山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

雌阿寒岳(1)

【2015年7月12日(日)】雌阿寒岳
12日は5:50に起床(ホテル阿寒湖荘に宿泊中)。
夜中何度か目を覚ましたけど、8時間以上も寝てしまった。
部屋からの眺め。
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(日の出直後)

ささっと準備をして朝の散歩に出かける。
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(6時頃)

午前6時に玄関前に集合すれば、ホテルスタッフがボッケを案内するとチェックインの時に言われたが、みんなとぞろぞろ歩くのはいやなので、少し遅れてホテルを出た。
気温は12℃まで下がると脅かされていたが、薄手の長袖で十分だった。

まずはホテルの中庭に出る。芝生がきれいだ。
「弁慶の足湯」なる足湯がある。説明がちょっと変。
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「この湯はとなり町本別町まで来たと言われている弁慶が足を休めた湯です」
となり町までしか来ていないのに、ここの湯に足を入れられるなんて、どんなに長い足なんだ!

水辺の木道を歩き、森の中に入る。
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(右奥はフップシ岳1225m)

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右手は前田一歩園なる庭園になっている。
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朝の散歩をしている人は意外に多く、ボッケまでの間に5~6組とすれ違った。
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左手は湖岸。沖に見えるのは小島。
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風もなく湖面は鏡のようだ。
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ボッケに至る手前にマリモの唄の歌碑があった。
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(奥は雄阿寒岳1371m)

この歌は阿寒湖の遊覧船でむかし聞いた覚えがある。
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1953年に大ヒットしたらしいが、生まれる前のこととて知っているわけもない。
歌った安藤まり子のことも知らないが、現在も86歳で現役の歌手だそうだ。

ボッケに来るのは3回目か4回目。
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最初は小5の時の家族旅行、2度目は大学3年の時の自転車部の合宿。
子連れの北海道旅行の時に寄ったかどうか、そこの記憶があいまいだ。

ボッケそのものは記憶の通りだったが、周辺の雰囲気が何となく違う。
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小5の時には、ここに遊覧船の桟橋があった気がするが、これは勘違いかもしれない。

湖岸からも湯気が立っているが、立ち入り禁止だそうなので見るだけ。
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はるか沖にヤイタイ島が見えた。
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湖岸から少し離れた場所にもボッケはある。こちらは少し乾いた感じ。
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吹き出し口が火山のように盛り上がっている。
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ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」という意味だそうだ。
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このフェンスは貴重な生物の保護のためのもの。
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ボッケ周辺は、その熱気のため雪が積もらず、温暖な気候になっている。
それゆえ、温暖だった縄文海進期の生き残りであるタンボオカメコオロギやツヅレサセコオロギなど5種のコオロギが生息している。
その餌となる植物が、シカに食い荒らされないよう、囲っているというわけだ。

シカはそれ以外にも食害を引き起こしているようだ。
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では周回コースでホテルに戻ろう。
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帰り道に松浦武四郎の碑があった。
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松浦は安政五年(1858年)三月二十七日(新暦5月27日)に阿寒湖畔を訪れており、「アイヌの人々が言うには、久摺(現在の阿寒周辺)の大自然美は相当なものらしい。しかし未だこの地を探検した者はないという。これは自らを奮い立たせて挑もうと、案内役のアイヌなど9名と釧路を出発し山へと入った」と「久摺日誌」に記している。
碑には「水面風収夕照間 小舟棹支沿崖還 怱落銀峯千仞影 是吾昨日新攀山」と漢詩が刻まれている。
「夕方になり、湖面も波立たない静かな中、周辺の崖に沿って小舟を動かしていると、雪をかぶった美しい雄阿寒岳の雄大な姿が、影となって湖面におとしているではないか。この山こそ、わたしが昨日登った山なのだ」というような意味らしい。(以上、鶴雅グループのfacebookによる)。

松浦の日記には阿寒湖畔のコタンの記述はないので、150年前にはここにアイヌは住んでいなかったと考えられているらしいが、本当だろうか。
温泉も涌き、阿寒湖の魚にも恵まれる場所である。村がなかったなんてありえるのだろうか。

エコミュージアムセンターは改修中であった。
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ホテルの向かいにあった「梟の手湯」。
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旧阿寒町のマンホールはすずらんのデザイン。
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これで朝の散歩を終え、ホテルに到着。
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露天風呂にさっと入って、すっきり。
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ここの温泉は無色無臭弱酸性で、源泉は58℃もあるという。

売店をちょっとひやかす。
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7時半からの朝食は1階の食堂で。
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8時すぎに出発。近くのセブンイレブンで昼食のパンを調達する。
今日は35℃まで上がるとのことなので、水分はたっぷり必要だ。
暑さ対策のため「熱さまシート」も購入。延髄に貼り付けて行動することにする。

登山口の野中温泉には8時半に到着。すでに多くの車が止まっている。
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休業中のオンネトー温泉「景福」。
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こちらは元気に営業中。国民宿舎野中温泉。
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日帰り入浴もできるようだ。1人200円。
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トイレやストレッチを済ませ、8:50に出発。
最初はちょっとだけ車道歩き。
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温泉そのものの沢を渡る。
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登山口で登山届けを提出。
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本日の登山者名簿を見てみると、ざっと数えて40人くらい入山している。
「他○人」みたいな記述も多いので、100人近くは先行していそうだ。
夏休み前だから、まだピーク時よりは少ないんだろうけど、やはり百名山だけある。
登山口周辺はアカエゾマツの展示林。
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その松ぼっくり。
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赤ちゃんもお母さんに寄り添っている。
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有毒ガスに注意!
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最初はゆるやかな登り。
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沿道には、ゴゼンタチバナが咲いている。
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ゴゼンタチバナの葉っぱを下から。
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道は次第に岩がごろごろ。
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木の根も輻輳してきた。
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登山口から15分ほどで1合目。ここは休まずに通過する。
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大きな岩を抱え込んでのびるアカエゾマツ。
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この先で、単独女性に抜かれる。
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今日は暑くなる予報なので、水分を早め早めに取り、こちらは歩くペースもゆっくり。と負け惜しみ。

傾斜が徐々に増してきた。
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今度は家族連れが前に見えてきた。
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まもなく2合目。30分ほど歩いたので、ここで一息入れる。
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エゾイソツツジ。
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シャクナゲの葉っぱに似ているが、かなり細い。

岩とたわむれる木々。
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45分ほどで3合目。ほぼ15分ごとにうまく刻んである。
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この先はハイマツ帯。
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この登りで、さっきの家族連れに再び追いつき、先に行かせてもらう。
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彼らとはずっと抜きつ抜かれつで、頂上近くまでのお付き合いとなった。
最初は「もう歩くのいやだ」といった雰囲気だったおねえちゃんが、なぜかどんどん元気になり、大人に声をかけられると「お父さん、置いてきちゃった」と得意になる始末。
ほほえましかった。

延々まっすぐ続くハイマツの道。
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エゾイソツツジも群生し始めた。
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アカモノ。
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もう下りてくる人がいて、びっくり。
暑くなることを見越して相当早くから登っていたのだろう。

(つづく)
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