山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

銚子電鉄2

銚子電鉄沿線の旅・第2部(4月1日)

犬吠駅はポルトガルの宮殿風の建物で、南国のムードが漂う。
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駅前広場には廃車になったデハ501と相模鉄道モニ2022を利用したレストランがあったが、今は休業しており、物置っぽくなっている。
ホームからも写真を撮ろうと思って、改札の女性に声をかけたら、写真を撮るなら入場券をお求めいただきたいのですが、と言われ、素直に150円支払った。
経営の厳しい銚子電鉄さんなんだから、そのくらいは協力しなくっちゃ。
(他の無人駅は撮り放題だし)
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ここからまっすぐ灯台へは向かわず、遠回り。
南へ向かって少し歩き始めたら、踏切の警報機の音が・・・
立ち止まって、電車が来るのを待った。
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遊歩道に出ると、白波の向こうに犬吠埼灯台の雄姿が見えた。
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途中、海岸に石垣が組んであり、プールのようになっている場所がある。何だろう。
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遊んでいた少年たちに聞いてみたが、「知らない」という。
後で分かったことだが、これはいけすだった。

灯台直下の海岸付近は、「白亜紀浅海堆積物」という名称の国天然記念物に指定されており、ユニークな形状の岩や地層が多い。
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昨年の津波の影響か、遊歩道が崩落しているとのことで、立ち入り禁止区間があったが、ごめんなさいした。
先に侵入している若者たちがいたが、彼らは中国人だった。字が読めないということでもあるまいが。
ただ、この先は非常に美しい景観が広がっていた。自然のいけすのような場所である。
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さらに進むと、立ち入り禁止の理由はこれだった。
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来た道は戻らず、崖をよじのぼって灯台にたどりつく。
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白亜の誠に美しい灯台である。明治7年初点灯。高さは31.3mでレンガ造りの灯台としては尻屋崎灯台(青森県)に次いで全国2位だそうだ。
入場料は150円。昔は50円だったなあ。
以前登ったことがあるので、今回はパス。
付近の文学碑をひとつひとつ回って、君ヶ浜の方へ下りる。
あ、その前に、こんなポストがあった。
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これは君ヶ浜の全景。
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外川ミニ郷土資料館で見せてもらった写真では、君ヶ浜の砂浜の幅は何百㍍もあったが、今はすっかり細ってしまった。
たぶん、砂の供給が年々減っているのだろう。あちこちの海岸をコンクリートで固めていることが背景にあるのかもしれない。
浜には幸せそうなカップルもいました。
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まあ、後ろ姿だから人権上問題ないだろう。
写真を撮っていたら、年配の男性がにやりとしてすれ違って行った。

ここで一旦、海とはおさらば。内陸に入って、君ヶ浜駅へ。
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ここも南国ムードたっぷりだが、線路に生えた雑草が廃線を彷彿とさせる。
ここから隣の海鹿島駅まで1駅分だけ乗る。
下りる時、車掌さんに運賃を小銭で渡したら、10円玉を線路に落としてしまった。
やさしい車掌さんは10円足りない運賃で「ああ、いいですよ」と許してくれた。
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電車が去った後、線路に下りて10円を回収したのは言うまでもない。
この駅は関東最東端の駅だそうである。
駅舎もなかなかしぶい。
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この時計も駅名標も哀愁を感じさせる。
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ここからまた文学碑散歩。
国木田独歩の碑には「なつかしき わが故郷は何処ぞや 彼処(かしこ)にわれは 山林の児なりき」(詩「山林に自由存す」の一節)とある。
独歩は1868年に銚子沖で難破した播州龍野藩の神龍丸に乗っていた国木田専八の息子。専八はしばらく銚子に残り、地元の娘と結ばれ、生まれたのが独歩。
武蔵野のイメージが強い人だが、生まれたのは銚子というのは意外だった。
詩碑はものすごい大きな岩である。
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次は竹久夢二。碑文は有名な宵待草。「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな」
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この詩は、海鹿島海岸にひっそりと咲く宵待草によせて歌ったものという。
夢二は明治43年夏にここ海鹿島に遊び、うら若き女性と知り合う。お互い惹かれ合うが、結ばれることのないまま別れる。翌年、当地を再訪した夢二は彼女がすでに結婚してしまったことを知る。
いくら待っても来ることのない彼女を思い、歌ったのだ。

このほか尾崎愕堂(尾崎行雄)歌碑、小川芋銭句碑を見学し、西海鹿島駅へ。
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駅のすぐ横に、なかなか味わい深い踏切があった。
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とぼとぼ歩いて、10分もかからず笠上黒生駅。「かさがみくろはえ」と読む。
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構内には、国鉄ワム8000形貨車を改造したトロッコ客車「ユ101」がひっそりと余生を送っていた。「澪つくし号」の愛称で親しまれたが、2007年以降使用されていない。
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本日はここまで。
明日は久々に山歩きをしてきます。丹沢の表尾根から鍋割方面へ1泊で行って来ます。
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銚子電鉄沿線の旅・第2部(4月1日)犬吠駅はポルトガルの宮殿風の建物で、南国のムードが漂う。駅前広場501と相模鉄道モニ2022を利用したレストランがあったが、今は休業しており、物

  • 2012/04/27(金) 17:31:49 |
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