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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

中央アルプス縦走(1)

【2015年8月2日(日)】中央アルプス縦走
空木岳(2864m)山頂直下の駒峰ヒュッテに泊まっている。
4時頃、まわりがごぞごそし始めたので、我々も起きることにした。
トイレに出ると、外はまだ暗いが、月がちょうど空木岳の真上に上がっていた。幻想的だ。
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南アルプスや御嶽山、八ヶ岳などのシルエットを撮影。
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(甲斐駒&鋸岳)

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(仙丈ヶ岳)

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(白峰三山)

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(御嶽山)

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(八ヶ岳)

塩見岳(3052m)の左肩に富士山が顔を覗かせていた。
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今日も素晴らしい天気になりそうだ。
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1階に食材などを下ろして、自炊開始。
私の朝食はたぬきうどん。
(ス821)
今朝は私のガスストーブを使ったが、すぐにガス欠。
ほとんど空の缶を持って来てしまった。
O君のガスを借りる。面目ない。

朝食を済ませて、外に出ると、ちょうど日の出の時間。
八ヶ岳の右、かなり低いところから日が昇った。
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手前は左が入笠山(1955m)、右が釜無山(2117m)か。
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伊那谷は一面の雲海。その上に南アルプスがすべて見えた。
左から鋸岳(2685m)、甲斐駒(2967m)、仙丈ヶ岳(3033m)、北岳(3193m)、間ノ岳(3190m)。
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塩見岳、荒川岳(3141m)、赤石岳(3120m)、聖岳(3013m)。
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そのさらに南は、ちゃんと同定できない。
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目を北から西に転じると、木曽駒(2956m)と木曽前岳(2826m)の鞍部に槍穂高。
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こんなに密集して見えるのも、ほぼ南から見ている角度ゆえ。
しかも北アルプスはこれだけしか見えない。
ここは絶妙な場所なのだ。

熊沢岳(2778m)の向こうには乗鞍岳(3026m)。
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空木岳山頂もモルゲンロートに染まった。
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頂上で御来光を拝んだ人もかなりいたようだ。
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御嶽山(3067m)も雲海に浮かんでいる。
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絶景を満喫した。

さて部屋に戻って、パッキングを済ませ、トイレに並ぶ。前に1人なので2人分。
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その時入っていた人が異様に長く、その間、facebookに投稿して、時間をつぶした。
我慢できるお腹の状態だったので助かった。

私はちゃちゃっと済ませ、5時半に出発。随分、明るくなった。
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それでも、ちょっとO君を待たせてしまった。

駒峰ヒュッテと八ヶ岳。こんな角度になるとは意外だった。
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登り始めて気づいたが、なんと白山(2702m)が見えてびっくり。
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改めて乗鞍岳。
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木曽駒と槍穂高。
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まだ噴煙をあげる御嶽山。
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空木岳の岩壁。
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これから縦走する遥かなる稜線。
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北アルプスもやっとその上に姿を現した。
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穂高の左に覗いているのは、きちんとは同定できないが、双六岳(2860m)とか樅沢岳(2755m)あたりだろうか。

その左には笠ヶ岳(左、2898m)と抜戸岳(右、2813m)が続いている。
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とにもかくにも、これで3度目の空木岳山頂。
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空木平カールと南アルプス。
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南駒ヶ岳(右、2841m)と仙涯嶺(左、2734m)。
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南駒ヶ岳の頂上にすでに人がいるように見える。
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直下の摺鉢窪避難小屋に泊まっていた人だろうか。

どっしりとした恵那山(2191m)。
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影空木。
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無名の山だが、何とか名前を付けたいので、仮に冠岳としておく。
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赤椰山(2798m)。
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美濃方面の山々。月もすっかり高くなった。
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再び目を東に転じる。鋸岳(2685m)の向こうに見えるのは、北奥千丈岳(2601m)。
その左に金峰山(2599m)が見える。五丈石の突起がかすかに確認できる。
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八ヶ岳の核心部。左から硫黄岳(2780m)、横岳(2829m)、赤岳(2899m)、権現岳(2715m)。
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蓼科山(左、2530m)と北横岳(右、2480m)。
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真の空木山頂。
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まだ日が当たらない西斜面。
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さあ、ひと通り360度の撮影を済ませたので、まずは木曽殿山荘を目指して下っていく。
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今回の山頂滞在は5分もなかった。
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アルプスは雪渓があってこそと思っていたが、緑一色もなかなか素晴らしいと再認識。
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花崗岩の岩峰もあちこちに突き出ている。
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木曽殿山荘のある木曽殿越までは一気に350m下る。
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岩場やくさりの連続で、なかなかシビアだ。
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ただ、この下りは中央アルプスの北の稜線を右手に、南の稜線を左手に見ながら歩ける贅沢な道でもある。
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少し下って、空木岳山頂部を振り返る。
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前に立ちはだかるこの岩峰は巻かずに越える。
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これが、いわゆる第二ピークだったのだろうか。
第二ピークというのがあることを下ってから知ったが、歩いている限り、それらしき表示を見つけることはできなかった。

とにかく北の眺めはかっこよすぎる。
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宝剣岳(右の尖塔、2931m)と木曽駒(左)もくっきり。
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手前の稜線上には檜尾避難小屋の姿も見えた。
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このあたりから、登って来る人と次々にすれ違う。
木曽殿山荘に泊まっていた方々だ。この日、第一の波である。
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岩の殿堂を進む。
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坂はどんどん急峻になっていく。
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なかなか一筋縄ではいかない下りだ。
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やっとひと息つける場所に出た。
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でも、休まずに進む。
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下り始めて、ちょうど30分で第一ピーク(2782m)に着いた。
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ここで落ち着いて、背後を振り返る。
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ここで多くの人が休憩していた。
ちょっとご婦人に聞いてみた。
やはり木曽殿山荘に宿泊されたんだそうで、昨夜は60人くらい泊まっていたという。
定員100人の宿なので、「じゃあ、そんなに混んでいませんでしたね」と言ったら、「いいえ、布団1枚に2人でしたよ」とのこと。
だったら、100人近く泊まっていたのかもしれない。
山荘からも御来光は拝めたという。

正面には相変わらず御嶽山の雄姿。
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下をのぞき込むと、続々と登って来る。
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そして初めて、木曽殿山荘の姿をとらえることができた。
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ちなみに、木曽殿とは木曽義仲のことである。
あの峠を義仲が越えたという伝説があるようだ。

しばし下って、第一ピークを振り返る。
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登って来る人もひっきりなし。いったい何人泊まっていたんだろうというくらい。
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おそらくほぼ全員がこちらに向かっているのだろう。

(つづく)

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コメント

やはり山の風景は早朝に尽きますね♪
素晴らしい写真見せて頂きまして、ありがとうございます。
私も、もう何年山でテン泊してないんだろ…
ちなみに今日は愛娘の友達三人が来て庭キャンプ(汗)
管理人の私は独り山岳テントで寝ています。
はぁ…山行きたい。

  • 2015/09/06(日) 00:26:53 |
  • URL |
  • おつ山 #-
  • [編集]

Re: タイトルなし

おつ山さん、ゴビ砂漠しております。
いつもご愛読ありがとうございます。

お子さんが小さいと、なかなか出かけにくいですよね。
でも、家族で庭でテン泊なんて、とても楽しそうです。
そんなことしたことありません。

大峰山も読ませていただきましたよ。
シャンプーとリンス別にこだわりがあるとは、新たな発見でした。

当方は、もう窓際族なので、どんどん出かけてます。
中央アルプスの後は、尾瀬、大雪山、白馬を楽しんでまいりました。

おつ山さんも、もう少しですよ~(笑)

  • 2015/09/06(日) 09:47:30 |
  • URL |
  • かたこりまさかり #-
  • [編集]

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