山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

空木岳(2)

【2015年8月1日(土)】空木岳
7時半過ぎ、登山開始から1時間50分弱で、池山(1774m)の頂上に到着。
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宝剣岳方面がよく見えた。
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左から、島田娘(2858m)、ひとつおいて宝剣岳(2931m)、伊那前岳(2883m)、舟窪(七合目)。

宝剣岳のアップ。千畳敷カールと千畳敷ホテルがよく見える。
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島田娘のアップ。
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伊那前岳のアップ。
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伊那前岳の稜線。中央右に将棊頭山(2730m)が覗いている。
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伊那前岳稜線の末端にある烏帽子岳(2123m)。
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左から熊沢岳(2778m)、大滝山(2708m)、やや隠れているが檜尾山(2728m)。
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熊沢岳のアップ。
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つなげると、こうなる。
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南アルプス方面はすでにかすんでいて、本当にうっすらとしか見えなかった。
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15分ほど休んで出発。
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正面にヨナ沢の頭(2282m)とその右に駒石が覗いている。
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この先どれだけ下るのか不安だったが、小さなアップダウンこそあったが、ほとんど下らないまま、10分ちょっとで池山小屋に到着した。
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念願の水場も小屋の目の前にある。
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ここは標高1760mなので、山頂から15mほどしか低くない。
ここまで来る労力は、巻き道とほぼ変わらなかっただろう。
これで頂上の展望を楽しめ、小屋コレクションもでき、水場へ遠回りしなくて済むのなら、絶対尾根道の方がお得だ。

水場は水量が豊富で、じゃぶじゃぶ顔も洗えた。
2㍑のハイドレーションはアクエリアスでいっぱいなので、800ccのテルモスと500ccの空ペットボトルに水を補給。
これで、この時点で担ぐ水の重さは、ハイドレーション1.5㍑、補給1.3㍑、お茶+紅茶0.7㍑の計3.5㍑ほど。
頂上までに、ハイドレーションとお茶はなくなるだろう。水800ccは今夜の夕食&明日の朝食用なので、たぶん明日の朝までの分は足りるが、明日1日歩くことを考えると、小屋で多少購入しないといけないだろう。

翻ってO君。水を買うのを忘れたとのことで、昨夜合流してから自販機で買った1㍑を持ってきただけ。ここで補給できることを想定してのことだ。
「容器は4㍑分あるけど、どのくらい持って行ったらいいかなあ」と、O君。
すでに、だいぶ飲んでいる様子だし、「調理用も考えれば、4㍑まるまる入れた方がいいんじゃない?」と答える。
というわけで、彼はほかの容器も含め4.5㍑一気に補給したようだ。
ただ、これが後に響くことになる。

O君の補給作業の間、小屋の中を見学。
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こちらも、なかなか清潔だ。

15分ほどの休憩で出発。
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100mほどで巻き道と合流したが、その手前、巻き道にも同じような水場がある。
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巻き道を来ても、小屋には寄り道せず、水が手に入るようになっていたわけだ。

この合流地点は交差点になっており、行く手は「遊歩道」と「登山道」に分かれる。
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この区別がよく分からない。
英語では「遊歩道」が「access trail」、「登山道」が「moutain trail」になっている。
さっきの道は巻き道と尾根道だったので、そういう区別をしてもいいが、この先は最初に登ってしまうか、後で登るかの違いしかない。
こういうあまり意味のない表示は誤解を招くだけなので、止めた方がいいと思う。

とにかく我々は、距離の短そうな「遊歩道」を行く。
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白樺林の中をジグザクしながら標高差150mを登る。
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林床はシダ。
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カニコウモリも見かけるようになってきた。
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上手に虫に喰われた葉っぱ。
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一気に登った後は、しばらく傾斜がゆるくなる。
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エゾシオガマ。
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アキノキリンソウ。
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池山小屋から30分ほどで、「登山道」との合流点、尻無に到着。
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標高は1970m。登山口から750mほど登ってきた。
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「登山道」からも登山者がやってくる。
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ここではほとんど休まなかった。
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この先のマセナギまでは標高差100mほど。
緑を愛でながら、ゆっくり登る。
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マセナギは尻無から10分ちょっとで通過。
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この先、やや傾斜がきつくなったところで、小休止。
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池山小屋からほぼ1時間の地点だ。

10分ほど休んで出発。
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このあたりはカニコウモリとエゾシオガマの楽園である。
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そしてハナチダケサシ。
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だんだん、傾斜がきつくなってきた。
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さっき休んでから20分ほどしか経っていないが、階段やくさりが連続する大地獄の手前で再び休憩。
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O君が「足がつった」という。
ツムラの特効薬を飲んだが、めずらしくあまり効果がない様子。
この暑さと水の重さが応えているようだ。

15分近く休んで、気力を振り絞って出発。
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大地獄の上りはきつい上に結構長く、標高差で200m近くある。
踏ん張りどころだ。
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ひと息つける場所もあるが
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(オミナエシ)

ハシゴやロープ場が連続する。
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たぶん、このあたりだったと思うが、韓国人の団体とすれ違った。
みなさん「アンニョンハセヨ~」と挨拶をして行くので、「ハングッサラムニカ(韓国人ですか?)」と聞いたら、うなずいていた。
語学力がないとは言え、かなり不躾な聞き方であった。
韓国人といえば、2013年にここ中央アルプスで4人が死亡する遭難事故を起こしている。
それでもやはり来るんだなあ。
今日は天気がよくてよかった。
実は我々も、あの時の韓国人パーティーとほぼ同じコースを歩く予定なのだ。

休んでから10分ほど、10時過ぎに「大地獄」の標識を通過。
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判読に苦労するほど、古びている。

この先、さらに難所が続く。
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なかなか展望は得られないが、あれがヨナ沢の頭(2282m)か。
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引き続き、くさり場の連続。
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なかなか気が抜けない。

しかも、ちょっとガスが出てきたようだ。
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これは何の跡なのか、よく分からない。
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難所は突破し、しばらく尾根をトラバースして進む。
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下に古い道が見える。
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あれは通行止めのようだ。
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ふいに、大声を出し合っている人の声が聞こえてきた。
遭難救助中?
ユニホームに「長野県遭対協」(長野県山岳遭難防止対策協議会の略)と書かれている。
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ちょっと話しかけるのがはばかられる雰囲気だったが、そこを通過する時に、「下で作業をしているので、落石だけ注意して下さい」と声をかけられたので、それに反応する形で質問してみた。
「救助ですか?」
「いや収容です」
「いつの遭難ですか?」
「かなり前ですね」
「そうですか。では、落石気をつけます」

そういえば、登山口に行方不明になっている人の情報が貼りだされていた。
ちゃんと見ていないので、その人が見つかったのかどうか分からないが、帰宅後調べたところ、6月28日に浜松の会社員男性(55)が単独で入った後、行方が分からなくなっているらしい。
現場はとくに危険なところとも思えなかったが、谷は深く、転落したらかなり厳しい場所ではあった。
当方も油断は禁物だ。

(つづく)
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