来た人とちょっぴり雑談。
東京からバスで鳩待峠まで来たらしいが、関越が渋滞でかなり時間がかかったとか。
バスも満員だったらしい。

部屋に戻ると、同室の人が来ていた。
なんと私のベッドの上段にいる。
「よろしくお願いします」と言われたので、「こちらこそ」と答えたが、この部屋は2人だけだと知っているのに、わざわざ同じベッドを選ぶ神経がよく分からない。
さすがに上下で寝るのはいやなので、こちらが移動した。
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さあ、16時をすぎて、だいぶ涼しくなってきた。
自販機でアサヒスーパードライ(450円)を買い、小屋前のベンチでプシュッと開ける。
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自販機だから、よく冷えている。
サラミをつまみに、湿原や至仏山を眺めながら、facebookで遊ぶ。
幸い、電波が通じた。

飲み終わって、ちょっとあたりを散策。
玄関に歩荷の荷物が立てかけられていた。
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ここの喫茶室では「きりざい丼」が提供されている。
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きりざい丼とは南魚沼郡あたりの郷土料理で、最近ではご当地グルメとして知名度を上げているが、漬物や野菜、納豆を刻んでどんぶりにしたもの。
これがあるのを見て、そうだ、ここは新潟県だったんだと改めて気づく。
尾瀬ヶ原に新潟県が食い込んでいるのは、ここ東電小屋周辺のわずかなエリアだけだ。

明日歩く至仏山方面への木道。
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至仏山は左で、右は八海山(背中アブリ山、1811m)。有名な八海山ではもちろんない。

その木道を少しだけ歩いてみた。
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育ち切ったミズバショウ。
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だんだん、夕方の光線になってきた。
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さあ、小屋に戻ろう。
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この花豆ジェラートもどこかで食べるつもりだ(ソフトを鳩待峠で食べた)。
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この人が同室のへんなお兄さん。
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ここで、東電小屋の成り立ちを説明しておこう。
関東水電という会社が只見川の水質調査や気象観測のため、昭和2年に小屋を建てたのがそもそもの始まり。
この水電小屋は昭和6年に東京電燈に引き継がれてから、東電小屋と呼ばれるようになった。つまり、東電は東京電力ではなく、東京電燈の略なのだ。
その後、戦時体制で電力会社は統合されて、関東配電となり、戦後の昭和26年、尾瀬に所有していた土地ともに、新しく設立された東京電力に引き継がれたということだ。

部屋に戻り、夕食までパソコンで日記を付ける。
食事は17時半から。
メニューはイワナの塩焼きとハンバーグ、野菜の天婦羅など。
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そんなに量はないのに満腹になってしまった。
さっきのビールが効いた。
向かいに座っているのは同室の方だったが、なんとなく話しかけられたくない雰囲気だったので、声をかけないでおいた。

最初に食べ終わって、いったん部屋に戻る。
少しメモ書きなどした後、再び本館に行って、6:10からの支配人による尾瀬の説明を聞く。

一昨年も尾瀬沼ビジターセンターで似たようなことを聞いたので、だいたいは知っていることだった。
ただ興味深かったのは、尾瀬の年間入込数のピークは平成8年の60万人。
今は30万人ほどということ。
オーバーユースを防止するため、1畳に3人詰め込むようなことはやめ、完全予約制で1人あたり1畳は確保できるようにしているという。
個室もかなり多くなっているらしい。
それと、原発事故のあと、ここは風評被害でお客さんが相当減ったらしく、小屋の名称を変えることも検討したが、やはり歴史のある名前を残そうということで、変えないことにしたらしい。
それは懸命だった。
これまでの東電がどれだけ尾瀬の保護に貢献してきたか。
現在、ここを含め尾瀬地域5軒の山小屋を経営しているのは東電グループの東京パワーテクノロジー。
調べてみたら、尾瀬の仕事はほんの一部門で、主に発電所の工事・運転・保守を行う従業員2000人を超える大企業だった。

部屋に戻って、本日の日記を書き上げ、もう一度外へ。
ホタルがいるというので見たかったのだが、見つけられなかった。
宿の人が森の方いるシカに懐中電灯を照らしていたが、これも視認することができなかった。
半袖では寒いくらいになっていたので、早々に引き上げる。

8時前に布団に入ったが、さっきから気になっていたアキレス腱が痛い。
熱さまシートで冷やしてはいるのだが、あまりよくない。
眠れないので、ロキソニンを飲んだ。
布団をたたんで足元に積み上げ、その上に足を置くような形で寝たら、少しは楽になった。
どうやら眠れたようだ。

【行程】2015年8月9日(日)
御池(11:38)~上田代(12:09)~天神田代(12:49)~段吉新道分岐(13:34)~渋沢温泉小屋分岐(13:38)~三条の滝入口(13:56)~三条の滝(14:04撮影14:06)~三条の滝入口(14:14)~平滑の滝(14:43撮影14:47)~温泉小屋(15:03)~東電小屋分岐(15:22)~東電小屋(15:41)
※所要時間:4時間3分(歩行時間:3時間57分)コースタイム:4時間20分
※登った山:なし
※歩行距離:10.6km

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