山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

摩周岳(2)

【2015年7月13日(月)】川湯温泉・摩周岳
川湯温泉街を朝食前に散歩した。
ちょっと歩いただけで6軒の廃業ホテルを発見できた。
川湯温泉の年間観光客数を調べてみると、
1991年度が56万人なのに対し、2012年度は18万人。
なんと20年あまりで3分の1以下に激減している。これは異常だ。
お湯のよさには定評がある。屈斜路湖と摩周湖の間にあり、阿寒湖畔のように湖畔の温泉ではないが立地は決して悪くない。
阿寒国立公園をめぐる旅で、温泉に泊まるなら、阿寒湖温泉と川湯温泉が2大選択肢である。
にもかかわらず、この寂れぶりは度を越している。
何が問題なのか。
ネットで検索してみると、定員100人程度の中規模ホテルが多いので、宣伝力が弱く、旅行業者にも買い叩かれてしまうという分析もあった。
また、東日本大震災による旅行者の減少も痛かったらしい。
宿に個性がなく、料理も定番ばかりとの批判もあった。
どれもあたっているのかもしれない。
あとは下り坂を転げ落ちるばかりなのか。
確かに、あの温泉街を見たら、私のような物好きでない限り、二度と来たいとは思わないだろう。
中国人など外国人客に活路を見い出すしかないのかもしれない。

というわけで泊まっている川湯観光ホテルに戻ってきた。
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近くに野良猫の親子が暮らしていた。
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朝食の7時までにはまだ時間があるので、車で硫黄山に出かける。
ここも去年行ったばかりだが、北海道の観光地は何度でも行きたくなる。
やはり「ふるさと」だからなのだろうか。
まだ早朝なので、駐車場の係の人はおらず、無料で駐車できた。
当然のことながら、相変わらずもうもうと白煙が上がっている。
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いや、何度見てもすごいや。
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噴気孔は真っ黄色の硫黄の山になっている。
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あたりも荒涼とした風景だ。
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満足。川湯温泉駅に寄り道して、ホテルに戻る。

朝食も夕食に引き続きバイキング。メニューには肉系が少なかった気がする。
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でも、とろろ昆布がおいしかった。

8時30分ごろにチェックアウト。
近くのセイコーマートでパンを買い、車で摩周湖の第一展望台に向かう。
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雨は一時本降りだったが、幸い今は止んでいる。
こんな天気なのに、霧は出ておらず、摩周湖もしっかりと見えた。
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おお、カムイッシュ島の向こうには斜里岳(1547m)も。
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振り返ると、西には富士山のような山が見える(右)。雄阿寒岳(1371m)だ。
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永平寺73世・熊沢泰禅禅師が摩周湖を讃えた漢詩の碑(昭和35年頃建立)。
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休憩舎より少し北に、幕末期の南画家・春木南華による「(松浦武四郎の)久摺日誌を読んでの碑」があったらしいが見逃してしまった。

これはこれから歩く稜線。
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読売旅行の団体さんが写真撮影している昭和の風景を見送って、9時に出発。
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摩周岳(857m)まで7.2kmのピストンである。
登山届も提出。
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ここは標高546m。まずは510mくらいまでだらだらと下る。
最初から、いろんな花々が迎えてくれる。
そこら中、オニシモツケだらけだ。
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オオハナウド。
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ミヤマヤマブキショウマ。
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稜線からはササ原越しに摩周湖と摩周岳が見える。
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歩くに従い、この角度が刻々と変わっていく。

ウツボグサ。
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外輪山の外側はゆるやかなササの斜面。
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ぽつんぽつんとシラカバの立ち木があり、北海道らしい風景だ。
はるか向こうは根釧台地。今日は見えにくい。
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どうせ雨が降ることは分かっているので、雨具の上下を着込んでいたが、暑くなってきたので、やっぱり上だけ脱いでしまった。
この後は、小雨が降ったり止んだりしたが、頂上までは着ずに通した。

ヨツバヒヨドリと摩周湖。
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シラカバの並木を行く気分。
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湖岸への立ち入りを禁止する看板があった。ということは下りられるのだろうか。
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その昔、松浦武四郎は湖岸まで下りて、洞窟で一夜を明かしたらしい。

ミヤママタタビ。一瞬、桜かと思った。
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ミヤマイボタ。
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683mピークはまだまだ先。
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あまり美しくないが、フキも盛大に繁茂している。
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チシマアザミ。
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ゆるやかなアップダウンを繰り返しつつ、490mの最低地点に達した。
ここからは、だらだらした長い登りに転じる。標高差は約200m。
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石段がところどころにある。
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ウツボグサ。
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シラカバの林の中に入っていく。なぜ、みんな幹が細いのだろうか。
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風が強いので、太くなると倒れてしまうから、と考えてみたが、見当違いか。

歩いてきた稜線を振り返ってみる。
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どうしても第一展望台を見つけることができなかった。

チシマフウロ。
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熟して真ん中の緑が肥大化したシコタンキンポウゲ。
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オオヤマフスマ。
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ハンノキの実。
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木のトンネルに入った。
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ウラジロタデ。
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あともう少しで683mピークに着きそうだ。
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摩周岳も近づいてきた気がする。
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振り返ると、再び雄阿寒岳(1371m、左)。
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おお、やっとピークに着いた。ここまで3.1kmを1時間17分だから、必ずしも早くない。
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三角点があるのに、すっかり忘れて素通りしてしまった。

(つづく)

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