山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

志賀高原(上)

【2015年7月18日(土)】志賀高原
7月の3連休はどの日もずっと天候不順の予報だったが、近づくに従い、後半2日は回復基調になってきた。
最初は、御池から燧裏林道を通って温泉小屋、翌日は至仏山に登って鳩待山荘、3日目は笠ヶ岳経由で湯の小屋温泉に下るという2泊3日の尾瀬大横断のプランを立ててみたが、天候以前に、この時期、尾瀬の宿はどこも満室で問題外だった。
しからばと、最近目をつけていた野反湖周辺。白砂山を含め1泊2日のプランを考えたが、これも野反湖キャンプ場がいっぱいなので断念。
3連休とは言え、キャンプ場がいっぱいとはどんだけ人気なんだ。

結局、あちこち迷走した揚げ句、志賀高原に落ち着いた。
初日は移動日で熊の湯まで。翌日は志賀山、大沼池、赤石山を経由して岩菅山山頂の避難小屋に宿泊、最終日は下山して、焼額山に登り返し、竜王山を経て竜王ロープウエーで下るという、志賀高原大周回コース。
本当はバスで渋峠まで行き、横手ヒュッテに泊まりたかったが、熊の湯の一望閣が安くとれたので、そこからスタートすることにした。

帰りは竜王ロープウエーの山麓駅から日帰り温泉やバス停への距離が遠くて悩んだが、山麓駅すぐ下にあるホテルニューポートに立ち寄り湯ができるかどうか問い合わせてみたところ、「ホテルではやっていないが、近くのよませ温泉・遠見の湯まで送迎します」という。
経営が一緒なのだろうか。破格のサービスである。
ありがたくお言葉に甘えることにした。

初日は熊の湯に行くだけなので、11時頃、ゆっくり家を出るつもりだったが、蓮池でバスの乗り継ぎ時間が1本ずらせば45分くらいある。
そのくらいあったら、近くを散策できるかなあと考えているうちに、そうかもっと早く出れば、たっぷり付近の池めぐりができるではないか、と気づいた。
雨が降り続いていたら、そのまま宿に入ってしまえばいいだけだ。
どうせ、早く目が覚めてしまうのだし、出発を3時間早めることにした。

今回は3日間の山旅のうえに、避難小屋泊も含まれているのでザックが重い。
最近は持ち歩いていないシュラフにマット、3日分の着替え、ガスストーブ、食料、そして小屋に水場はないので、2日分の水。
これだけかつぐのは骨折以来初めてなので、少々不安がつのる。

9:13新所沢発の電車で出発。
所沢、秋津、武蔵浦和と乗り継ぎ、大宮に10:08着。
わりと並んでいる人の少ない2号車(自由席)をねらって並んだが、さすがに3連休の初日だけあって、すでに満席。デッキもいっぱいだ。
私は最後列座席と壁の間にザックを置いて、自分もその間に入り込み、細長いテーブルに腰掛けた。
機転をきかせてなんとか居場所は確保できたものの、これでは登山用のイスを持ってきても使いようがなかった。
軽量のため置いてきたのは、ある意味正解だった。
熊谷や高崎で停車するたびに、さらにお客さんが乗ってきて、ぎゅうぎゅう詰めになってきた。
でも軽井沢でかなり下りたので、そのタイミングでようやく座ることができた。
やはり3連休となると、出かける人の数がけた違いだ。

長野には11:45着。
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さっそく駅構内のコンビニで弁当を2つ購入。
これから長野電鉄の中で食べる昼食用と、今夜、宿で食べる晩飯用だ。
お昼は「幕の内弁当」、夜は「鶏の照り焼き弁当」。締めて800円ちょっと。
宿はなぜか、単独客向け2食付きのプランは売り切れになっていたのだ。

JRの駅構内を抜けて、長電の駅に向かう。
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懐かしい長野五輪のエンブレム。
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長電長野駅に通じる地下道を見落とし、大通りを渡って、地上の入り口から長電の駅に下りる。
おかげでJRと長電両方の長野駅の写真が撮れた。まだ小雨が降っている。
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長電の長野駅は地下駅だ。

乗るのは、12:10発特急スノーモンキー湯田中行き。
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なんと成田エクスプレスのお下がりだった。
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こちらの方はガラガラで先頭車両にほぼ独占状態で座っていたが、発車間際にはほとんど満席になってしまった。
私も発車までの10分ほどですっかり弁当を平らげてしまった。
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12:10発車。
志賀高原方面は雲の中。千曲川を渡る。
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北信五岳も頂上が見えるのは斑尾山(1382m)だけ。
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小布施駅で半分くらいが下りた。やはり人気の観光地だ。
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湯田中へ40‰の急坂を電車はあえぎながら登る。
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湯田中12:54着。
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ホームの足元を見ると、ここには2種類の特急が走っているようだ。
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この絵からすると、特急ゆけむりは小田急ロマンスカーのお下がりだ。

外に出ると、雨はほとんど止んでいる。
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これなら歩けると判断し、バスのチケットは一番下にある水無池の最寄りバス停、旭山下までを購入。720円。
乗客は10数人ほど。外国人が何人かいた。
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本来このバスは白根火山行きだが、草津白根山(2171m)の火山活動がレベル2で交通規制がかかっており、渋峠(2172 m)までの折り返し運転になっている。
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上林温泉を通過して、13:32、旭山下バス停に到着。
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さっそく歩き始める。霧雨をわずかに感じる程度なので、雨具はとりあえず着ないでおく。
水無池の入り口に着いたところで、遊歩道に濡れた草花が覆いかぶさっているのを見て、あわてて雨具上下を着用。
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思い切って進んでいく。

まずはシナノオトギリのお出迎え。
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そしてウツボグサ。
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アザミ。
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ヤマオダマキ。
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ヨツバヒヨドリ。
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ヤナギラン。
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ここは標高1380mほどだが、高山植物が多い。

遊歩道は水無池の回りをめぐっているが、しばらく歩いてやっと池が見えた。
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この池は流れ出る川がないが、底の一部に水を通す箇所があって、豪雨の後でも満水になることがないので、「水無池」と呼ばれているのだという。
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正面にこれから登る旭山(1524m)が見える。
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橋を渡るといったん広い道に出る。
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そして、間もなく車道に出た。
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前方に琵琶沼が見えた。背後は丸池スキー場。
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奥には志賀山(2037m)も見える。
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この後、旭山に登るため、少し戻って左折。舗装された細い道を進むが、なかなか山を登り始めない。
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これは「山と高原地図」に言うところの湖岸の道かと疑い、いったん車道に戻り、ほかの入り口を探しつつ、少し逆方向に歩いてみる。
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しかし、それらしき道はないので、また引き返して、やはりこの細い舗装路行くことにしたが、旭山まで1.2kmという、この標識もよく分からない。
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そんなに距離があるのだろうか。
道は一向に登る気配なくトラバースを続けたまま、頂上らしき場所の直下を通過してしまった。
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「あれ、この道はやっぱり頂上へは行かないのかな?」
そういぶかって、ヤブを直登しようかとも思ったが、こんなところで転んだり、ヤブこぎでずぶぬれになったりするのもばかばかしいので、止めておく。

この旭山というのは、頂上のことではなく、あちら側のふもとにある「旭山公園」みたいなものなのかなあ。
などと、どんどん疑念を募らせ、「それならもうそれで仕方ないや」と半分諦めの境地で歩いていたら、頂上への分岐が出てきた。
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は~ん、そういうことか。散々巻いておいて、逆側から登らせるわけだ。
だから、距離があんなに長かったんだ。
それにしても「山と高原地図」の表記は完全な誤りである。
困ったものだ。

やっとしっかり登り始める。
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雨に濡れた緑が美しい。
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頂上近くには「白樺美林」なる林があった。
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旭山には琵琶沼から30分ほどで登頂できた。
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(つづく)
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