山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

南海電鉄・加太港(上)

【2015年7月27日(月)】南海・加太
7月27~28日に和歌山出張が入った。
27日夜8時の打ち合わせまでに、和歌山に着けばいいのだが、それではもったいない。
なるべく早く和歌山入りして、周辺の盲腸線を乗り鉄することにした。

自宅を4時半すぎに出発。新所沢4:55発の始発電車に乗る。
高田馬場で山手線に乗り換え、品川駅ナカで朝食のパンを調達。
6:27発ののぞみ3号博多行きに乗車する。
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まずは朝食。
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出張なので指定席。右の窓側だが、この日は車窓はあまり気にせず、パソコン作業に集中。そのあとはしばらくうたたねしていた。

目が覚めると、ちょうど伊吹山を通過するとことだった。
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新大阪8:43着。在来線ホームに移動し、自由席の列に並んで、9:03発の特急くろしおを待つ。
台風11号による被害で、紀勢本線が一部区間不通になっていたため、指定券の取り扱いを休止していると旅行代理店に言われていたのだ。
でも、その翌日から指定券の販売を再開していたらしい。

くろしおは定刻で入線。
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翌日、和歌山でインターハイの開会式があるので、かなり混雑していることを予想したが、意外にもガラガラだったので、余裕で座れた。
この特急は新大阪ではなく京都が始発なのだ。
シートのクッションがかなり弱っていて、随分古い車両であることが伺えた。
空いていたのに、次の天王寺でほぼ満席に。
インターハイ関係者らしき人はほとんどおらず、海水浴っぽい若者が多かった。

阪和線は信太山より南は未乗車区間。
以前、大阪府立弥生文化博物館に何度か来たことがあるが、そのときに阪和線をよく利用した。
和歌山に行くのは、3度目だが、1度目は自転車で行ったし、2度目は南海を利用したので、阪和線は乗り残し区間があったのだ。

ずっと車窓を見て過ごす。
三国ヶ丘駅付近で仁徳天皇陵に注目していたが、切り通しのためほとんど見えず。
その南にある履中陵はこんもりした丘がよく見えた。

「こっちが海側だからこっちに座ろう」と乗ってきた孫連れのおばあちゃんがいたが、海は全く見えなかった。

和泉鳥取駅を過ぎると、和泉山脈越えにかかる。
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阪和自動車道と交差を繰り返しながら山間地を走る。
峠は雄ノ山トンネルだが、ここが県境ではなく、もっと手前だった。

紀ノ川を渡って間もなく、和歌山駅に到着。10:04。
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何本かの電車が停車していた。
紀州路快速。
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和歌山線粉河行き。
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駅構内には様々な観光PRの看板があった。
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あちこちで写真を撮っていると、カメラを提げた少年に声をかけられた。
「撮り鉄さんですか?」
「まあ、そうかな。ただの記録写真だけどね」
「カメラは何ですか?」
「カシオだよ。あまり聞かないでしょ。計算機のカシオ」
「はい」
「君は撮り鉄さんなんだね。頑張ってね」
みたいなやりとりがあった。
大人に話しかけてくるテツ少年なんてめずらしい。
つい応援したくなった。

乗車券は和歌山市駅まで買ってあるので、ここでは途中下車。
駅前に出て、駅舎を撮影する。
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う~ん、和歌山も暑い。
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和歌山市のマンホールは手鞠。
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西条八十作詞・中山晋平作曲の童謡「鞠と殿さま」にちなむのだろう。
「てんてんてんまり、てん手まり~」のあの手鞠唄だ。
5番まである歌詞は全然知らなかったが調べてみると、手がそれて垣根を越えていった手鞠は、ちょうどお国に帰る紀州の殿様の大名行列に紛れ込み、駕籠の上に乗っかってしまった。手鞠は殿様に抱かれて紀州に入り、みかんになったという話。
昭和4年に発表され、「波浮の港」「東京行進曲」で知られる佐藤千夜子が歌って大ヒットした。
それが、和歌山のイメージソング的な存在になっているようだ。
明るい唄だが、よくよく歌詞を読んでみると、なにか暗い意味が込められているような気がしないでもない。

まあ、それはともかく、暑いし、早々に駅に戻る。
小腹が空いたので、ベーカリーでパンを2つ購入。

続いて10:40発の和歌山市行きに乗るため改札を通過。
その時、この表示を見て、安堵。
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おお、紀勢本線復旧している。これで乗り残しをしないで済む。

和歌山市行きに乗る前に、和歌山電鉄の貴志川線を見学。
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タマ駅長が死んだばかりだったが、この会社はもうタマさまさまなので、タマ一色である。

さて私が乗るのは、この電車。和歌山~和歌山市間2駅のみの運行だ。
この区間も紀勢本線である。つまり紀勢本線の終点は和歌山市駅(起点は亀山駅)ということになる。
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ロングシートなので、ちょっと恥ずかしかったが、車中、さっき買ったパンをかじる。

7分で和歌山市に到着。
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和歌山駅はJRのターミナルだが、和歌山市駅は南海のターミナルだ。
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乗り換え時間5分で、南海本線普通難波行き(10:52発)に乗車。
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なつかしい紀ノ川橋梁を渡る。
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前回、出張に来たのはこの橋の取材だった。
2002年7月だったので、実に13年ぶりの再訪ということになる。
当時はまだ1998年に起きた和歌山カレー事件の余韻さめやらぬ頃だったっけ。

橋を渡ると、本線と加太線(左)が分岐する。
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和歌山大学前駅を過ぎて孝子トンネルで再び県境を越える。
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これで「きょうし」と読むとは初めて知った。というか、初めて聞く地名だ。
由来はよく分からない。
南海の孝子駅は南海本線でもっとも乗降客が少ない駅だそうだ。

実際、車内はガラガラ。
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11:06みさき公園駅に到着。
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3分の待ち合わせで、多奈川線に乗り換え。
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11:09発の多奈川行きに乗り込む。2両編成。乗客はほどんどいない。
この線の途中駅は、深日(ふけ)町と深日港でいずれも駅間距離が短いので、復路は駅舎撮影をしながら歩いて戻ろうかと思っていたが、友ヶ島に渡ることにしたので、時間不足で徒歩は却下。

車窓には風情のある木造の民家が次々に現れる。
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深日港駅通過。
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わずか6分、11:15に多奈川駅着。
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多奈川線は営業距離が2.6kmしかない。

盲腸線の終着駅らしい雰囲気に満足。
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和歌山市駅の乗り換えには改札がなかったので、この駅でJR切符を提示し、料金も精算。
和歌山市~多奈川は330円だった。

多奈川駅の駅舎。
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駅前には線路に並行して大きな道路が走っている。
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ここは大阪府岬町。マンホールはヨットのデザイン。
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多奈川駅は潜水艦などを製造していた川崎重工業泉州工場への足として1944年に開業した。
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深日港からは淡路島や徳島へのフェリーが発着し、大阪~淡路・徳島を結ぶ最短ルートとして賑わっていたが、1970年代以降、大阪港や神戸港から直接淡路や徳島を結ぶ航路が充実したため、乗降客は大幅に減少。ここからのフェリー航路は廃止されている。

12分の滞在で、乗ってきた電車にまた乗って、今度は加太線の終着駅加太を目指す。
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11:27発。
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再び深日港駅を通過。
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駅前には岬町役場。
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大川を渡る。
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みさき公園で特急サザン15号和歌山行き(11:36発)に乗り換え。
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自由席はロングシートで特急券は不要だ。
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ちなみに指定席はこんな感じ。
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和歌山市駅には11:49に戻ってきた。
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(つづく)
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