山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

宝永山(下)

【2015年7月25日(土)】宝永山
馬の背分岐から5分ほど下ると大砂走に合流した。
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名にし負うザレ場だ。
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確かに膝に優しく大股で歩けるのでスピードも出る。
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ただ深く埋まるので、前足は高く上げないと、溶岩の小石にひっかかって前のめりになってしまうので要注意だ。
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しばらくすると、時々10m先もはっきり見えなくなるような濃霧になった。
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ときどき休んでいる人がいる。
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山頂から延々下ってくれば、休みたくもなるのだろう。
こちらは下り始めたばかりなので、元気だが。

これは下り専用の道だからいいが、登りだったら大変だ。
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ところどころに小屋か東屋の残骸。
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やっと濃霧の下に下りて来た。
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このまま下ると、御殿場口に着いてしまうので、途中で右折しなければならない。
その道は「山と高原地図」では破線になっているので、分岐がはっきりしていない可能性もある。
見逃して通過してしまうのを恐れて、何度かスマホの「地図ロイド」で位置を確認したが、ちゃんと分岐には標識があった。ここが旧二合八勺(新だと五合六勺くらい)。
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ここで大砂走とはおさらば。
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イメージでは樹林帯の中だったが、全然視界が利く。
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標柱が一定間隔で設置されているので、踏み跡が拡散したりしても迷わなくて済むが、さっきみたいな濃霧だったら慎重に行かないと道を見失ってしまいそうだ。
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正面に美しい寄生火山、双子山が仲良く並んでいる。
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踏み跡と標柱を頼りに進む。
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全面、溶岩の砂浜のよう。
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地面に生えているのは、イタドリとフジアザミ(開花前)くらい。
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これはなんという植物だろうか。
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イタドリ以外にめずらしく黄色い花が咲いていた。キオンか。
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赤いイタドリは富士山に独特のもので、メイゲツソウともいうらしい。
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南斜面は宝永山(2693m)の噴火の影響なのか、山梨県側より低いところまでしか樹林がない。
地面が柔らかいので、足への負担も軽く、軽快に下れる。

上双子山(1929m)は頂上まで標高差で40mほどしかない。
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でも急斜面でザレているだろうから、登るのはかなりしんどいだろう。
あの裏側(南東斜面)に登山道があるが、そちら側はふもとの標高が低いので、150mも登らないといけない。コースタイムは30分になっている。
下りは15分なので、ここも小さな砂走のようなものなのだろう。
今回はスタートがあまりに遅すぎたので、色気は出さない。
もう15時を過ぎている。まっすぐ下っても下山は17時になりそうだ。

頂上に見える突起はどうやらケルンのようだ。
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あそこから見る富士山も見ものかもしれない。いずれ再訪しよう。

傾斜はどんどんゆるやかになっていく。
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地面も締まってきて、どこを歩いてもいいような状態だ。

正面に見えていた上双子山がどんどん左手に移っていく。
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標高が下がり、イタドリ以外のお花もちらほら見かけるようになってきた。
これはホタルブクロ。
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ムラサキモメンヅル。
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芝居の大道具のような光沢の形の整った火山弾がぽつんと落ちていた。
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四辻に着く前に、登山者の姿を発見。
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宝永山から直接、御殿場口に向かう方々のようだ。
私もそのコースを検討したのだが、やはり大砂走を歩いてみたかった。
富士山駅伝で下りの選手がたすきを渡した後、勢い余って豪快に転ぶ姿が印象に残っていたからだ。

四辻まで下ってきたところで小休止。
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ここが二合目で標高約1810m。
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さすがに標高が下がって、少し暑さを感じるようになってきた。
ゆで卵を食べる。

背後に上双子山。左手に下双子山(1804m)。
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休んでいる最中にも、1人通過して行った。
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みな御殿場口に向かう。
この道を経由して水ヶ塚に向かう人は、かなり少ないのだろう。

10分ほどで出発。
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すぐに低木が生え出してきた。
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そして樹林帯に入る。
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石も大きくなり、木の根もあるので、少々歩きにくくなった。
かつての溶岩の流路だろうか。
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これを過ぎると、幕岩上の標識。
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ズミの花がまだ咲いていた。
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間もなく「幕岩5分」の表示。
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きっと景勝地なのだろうが、分岐の先はずいぶん下っているので、これはパス。戻るときに登りが面倒だ。

樹林帯の中をどんどん下っていく。
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四辻から20分で、須山下り1合5勺を通過。
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鬱蒼とした森の中を黙々と歩き続ける。
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足元もさらに歩きにくくなってきた。
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さらに20分ほど歩いたところで、須山口御胎内まで5分の表示。
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今回は、そんなに急な下りもなさそうなので寄り道してみる。
すると2分と歩かないうちに着いた。
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やはり溶岩流のあとの空洞で、胎内めぐりのようなものだ。
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でも天井が一部崩落していて、鳥居の上の空洞は立ち入り禁止になっていた。
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というわけで、下の空洞をくぐり抜けてみた。
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儀式を終えて、登山道に戻る。
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引き続き樹林帯の中を黙々と歩く。
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このあたりは結構いろんな道が入り組んでいるようだ。
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かなり長い。ゴールはまだか。
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標高差があまりないのだけが救い。
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宝永山への道と合流するところで、これから登り始める若者2人を発見。
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この時間から登り始める人がいるとは、さすが富士山。
彼らは1合目から徹夜で登って、明朝のご来光に間に合わせようというのだろうか。
私は暗い中歩くことは基本的にしない。景色が見えないからだ。

ここまで来れば、ゴールはすぐそこ。
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登山口には5時すぎに到着。
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車道を渡って駐車場へ。
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世界遺産登録の碑と富士山スカイラインの「日本の道100選」選定記念碑があった。
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売店を冷やかしてから、トイレへ。
ここに設置されていたポリ容器の水で軽く顔を洗う。

ここからすぐ登れる寄生火山があるようだ。
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腰切塚(1496m)か。今度「登った山」稼ぎのために、このあたりの寄生火山つぶしをしに来ようか。

頂上までは行かなかったが、3年ぶりに富士山の雰囲気を味わった。
富士山は頂上だけではないと実感。
なんて、なんだかお腹がすいてきたぞ。急ぎ、宿に向かった。

【行程】2015年7月25日(土)
富士宮新五合目(12:12)~新六合目(12:35休憩12:45)~宝永山第一火口(13:05)~宝永山火口壁屈曲部(13:29休憩13:40)~宝永山(14:06休憩14:23)~馬の背(14:31撮影14:35)~須山下山歩道分岐(15:05)~四辻(15:37休憩15:47)~須山口御胎内(16:30見学16:36)~水ヶ塚(17:11)
※所要時間:4時間59分(4時間12分)
※登った山:1座(宝永山)
※歩行距離:9.9km

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